★ジオジオからのメッセージ
312 号
地震や原発事故の傷も癒えないのに追い打ちをかけるような台風の被害。 いったい今年の日本はどうなっているの だろうと恨めしい気持ちもしてしまいます。 災害は一瞬でも復興には長い長い時間がかかります。 これからの暮らし、政治が、つつましくても個々の命を大切にするものになること心していきたいと思います。
暑かった夏が嘘のようにすっかり秋です。
ジオジオも11月には、例年のようにクリスマスやお年玉のためのリストをお届けしようと心あせっています。
「お母さんのための性といのちの子育読本」 永原郁子 著 マナ助産院院長・いのち語り隊 代表 1260円
テレビ番組「情熱大陸」でも取り上げられた、神戸市で助産院を開業している永原郁子さん。
「あらしのよるに」スペシャル版 オオカミのカブの物語がでました。 「ひとりぼっちのカブ」 木村祐一 あべ弘士 絵 1470円
あらしのよるに シリーズ
“ごちそうなのに ともだちで、なかよしなのにおいしそう“
嵐の夜、避難した小屋の中で知り合ったオオカミとヤギ。
「あらしのよるに」から始まり、時をおいて出た完結編「まんげつのよるに」まで全7巻。
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![]() くもん出版 |
「あいうえおたくはいびん」 ことはてんこ・さく 塚本やすし・え あ から ん までの荷物をつんだ あいうえお たくはいびん。 どんな荷物がつまれているのでしょう。 あいうえお は動物園へ。 かきくけこ は水族館へ。 さしすせそ は公園に。 たちつてと はレストラン。 トラックの荷物がだんだん少なくなっていきます。 絵が楽しい“あいうえお”絵本です。 (1470円) |
![]() 絵本館 |
「ラーメンちゃん」 長谷川義文 宮城県石巻の子どもたちに長谷川義文さんがこの「ラーメンちゃん」を読んでいるのを TVの“情熱大陸”という番組で見ました。 長谷川さんお得意のだじゃれとことば遊びですが、 震災の地の子どもたちを元気づけようとする長谷川さんの思いがあふれています。 なるとまき、なんとかなる。 ほうれんそう、げんきだそう! (1260円) |
![]() PHP研究所 |
「ぼくのトイレ」 鈴木のりたけ 「ぼくのおふろ」に続く第2弾。 またまたユニークでアイデアいっぱいのトイレがオンパレード。 毎日、同じトイレじゃつまらない。 たまにはふにゃふにゃトイレ、ルーレットトイレ。 ふたをめくって“当り”をさがすあてっこトイレ。はやく当てないともれちゃうよ。 実現したら楽しいよね、図書館トイレなど。 (1260円) |
![]() 岩崎書店 |
「とんぼ」 チョン・ジョンチョル 詩 イ・グヮンイク 絵 韓国は詩の国。作者が14歳の時に書いた詩が絵本になりました。 「のはらで とんぼが しにました」 そのとんぼのとむらいにたくさんの あり がやってきます。 秋の陽射しの中“たるらん たるらん”という韓国の野辺送りの音でとむらいは続きます。 やがて死はつぎの生へと受け継がれていきます。 とむらいの絵は暖かい色彩で、美しく、そして静かです。 (1365円) |
![]() クレヨンハウス |
「あたし おねえちゃんなの」 こがようこ 文 スティーナ・ヴィルセン 絵 あたしにはいもうとがいるの。ふたーり。なんでもいっしょのふたご。 いろいろと困らせるふたごのタンちゃんとポポちゃん相手におねえちゃんはがんばります。 お話が3話入っています。 なかなかタイヘン!です。 でもお父さん、お母さんは、おねえちゃんの気持ちをちゃんとフォロ―。嬉しいですね。 がんばれ!おねえちゃん、と言いたくなります。 (1575円) |
![]() BL出版 |
「地球をほる 」 川端 誠 川端 誠さんのナンセンス絵本ですが、スケールが大きい。 夏休み、つよしとけんたは地面を掘って地球の裏側にいくことに。 ドロドロした地球の中心はさけて、斜めにほりすすんでめざすはアメリカ、ケンタッキー州。 けんたの姉さんのペンフレンドがいる。 ほって、ほって、ほってついにボコッ。 アメリカに着いたところで、本はさかさま、言葉は英語に...。まいった! (1470円) |
![]() クレヨンハウス |
「カンコさんのとくいわざ」 角野栄子 文 にしかわおさむ 絵 アイウエ動物園シリーズ6巻目、キリンのカンコさんのおはなしです。 動物の名札があたらしくなり、 “キリンはせかいいちせいたかのっぽの動物です。” と書かれているのが、とても気に入ったカンコさん。 さらにうんとせのびをして過すことにします。 でも首は筋肉痛、そしてちょっとあきてきました。 そこで背の高さで役にたつことは...と。 動物が大好きな園長さんと、動物達が仲良くくらすアイウエ動物園の楽しいお話です。 小学校低学年向読み物。 (1260円) |
![]() 岩波書店 |
「ひみつの足あと」 フーリア・アンバレス 文 ファビアン・ネグリン 絵 神戸万知 訳 ドミニカ共和国に伝わるシグアパという伝説の生き物。 海の中に住み、夜の間だけ陸にあがり食べ物をさがします。 姿は美しく、人間そっくりでしたが、足が後ろ向きについていて歩く方向とは逆に足跡がつきます。 人間に見つからないための知恵です。 シグアバの中の好奇心の強いグアバという女の子は、 人間に近づき、あやうくその秘密がばれそうに...。 (1575円) |
![]() 講談社 |
「帰命寺横丁の夏」 柏葉幸子 作 佐竹美保 絵 死んだ人がもう一度生き返りますように... そういう願いをかなえるという帰命寺様の本尊が僕の家にあったなんて…。 夏休みが近いある夜中、カズは仏間から縁側に出てきた少女を目撃する。 次の日、その少女はあかりという名でカズのクラスにいた。 カズの知らないその少女をクラスのみんなは知っていて、ましてカズの家のすぐそばに住んでいる。 あかりの母親の姿はカズには見えないのに他の人には、見えるようだ。 かつての地名、帰命寺横丁の事を聞くと町内の年寄りは不可解な反応をする。 帰命寺にかくされた秘密をさぐるうちにカズはあかりの以前の人生に行き着くことに…。 (1785円) |
![]() ほるぷ出版 |
「ダーウィンと出会った夏」 ジャクリーン・ケリー 作 斎藤倫子 訳 アメリカ南部、テキサス州、裕福な家庭の3人の兄、 3人の弟がいる真ん中の女の子キャルパーニア。 世紀の変る1899年の夏から、12歳の誕生日を迎え、1990年が始まるまでの家族の物語。 好奇心が強く、鋭い観察眼をもつ元気な少女キャルバーニアは 変わり者と言われている祖父との交流によって自然や物事に対する考え方を学び、 その探究心を満たしていきます。 ダーウィンの「種の起源」が受け入れられにくかった時代、 対等な立場で、孫娘を観察や研究に導く祖父の存在が嬉しい。 (1575円) |