◆ Hobby Car SRL311 ◆

島田洋が趣味とする フェアレディ SRL311 どうぞお楽しみください…

SRL311
1970年式 アメリカ仕様のフェアレディ。
日本仕様の型式は SR311となる。
SRLのLは左ハンドルであることを示す。
当時 SR311は 最高速度=205km/h
        0→400m=15.4sec.を誇った。


ゼロヨンの記録は以後15年間破られなかった。

   
オールドタイマー99号
(2月26日発売)

誌内 『目指せ!エンスージャスト』を執筆している。
(時が経つのは早いもので創刊号からもう16年です。いつまで続くことやら…)

今回のテーマは シートのクッションを見直す(前編)
何故か予備に持っている一脚はシワシワに見えちゃいます。

そりゃ40年近く経過すりゃ仕方ないってもんです。

背もたれはボルト2本を外せば分離できます。

問題はこの座面です。 お尻がずっぽりと沈み込む〜

よっしゃ、何とかレストアしましょう。
裏から見るとこのようにゴムベルトが張られています。

応接間のソファーなんかもこの様な手法の場合もあります。

現代の車はこの様にはなっていません。

最初にこれを見た時は倒れそうになったっけ…(笑)
ゴムベルトを拡大してみるとほ〜らね、ひび割れしてるでしょ。

これじゃピチピチとは言えません。 すっかりお婆ちゃん?

当然長さも伸びています。 

反発力は全く期待できない末期状態です。
『フレーム+ゴムベルト』と『座面』とを分離します。

フレームは経年で塗装の一部は剥離されてさびも発生。

見えない所だけど手抜きはしません。

やるべき事はきっちりと作業します。
いつも不思議に思うのはこの【麻布】です。

力布にしては固定されていないし何の為だろう?

ゴムベルトが直接発砲ウレタンと接触しないように?

ま、何か意味あっての事だろうからこれも交換しましょう。

え、純正部品なんてありませんのでコーヒー袋です。
問題のゴムベルトはこの様になっています。

折り曲げられて楕円プレートで挟まれて

な〜んと針金使用です。 もうちょっと何とかならないの?

ビス(小ねじ)だって良さそうなもんだけどね。
え、私ですか? まさか針金は使いませんよ。

その厚さ、サイズを考えたリベットを使用します。

写真真ん中の物が候補です。

径=3.2mmですが一般品よりちょっと長めです。

鉄フランジ・鉄シャフトです。
問題のゴムベルトは中に繊維が入っているタイプです。

純正はゴム厚2.5mmで繊維が2プライです。

普通の規格では2.0mmの上は3.0mmになってしまいます。

私が入手したのは3.0mmで繊維1プライです。
ベルト状での入手ではありません。

1m×1mのシートですので幅50mmにカットします。

そう、カットしてベルトにするのです。

ゴムベルトも純正部品として載っていません。

こんなに乗るとは思っていなかったでしょうね(^^)
フレームはサンドブラストしてから塗装します。

ノーマルではラッカー塗装のようでしたが私は違います。

缶スプレーで「シュー」ではなくウレタン塗装です。

ちょっと面倒ですがこちらの方が皮膜は強いです。

ミニガンは今回初めて使用しました。

Old-timer 99号

このシートは左側用です。
SRだと助手席です。 SRLだと運転席用になるのですが車種はどちらか分かりません。
結構ヘタリが大きいのでもしかしたらSRL用だったかもね。
創刊号でサラッと触れたシートのレストアも今回のレポートでご理解いただけるのではないでしょうか?

趣味の車いじりだから時間は関係なし。 
至福の時間を過ごしています…

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