ハロー太陽!走った走った北海道編 8/15

 イヤー、気持ちイイ!最高!今日はベッドの上で日誌を書いている。お風呂上がりで体ポカポカ。髪ふかふか。心身ともに軽い。足も伸ばせる。今日
は名寄市のビジネスホテルはやしに泊まった。この部屋はロー力ル局の草野利美アナが泊まったらしい。サインが飾ってあった。今日のトータル運勢は
1歩後進2歩前進と言ったところか。1日に進む距離が少なくてイライラしていたのだ。原因は分かっている。朝出発するのが遅いからだ。今日は駐輪
場にテントを張っていたおかげで他のライダーの出発の音で目が覚めた。6:00。6:30には起きて出発の準備を始める。今日のラッキー1。雲が
薄い。ところどころ水色。もしかしたら晴れるかもしれない。バイクにパッキングする前プラグ交換を行う。光岡ゼロワン?の様なオープン力ーも走っ
ていた。もちろんルブも注す。8:30頃キャンプ場をスタートする。この中富良野森林公園キャンプ場は今日富良野一帯で見物しようとするスポット
のちょうど中間辺りなので、南に少し戻り順に北上する形となってしまう。第一目標は麓郷の森だ。ここはあのドラマ”北の国から”のロケ地らしい。
一旦富良野に入る。ライダーハウスの前を通るとライダー達が元気だ。晴れの富良野。元気なのも分かる。麓郷の森へは川沿いを走る細いワインディン
グだ。なぜか車と競争。ハイペースとなる。着いた麓郷の森は朝もまだ9時というのに観光バス、車、バイクであふれていた。人も多い。何か不自然な
感じを受けた。ログハウスが立ち並ぶ。森の中にスポットが点在するという格好だ。細い道でつながる。そこを人がぞろぞろ連なる。とりあえず人の流
れに沿って行ってみる。何が変か。□ケの家がとにかく小さい。人が異様に大きく見え、それがこの森をミニチュアのような感じを与えるのだ。有名な
(自分の覚えている風車付きの)セットはもう無いのか見つけられなかった。とても残念だったワケで。オフ車で一人でツーリングしている女性ライダ
一や同伴者のいる女性ライダーも来ていたが、ヘビーなライディングギアに身を包んだ女性は新鮮でかっこいいと思った。この頃富良野上空は曇り。雲
が厚い。駐車場のすぐ側になぜか馬3頭が放牧されていた。そのうち子馬が一匹。噛みつく癖があるらしい。次は富良野代名詞ラベンダーを見に日の出
公園を目指す。ラベンダーを見るならここしかない。再び富良野に入り中富良野をパスして上富良野に向かう。途中力タナとなかよ〜く走る。日の出公
園に近づくと花で書かれた日の出の文字が目に入った。近いはずだが案内が見あたらない。1度通り過ぎてから入ることができた。一番下に止めたため
歩いて公園を上る。!?。ラベンダーが見あたらない!売店もシャッターを降ろしている。どこか別の場所にある?と思うが公園の山肌を覆う枯れた謎
の植物。ラベンダーは枯れていた。シーズンは終わっていたのだ。ショック,ショック!ショーック!富良野に来たのにおきまりのラベンダーが見れな
いとは!しかも富良野は曇りだ。キャンプ場近くにまだラベンダーがあることを思い出す。なんとしてもラベンダーを見るべく再び中富良野へ引き返す。
富良野を走り回る。しかしここも残念。枯れきってはいないが枯れる寸前だった。花に生気がない。写真を撮る気にもなれない。それでも強く残る芳香
が名残惜しい。ラベンダーのお土産は女の子受けすると思いつつも種も苗木もドライフラワーも買わなかった。いつか2人で来ようと誓う。誰と?どう
せまた見に来なくてはならないのだ。まだ富良野は曇りだ。美瑛はもう近い。これでは美瑛も曇りかと落胆する。もう昼の時間だ。美瑛にはいる前に食
堂に寄ろうと考える。R237号を北上する。富良野を抜けると一気にらしくなった。緩やかな丘陵が左右にうねる。写真が撮りたいと思うが車も走っ
ている。そうこうしているうちに絶好の撮影ポイントは後ろに過ぎ去ってしまった。しかし青空が広がった!初めての青空だ!アクセルが軽くなる。赤
い旗発見!道を下りラーメンを食べに入る。店内では終戦記念の式典を放送していた。今日が8月15日とは気付きもしなかった。外へ出る。トイレも
あった。空は青い。いても立ってもいられずシャッターを切る。青空が今にも消えてしまいそうに思えてしまう。それだけ雨に降られたのだ。心も踊る。
花壇の花を接写してみたりする。店を出るのにひどい砂利で苦労した。出るとすぐ深山峠パーキングだった。展望台もあったので昇ってみる。写真を撮
った。これでホッとする。太陽の保険だ。パーキングにはたくさんのバイクとライダーがいたがツーリングサークルらしい。オリジナルのブルゾンを着
ていた。品川ナンバー。さすが都会。250ccが多い。リッターバイクばかり北海道では見かけたが都会ではスプリンターの方がいい証か。NSRを
見かける。メンバーの女の子のマシンだ。美人だ!そう美人は2ストレプリカに乗るべきだ。1−Zに乗っててよかったと思う。スタートちょっと力み
すぎたが。美瑛では脇道にそれたほうがよりらし


親子の木。北海道の夏を感じる。只今ツーリング中!

さを味わえるという。名もないルートにいきなり
それてみる。ちよっと走り、勾配のトップで止ま
ってみる。まだ周りが見えない。横の急勾配を土
まみれになって昇ってみる。勾配は70度はあろ
うか、雑草を掴みヒーヒー上る。見渡せる。美瑛
の丘陵だ!ヘたにパノラマを使わずシャッターを
切る。今美瑛の丘陵そのものに立っているのだ。
やっと北海道はそのらしさを見せて〈れた。国道
へ戻る途中R1一Zのライダー発見!美瑛の丘陵
と1−Zのツーショットを撮っている。思わず盛
んに手を振る。苦笑しているのが分かった。仙台、
苫小牧港でみた1−Zか?急に自分も1−Zで北
海道を旅しているという写真がほしくなる。どこ
かで撮ろうかと考える。国道に再び合流する。も
う親子の木は近いはずなのだ。看板を見逃したの
だろうか。見つからない。新栄の丘も見たい。と
りあえずエリアに向かう。そのかわり北西の丘を
発見した。人が多い。展望台も人だらけだ。地図
に書いているとおりここでは美瑛の丘陵が見渡せ
る。それより看板が立っていたのがありがたかっ
た。美瑛はCMスポットだ。この付近にケンとメ
リーの木、マイルドセブンの丘、新栄の丘、親子
の木があるらしい。半径数km内だ。ただここは
中間点に位置するらしい。全部見るには時間がか
かる。しかも新栄の丘へはダートだ。ヘたすると
ダートを7kmも走るかもしれない。一番近い親
子の木へ向かう。なかなか現れない。アウトライ
ダーのルポライターは俗だと馬鹿にしていた。だ
が超有名なものの刷り込みは達成感と充足感を一
気に与えてくれる。目に入ってきた瞬間、ウォーッ!と叫んだ。これだ!これを見に来たのだ。とミーハーになってしまった。アウトライダー臭い写真
を撮りまくる。もちろん1−Zと自分と親子の木のショットも撮る。雲8分。まあ許す!今日の主な観光地は終わった。時計を見るとなんと1:30!
早起きの効果あり!旭川でとめるのはもったいない。ドンドン進み距離を稼ぎたい。旭川は市街をパスするルートを選択。だがマップルで教えてくれた
ようにはパスできなかった。やはり少し市内で迷った。アウトライダーによれば北上に国道40号を通れば簡単だが趣が無いというので、お勧めの道道
72号を目指した。いきなり寂しい道になった。交通量が圧倒的に少ない。いや、ゼロに等しい。前は清掃車だ。ドンドン山間部に入っていく。天気は
いいが周りは森林が広がるばかり。時間を見失うかのようだ。旭川幌加内線だ。少し標高と寒さが気になり出す。道は寂しい。清掃車とも別れた。トイ
レに行きたくなるが場所を探すのに苦労する。そのまま少し走ると、少し民家が出てきた。看板に何かの公園があると出でいた。山を見れば確かに頂上
に何かある。気になるがパスしてしまう。ホクレンが目に入ってきた。恐れていた光景。給油基が1つあるだけ。その向かいは郵便局だ。えらく立派だ。
江丹別郵便局と書いてある。ホクレンの親父はふんぞり返って腕を組んでいる。見ていると店を空けて出かけていった。本当はそろそろ給油したかった
のだがここでの給油はやばそうだったのでパス。この先にはトイレは無いと判断。怪しい施設に向かう。怪しい施設はキャンプ場だった。結構整備され
たキャンプ場だ。トイレだけ使わせてもらう。樹海の中にぽつんとある町、江丹別。この名が頭に残った。この先には峠が待つ。江丹別峠。道は狭い。
結構タイトな峠と予想する。事実北海道の割りにはタイトだった。八木山くらいか。ここでライダーを見かける・明らかに地元のライダーだ。毎日テクを
磨いているのだろう。峠を降りると盆地に変わった。何もないストレートが伸びていた。この頃気になる光景が目に付き始める。畑一面白い花の雑草み
たいなものを植えているのだ。初めはただの雑草にしか見えなかったがどこの畑でも植えている。明らかに栽培だ。牛の餌用かなにかと思っていたがし
ばらく行ったところの道の看板が答えてくれた。幌加内はそばの日本一の産地らしい。どうやら白い花はそばの花だったのだ。一つ勉強になった。急に
そばが食べたくなった。この辺は道がまっすぐなのでアウトライダー風の写真を撮ってみた。時刻は3:30。まだ進もうと思えば進める。士別市で絶
対頭を洗おうと決めていたが要は頭が洗えれば士別市でなくてもいいのだ。もう一つ先の名寄市まで行けそうな感じだ。となれば寄らないつもりだった
朱鞠内湖にやはり寄ることにする。ここは日本一の人造湖らしいが出るらしい。せっかく来たのだ。ガソリンを気にしつつガンガン進む。と書っても車
にパスされまくるが。寒い。急激に寒くなる。雲が低い。すぐ頭上を雲が流れて行く。太陽は輪郭しか見えなくなる。雲が低いと言うより標高が高いの
だろうか。朱鞠内湖に到着。出るらしいがキャンプ場は盛況のようだ。湖面遊覧船の最後の便が出るようだ。盛んにアナウンスが流れていた。食堂発見。
ここでそばを食うしかない。てんぷらそばを食う。温かい!うまい!ずるずる食う。ここのおばさんも人がいい。店内の地図に目が留まった。なんと!
宗谷岬はまだまだ遠い!……。苦笑いする。ここでキャンプするわけにはいかない。出るから。ところで、道理で寒いわけだ。日本最寒の地らしい。
−41.2度を記録したことがあるらしい。4:30出発。名寄を目指す。失鞠内湖を降りたところのホクレンで給油する。ここも一つだった。マップ
ルに載っている廃線らしいものがあったが寒さで写真を撮る余裕もなくなりパスする。もう寒い寒い。周りは全部白樺に変わる。もう北海道は日本じゃ
ないと感じる。サハリン?ウラジオストック?ある意味ではとてもエキゾチックだ。8月なのに。道道688号をゆく。かなり長いトンネルがあった。
ワインディングでどんどん標高が下がる。早く温かくなれ!と思いながら走る。がちがちになりながら名寄市にはいる。見えてきた名寄市は結構大きな
街だった。ビジネスホテルを探すが知っているわけもない。こういうときは駅に行けば手がかりがつかめると思い名寄駅に向かった。駅前の案内図を暗
記して、あると思われる所の付近をぐるぐる回ったが無い。結局国道40号沿いのセブンで夕食を買ったあと公衆電話備え付けのタウンページで探す。
あった!ビジネスホテルはやし。住所はと見るとなんと国道沿い!信号機の住所と見比べるとかなり近い!しかもデパートの向かいらしい。そのデパー
トならもう見えている。難なくチェックイン。だが2人部屋で1万円にはビビった。出てきた親父は髪親父だった。部屋にはいると1万円なんてことは
すぐ忘れた。風呂がある。ベットがある。もういいです。これでもかこれでもかと体、髪を洗う。もう最高!そういえば駅ではヒーターも入っていた。
エキゾチック。遠くへ来たものだと実感する。宗谷へ行きたい!急に痛感する。旅に出て本当によかった。今日は名寄市は盆踊りだ。女の子達が歩いて
いく。風情がある。今日はこんな一日だった。
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本日の走行距離 286km