2010年5〜6月ドイツからの近況報告



















Muenchen

5月28日Muenchenへ到着

Hoferさんと手戸さんが空港まで向かえに来てくれた。
早速工房へ向かう。
5年前と比べるとバイオリンの看板にリペアリングが必要だ。

午後7時過ぎですがまだ明るい

工房内で早速バイッエンとホワイトソーセージで乾杯
 

この後小生は直ぐにダウン











Mittenwald

5月30日
コンペテイション展示会はGrundschule Mittenwald
開催された。
(ミッテンバルト小学校)

5年前はバイオリン製作学校で開催された。
世界的なコンペティションだが山間の静かで素朴な環境だ。
ドイツの特徴だが室内はとても近代的でセンスが光る。

入り口には小さな立て看板だけ



展示会場

Hoferさん  手戸愛理さん  ただのおじさん

手戸さんは今年の4月に若干二十歳で留学中で、
ミュンヘンのドイツ語学校へ通いながら
Mittenwald Geigenbauschuleへの入学を目指しています。
しかし無理せず、頑張らず、好い塩梅がいい。


作品を見て行こう

バイオリン部門では金賞が無かった。
今回は日本人製作者の出展が目立つ。

厳しい選択の中から高橋明さんの作品が四位となった。
現在クレモナに在住し世界のコンペティションで上位を占めている。




日本の若武者がさらに参戦していた。
日本人女性も世界に羽ばたいていた。
 
平塚謙一さんは19位    鈴木あや子さん18位


オランダから駆けつけた石塚さん
後ろの真中が作品だ

オランダ在住で製作、修理と励んでいる。
















Fuessen

Huber一家と再会

Prosit ! (乾杯)
今日も呑んでしまった。
クラウス、ピーナ共に元気
  
バイッエンは美味しいけど呑み過ぎにはご注意



日帰りでMuenchenへ
(Muenchen中央駅)

パソコンの調子がNo Goodのためミュンヘンの
コンピューターショップでCPUを増設しVery Goodとなった。
帰りは鉄道(DB)でフッセンへ帰る。

切符の買い方が以前と違うようで困った。
ドイ語での複雑なコンピュータータッチが必要だ。

ドイツでは自転車を列車に乗せ移動できる。
 


ドイツの車窓から
延々と畑が続く、ミュンヘンから20〜30分走ってこの風景だ。
教会を中心に小さな町を形成している。
 




6月4日Fuessenへ帰る

前日までバイエルンは大雨で随所で洪水が報道されていた。
今日は一転して青空が広がり観光客がこのとうり。
 


バイオリンとアコーデオンによる街角での演奏会
演奏に感激した人は前のバッグにお金を投げ入れる



太鼓の軍団がリズムに乗って演奏をしている。
日陰で少々見にくいが音は凄い。



街中をバス列車が通過しまさにオトギの国だ
(工房から撮影)




お城の後ろにはオーストリーの山が見える















6月9日ミュンヘンへ


長いこと続いていた雨が止み、急に真夏日となった。
イザール川はまだ水量が多いが、ようやく来た夏を楽しんでいる。
悦びのあまり全裸の男性が犬と川でたわむれている。
恥ずかしい!
 




6/10朝からミュンヘンをお散歩


暑い30℃を超えているだろう。
修復を終えた市役所は素晴らしい
大きいですね!!

 





ドイツ人はビールが大好きだ
暑い中ビールは美味しい
小生も二盃程たしなんだが回りが早い
 


10日晩からイギリス公園をお散歩
実に広い公演だこの時間午後7時は過ぎている。

川を泳ぎ始める人発見





散歩の最後の目的はここだ
湖畔のビヤガーデン
この時間既に午後9時を過ぎている。
ここに来るまで大変歩くのだがこんなに多くのお客さん
ドイツ人のエネルギーを感じる。






帰り道勿論歩きだ疲れた。
道路わきでもビールを楽しんでいる。
午後10時頃である。



地下鉄に乗ればいいのに歩くことにした。
10時30分頃疲れた。
大学通りに凱旋門 素晴らしい
写真では一見静かに思えるでしょう。
しかしこの向こう側の芸術大学の騒ぎが凄い !



バンドが入ってドンちゃん騒ぎ!
学生が座り込んでビャーを呑んでいる。













12日の夜遅くFuessnに戻って来た。

13日は昼からビヤテントだ。
アルペンフオルンを聞きながら友人達と楽しいひと時。
今日は雨で入りが良くない。



不思議なことにあまり複雑な言葉はいらないが冗談が飛び交い
笑い笑いだ!
 
この奥様は旦那様からハートのお菓子を頂き大喜び。
"私はあなたを愛しています"と書いてある。
この後キッスの嵐でした。
















ハイアーチのバイオリン

この何年かハイアーチの作品に興味がある。
ハイアーチの作品は現代ではあまり製作されないが、
何故か作品に迫力を感じる。
宮廷演奏から大ホール演奏へと変化しパワーを出す
楽器へと進化し衰退してしまったのだ。
修理の後が更に貫禄をつけている。
特に名も無き古い楽器だ。

写真の角度が悪く曲面の変化が分り難いが勘弁あれ。

 



 
















憧れのAustria Solzburg

ミュンヘン7:42発の鈍行に乗るが10分前に
プラットホームの変更が分りInformation centerに駆け込む。
バイエルン・チケット28ユーロで往復できるのだ
2時間の列車の旅で到着した

Solzburgの駅は現在改装中だ
駅前はお世辞にも素晴らしい街ちとは言えない
  


老体に鞭を打って駅から歩くことにした。
川に沿って歩くこと15分くらい歩いただろうか
古い街並みが全貌できる処までやって来た。
なかなか感動的だ




一日雨後曇りがつづいてとても寒い
観光地なので客が多く人種が入り乱れている。
特にうるさくて品がないのが中国人のお登りさん達で迷惑だ。



ここが皆さんご存知のMozart Geburt Housです。
この街はMozart一色だ

 




奥に行ってみよう

Dom zu Solzburg
この教会はドイツ語圏の中で最も
素晴らしい建築物の一つだそうだ。


内部は素晴らしい
Mozartがここで演奏したのかなと想像する。
オルガンも大きいですね



どうですかこの風景
この馬車花嫁、花婿を乗せているのですよ



馬車が客待ちをしている
客を乗せ街中を一巡り、幾らするのでしょうか。
I don`t know
 



更に奥へ進んでみよう

Mozartの像だ
雨に打たれるMozartは感動的だ
小生も傘もなく雨に打たれている



教会の裏へ足を進めてみょう

城の下にやって来た、なかなか迫力がある。
右端からケーブルカーで上まで登れるのだ。
乗り場は長蛇の列で諦めた。

 



下の広場をご案内

金の玉に人が乗っているオブジェがある広場で
馬糞を掃除している清掃員がいる
この風景如何でしょうか。

 

オブシェの前でチェスが始まった
噂には聞いていたがほとんど足で蹴飛ばして駒を動かしている
勝負の結果はどうなったのでしょうかね?



今日のお散歩は6時間で何歩歩いたか分りません。
雨の降る寒い一日でした。

















学童の工房見学

工房に入ると学童達の挨拶を受けた
教育指導の一環なのだろうか現地見学教育だ、日本にもあるのだろうか。
HOferさんの工房へ次男アルフレッドのクラスの生徒が見学だ
アルチャンのチェロとHoferさんの演奏が始まった


バイオリンの説明をするHofeさん
学童の教育にも熱心だ
小生のバイオリンも紹介してくれた。
 

演奏のできる生徒のお手並み拝見
 














バイオリンの材料を求めて

バイオリンの木材を探しにGarmischへ
昨日まで曇り後雨が続いたが今日は朝から晴天だ
朝早くからMittenwaldの隣町のGarmischにやって来た
オーストリアの山が見える静かな町だ

この建屋の地下の一角でバイオリンの板が作られている
ドイツの板の品質についてはよく分らないが85年の歴史があるそうだ
バイオリン製作者のMarkus Grillさんが工場を案内してくれた。
彼は町中に工房を持っていてバイオリン製作者だ



この材料で一度製作してみたい
25年以上前の裏板とネックを含め三枚ほど購入した。
 


その後コーヒーに誘われ築350年のレストランへ
中は古い形式の暖炉があって落着いている
 

この小母さん方は午前中からビールのようだ














子供チェロ演奏発表会

太鼓の音で踊り子さんが登場する
ドイツの子供の演奏会の始りは伝統的な踊りからだった
 


始めに先生から古典6弦バロックチェロの話があった
先生の足元にあるのがそれで、現代チェロの元になっていることを説明

先生の指揮のもと演奏が始まった


アルちゃんなかなかの演奏だ
 














遠くノイシュバンシュタインが

ケーブルに乗って1900mの山に登ることにした
平地から見た光景は素晴らしい


ケーブルに乗って頂上へ


頂上に着くと怖くないのだろうか
フライングの準備中だったが、何故か中断し腰が引けている



飛び立った!
目が眩むような処へ突っ込んで行く
フワット風に乗って飛んでいる
眼下には湖が広がっている

 












ミュンヘン空港から帰国

帰国前日Hoferさんご家族とお別れ会を開いた
レストラン前のテーブルで楽しいひと時を過ごす

フッセンは日本の昭和30〜40年代を呼起してくれる
子供達はのびのびとし朗らかで、近所の友人達は気さくで
面倒見が善く人情味溢れていているのを感じる。

 


帰国

帰国の日はブブちゃんがミュンヘン空港で送ってくれた。
美味しいビールとホワイトソーセージでブローストだ