★ジオジオからのメッセージ
244号
1月の配本が遅れて申し訳ございませんでした。年末のドタバタを引きずってしまいました。 今後はこういうことのないように気をつけます。 社会を騒がせる事件が国会に持ち込まれ、しばらくは鳴りをひそめている憲法第9条「改正」論 ですが、水面下では着々と準備が進んでいるそうです。 さて、最近、憲法について考えさせられることがありました。
企画・制作は日本人ですが、監督はアメリカ人で、
監督自身がインタビュアーとなり、
「映画 日本国憲法」(DVD、78分 2,940円)
『日本国憲法の論点』(1,890円) これも扱っています。絶対おすすめです。
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今月の新刊より
![]() ひさかたチャイルド |
「ゆうびんでーす!」 間瀬なおかた 作 「でんしゃでいこう でんしゃでかえろう」の 間瀬なおかたさんの新刊です。 やまおくむらのゆうびんやさんは、どんな山奥でもバイクにのって郵便を届けます。 ある日、配達を終えたと思ったら、 カバンの中に聞いたことのない住所の手紙を 見つけました。 雪の中をどんどん山奥へ入っていくと、動物たちが道案内をしてくれます。 最後に折りたたみページを開くと楽しい場面が大画面に。 これからの季節にぴったりです。 (1,050円) | ![]() BL出版 |
「えかきたんじょう」 G・ブライアン・カラス 作 今週は毎日絵を描くという先生の提案です。 フレッドは本物と同じくらいの大きさのティーピー (ネイティブアメリカンが住居にしていたテント)を作ろうとしたけれど、なかなか作れません。 とうとう最後の金曜日になってしまいました。 自分のアイデアを表現できずに苦しむフレッドは「芸術家」の産みの苦しみを味わっているのでしょう。 そして、そこを突破したとき素晴らしい作品が生まれてくるのです。 絵が苦手という子どもたちに。 (1,365円) |
![]() BL出版 |
「真夜中のまほう」 フィリス・アークル 作 エクルズ・ウイリアムズ 絵 飯田佳奈絵 訳 真夜中12時、鐘の合図とともに、村の古い宿屋にある看板に描かれた生き物たちは そこを飛び出して、夜明けまでの短いひとときを楽しく過ごします。 ある日、「ライオンとヴァイオリンのおやど」にある高価な絵を盗もうとしている二人組みの 話を耳にした動物たちは、 モリフクロウの知恵を借りて、二人組みのドロボーたちに罠をしかけます。 不思議で素敵で痛快なお話です。 (1,365円) |
![]() 早川書房 |
「ドールハウスから逃げ出せ!」 イヴ・バンティング 作 ロン・バレット 絵 瓜生知寿子 訳 誘拐され、薬の力で小さな体にされてドールハウスに閉じ込められた4人の少年少女と 1匹の犬。 何かと知恵を使い、力を合わせて脱出しようとするが、相手は狂気の世界にいる ミス・シェパード。 死の危険と背中合わせに脱出を試みる少年少女たちの冒険物語。 (1,575円) |
![]() 理論社 |
「ぬまばあさんのうた」 岡田淳 作 こそあど森の物語G 双子のクッキー、キャンデーとともに湖の西へ向かったスキッパー。 双子はそこに夕陽のかけらが 落ちているのだという。 だが、以前、そこで「ぬまばあさん」に会ったので、スキッパーは用心棒 というわけです。 スキッパーは「ぬまばあさん」は遊び歌の話、と信じないのですが...。 夕陽のかけら、ぬまばあさん、石に刻まれた歴史を読み取る「石よみ」、これらのキーワードが 哀しくも美しいサイドストーリーを作り上げます。 (1,575円) |
●3月初めに福音館の月刊誌は新年度の4月号が出ます。継続の方、新規の方、いずれも改めて
お申し込みください。 ●「こどものとも」50年を記念して、長く再版が待たれていた傑作集の中から15冊が 限定復刊されます。こどものともセレクション 『よるのびょういん』『どろにんげん』『えんにち』等15点。各840円。(セット有) |