襟裳岬突破編 8/13

 今日はいいことがいっぱいあった。小さな幸せを多々感じた。襟裳岬突破か、カワイイ娘をいっぱい見れたほうか、どちらもよかった。朝、雷鳴で目
が覚めた。一発だったがかなり大きかった。7:30だ。これじゃ今日も好天は望めないかと暗くなる。雨音を聞きながらテントで横になる。雨がや
んだら動こうと思っているのだが一向にやむ気配がない。うだうだと10:30まで横になる。いい加減あきらめ起きてテント内で荷物をまとめる。昨
日夜来たライダーの話を思い出すとシャワーがあるらしい。センターハウスを探しに霧雨の中出かける。センターハウスと思ったのはレストハウスだっ
た。中のレストランは11:00開店だ。シャワーはありそうもない。さらに上にも施設があったので行ってみる。これはキャンパー用ではなく明らか
に宿泊施設だ。使えるはずもない。あきらめテントに戻る。トイレで歯磨きと洗顔する。時計を見るとちょうど11:00を回ったところだ。せっかく
食堂があるのだ。ここで食べることにした。様似ラーメンを食べる。ここで今日の幸せ1。眼鏡をかけていなかったのでよく分からないが店員の女の子
がカワイイのだ。髪はショートで性格がしっかりしているような感じだ。優しいお姉さん風だ。品がいいのだ。北海道に来て店員がみんなかわいいこと
に気づく。顔じゃなく(十分琴線に触れるが)性格が良さそうだ。そう、スレてないのだ。気取ってないので好感度が高い。やっぱり女の子は北国だ。
色白で美人だ。ついでにテレビを見る。国道5号の橋が八雲で陥没したとか言っていた。今年の北海道の雨は異常らしい。天気予報が始まる。食い入る
ように見るが、よく見えない。北海道全域がグレーペイントと言うことは分かった。晴れ間はまだ期待できそうもない。テントとバイクの間が離れすぎ
ていたため撤収に苦労する。2:05頃襟裳岬を目指して出発。昨日の接触でかなり恐怖心を植え付けられた。覚悟する。なんとしても越えなければな
らないのだ。分岐点近くのセイコマートに食料を買うため寄る。ここまでは昨日ほどの風ではなかった。行けるか?少し期待する。店内にはいた!すげ
ーカワイイ娘!(美人ではなくカワイイのだ)昨日もいた。やっぱり女の子は北国だと一人で納得する。今日の幸せ2。ホットのコーヒーを飲みながら


ヤッター!襟裳岬攻略。風が強かったゼ。
コンビニから襟裳岬をのぞむ。紡ぎ出されるような雲は見えない。雲は昨日よ
りかなり上を走っている。襟裳岬へのルートへ入る。風はない!無いと言うよ
り風はパーシャルなのだ。突風ではないので進める。昨日Uターンした地点を
パス。がんがん進む。岬が近いのか起伏を伴ったワインディングになった。左
右に起伏に富んだ丘が続き、尾根を走る格好となった。尾根はさすがに横風だ。
突風にあおられ悲鳴をあげる。そろそろやばいと思いつつ走っていると目の前
にパーキングが現れた。襟裳岬だ!襟裳岬は風が強かった。空もグレー。その
荒々しさが逆に自然のダイナミクスを感じさせた。岬への小道を歩く。眼鏡が
飛ばされるのではないかという気さえしてくる。岬の先頭に立った。海へ日高
山脈がそのまま落ち込む。断崖絶壁だ。海は見渡す限り何も見えない。まっす
ぐに見ていれば向こうはオーストラリアか等と考えてしまう。3度目の兆戦でや
っと襟裳岬を攻略した。記念品を買おうとレストハウスに入ったら食堂のおば
ちゃんの客引きに捕まりそのまま食堂に入ってしまった。腹はそんなに空いて
いない。失敗したなーと思っていると、今日の幸せ3!アルバイトと思われ
る高校生ぐらいの3人の女の子からおにぎりをもらったのだ。頼んだ月見そば
を食べていると、おにぎりはいりませんかと話しかけられたのだ。要領を得な
いで聞いているとどうやらあまりものらしい。ただですよと、黒いTシャツの
ショートの女の子が言うのでもらうことにした。こんぶとおかかがあるとのこ
と。おかかをもらう。黄色のTシャツの娘はちょっと茶髪。白いTシャツの娘
はおとなしそうな娘だ。話しかけてくれただけでも感激なのにおにぎりまでも
らえるなんてライダーでよかった!と痛感した。この娘たちが作ってくれたの
かなと夢も膨らむ。そばを食べていたら3人がこちらの様子をうかがっている
ので何かなと思っていたのだ。とにかくよかった。自分は白いTシャツの娘が
気になったずっとナプキンを折っていた。大人しそうな娘で、口数も少ない。
く見入ってしまった。ちょっと得した気分で食堂を出て今度こそみやげ物を見
る。店員が寄ってくるのには少し辟易した。すると店のおばさんが話しかけて
きた。どこまで行くのと尋ねられた。帯広までと答えると、”ちょうどよかっ
た。今通行止めが3時に解除になったばかりだから急いで行きなさい。雨がま
た降り出したらすぐまた通行止めになるから。”と教えてくれた。襟裳岬につ
いて浮かれて忘れていたが、確かにこの先には異常気象時には通行止めになる
区間がたくさんあるのだ。道路情報の掲示板にも庶野〜目黒間通行止めと出で
いたのを忘れていた。おばさんに感謝しつつトイレを済ませ襟裳岬を出発した。
4時だった。女の子達にちょっと後ろ髪引かれる思いだ。好みがどうのではな
くいろんなすてきな娘達はたしかに存在するのだ.殺伐とした現在の環境に一
瞬だが潤いを持たせてくれた娘達に感謝した。とりあえずこれで百人浜ではキ
ャンプしなくて良さそうだ。だが急いで庶野〜目黒間はパスしなければならな
い。だがまた霧と風が出てきた。シールドを拭きながら走る。我慢のライディ
ングを続ける。庶野に入った。黄金道路が始まる。これで一安心だ。耳にたこ
ができるほど聞いた黄金道路。確かに道自体は寂れている。周りの民家も寂し
い。至る所工事中だ。落石の注意も多い。海も荒れている。確かに名前倒れだ。と仁かく内陸部仁入りたい。広尾町辺りで内陸部にシフトした。もう風
の心配はない。道も北海道らしくまっすぐなゆるい起伏に富んだものとなる。道の上には矢印が並ぶ。これも北海道らしい。晴れていないのが残念だ。
今日のキャンプ場はカムイコタン農村公園キャンプ場にする。着いてみると満杯だった。泊まれない!?と思っていると、上の方はまだ余裕があった。
夜はテントの中で女の子達からもらったおにぎりを食べた。コンビニとは全く違う。ちよっと堅かったけどそれは愛嬌。とてもおいしかった。襟裳岬レ
ストハウスの食堂の女の子達、忘れません。
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本日の走行距離 115km
燃費      23.16km/l