バイオリン工房 OUCHI  

  


       バイオリン製作を楽しんでいます。

小生は現在八王子を中心にバイオリンの製作活動を進めています。 
2002年6月日本バイオリン製作研究会に設立時に入会。        
ハ ゙イオリン製作は実に難しいく次から次へと壁に突当ります。      
バイオリンは400年程前にイタリアはクレモナでアマティ-、ストラデバリ、ガルネリと
いった先駆者の努力で完成されているのですが、現代の科学技術でも
バイオリン製作は困難と言われ多くの科学者や製作者が技術的な解明に
挑戦しています。
バイオリンは素材、形、板厚、魂柱調整により音が大きく変化し、人それ
ぞれの感性で音の好みが異なり更に複雑な要因となります。      
簡単に習得できないない技術なので切りがありませんが、作品作りを
継続し地道なデ-タ-の蓄積と、製作技術の向上が欠かせません。 
日々修業と心得ております。
                             







             バイオリン製作の切っ掛け            
                    
バイオリン製作の切っ掛けは小学生の頃徳永ニ男さんの演奏を聞いたことでした。
徳永さんは小学校(大成小学校)の1年先輩で、ある時全校生徒の前で演奏をして
下さった。  
演奏は校庭屋外でしたが小さなバイオリンが響いて聞こえたのが大変印象的で驚き
でもありました。
何故こんなに響くのだろうと小学生ながらバイオリンの構造に大変興味を感じる様に
なつてきました。                                      
当時はプラスチックで小さな模型を作ったりして夢を膨らませていました。       
社会人となり仕事に追われる時期が続き作品製作にブレ-キがかかつたことやノミ
の使い過ぎで腱鞘炎となったりと暫く製作から遠のく日々もありましたが、現在は2
ヶ月に1台ペ-スで製作し、都度製作テ-マを決め完成品の確認をしています。


小生より先輩ですが、お若いですね

徳永さんに鎌倉芸術館の前のそば屋でバッタリ。

                                
無量塔蔵六先生について

バイオリンの研究を本格的に始めたつい最近知ったのですが、日本におけるバイ
オリン製作の分野において多大な業績を残した東京バイオリン製作学校の創始
者無量塔蔵六先生が小生の学校の同窓生であったことには奇遇なものを感じま
した。
小生もドイツに憧れバイオリン製作をドイツに求めたのです。
先生には一度もお会いしていませんが、同窓会などでは無量塔蔵六
バンドを率いて椿山荘で演奏をされるそうです。

2013年11月弦楽器フェアにて講演


お世話になっている先生

ドイツでの先生
German Fuessen Violin master
Mr Achim Hofer




Simple is best and
Working hurry
For Violin making

作業は実に早く簡潔で正確だ



日本での先生
 
多摩センタ-にバイオリン工房を構えていらっしゃる泊川先生は50年前大学生
時代に無量塔蔵六先生からバイオリン製作の手解きを受け某大手電気メ-カ-に
勤務 しながらバイオリン製作を続けてこられた製作家で、現在は多摩の工房
でバイオリンの研究三昧の日々を過ごしていらっしゃいます。
工学者としての探求心とデ-タ-の積重ねからのバイオリン製作論理は他者を
納得させるものです。                                 


バイオリン製作家 泊川一之 先生