第1回・小児への薬の与え方
第2回・ビタミンについて
第3回・ビタミン(製品編)について
第4回・患者さんからの質問について
今回の薬アラカルトは『かぜ』についての特集です。


 
 
  かぜは@寒さ・暑さなどの温度変化
     Aウイルス
     B睡眠
     C栄養
といった4つの要素が絡み合って起こります。
またかぜの原因の80%〜90%がウイルスの感染です。
 
 
ウイルスは、温度の高い状況では、すぐに地面に落下するのですが、湿度が40%以下になるとウイルスの水分が蒸発して軽くなり、落下速度が緩やかとなり、約30分間空気中で漂っていることになります。空気中のウイルスは人が息を吸い込む時に鼻やのどから感染しやすいと考えられています。

 
 
 Q1 どんな事に注意して生活したらいいの?
 

@うがい、手洗い、マスクなどし、ウイルスが体内に入り込むのを予防する。
A休養、十分な栄養を摂る。
Bかぜをひいてしまったら早めにかぜ薬を飲む。

 Q2 普通感冒とインフルエンザ(流行性感冒)の違いはなに?
 
かぜのウイルスは約200種類あるといわれています。その中でも毎冬11月から3月に急激に流行しやすいのがインフルエンザです。私たちが通常『かぜ』と呼んでいるのは、普通感冒のことです。

  < 普通感冒 (かぜ) > < 流行性感冒 (インフルエンザ)>  
 
*潜伏期間は5〜6日
*症状は  
      ・くしゃみ
      ・鼻水、鼻づまり
      ・のどのいがらっぽさ
      ・微熱



 
 Q3 どんな薬があるの?
 
★総合かぜ薬   ★のど用薬(トローチ・のどスプレー・うがい薬)
★咳用薬      ★鼻用薬(鼻炎用スプレー・内服薬)
それぞれの症状にあわせて薬を使い分けると効果的です。

お薬を選ぶ時には、お気軽にご相談ください。