そして子どもたちも熱い。 暑さの中でも熱心に本を選んでくれます。午後にまたがる時は給食をよばれることが多いのですが、学校に よって少しづつ「儀式」が違います。慣れていないオヤジに親切に教えてくれます。一緒に食事をすると 親近感が増すのか、いろいろな話をしてくれます。先日も、「お茶がほしい」と言うと、たくさんの子ども たちが「あげよう」と言ってくれました。中でも、おばぁちゃんの作った「つくし茶」をすすめてくれる子が いて、健康に良いとか効能を語ってくれるのでそれをもらおうと思ったら、最後に一言、「まずいでぇ〜」
また、遠方に出かけると、その土地独特のものに出会うこともあり、これもまた楽しみの1つです。今年は 初めて揖保郡御津町の室津小学校へ行きました。かつては瀬戸内の海上交通の要所だったそうですが、現在は 漁業中心の小さな町です。少し前は梅林が有名だったそうですが今はほとんどないそうです。町中には往年 の名残があちこちに見られるので、小旅行にはとてもおもしろいところだと思います。
そして、室津では
絶対に見逃してはならないのが「うめちゃん」の焼く「お好み焼き」です。うすく焼いた生地の上にキャベツ、
少量の天かす、紅しょうがをのせ4分の1ほどに折りたたんでソースをぬる。これが170円!!キャベツの
代わりにネギを入れたネギ焼きも同額。ブタ肉を加えたり、玉子をのせたりしても240円!!ほかに、
ラーメン、うどんもあり、とにかく安い。また酒類は一切置かないというのもすごい。サイダーはあるが、
ビンにラベルが貼られていない。オヤジは飲みませんでしたが、あれは本当にサイダーだったのだろうか。
「うめちゃん」は一人で切り盛りしている少し年を召したオネーサンの名前で、店には看板がなく、営業
しているときには小さな「のれん」がかかっているだけなので、よく注意しないと見逃してしまいます。
すぐ近くには高級料亭と思われる店もあり、観光客はきっとそちらへ行くのだろうと思います。しかし、
室津では「うめちゃん」のお好み焼きを食べなければいけません。170円ですよ、170円!!
恐るべし室津、恐るべし「うめちゃん」。
2002年7月 もとはる