ファービーの赤外線通信の波形をパソコンに取り込むには、
赤外線入出力装置のあるパソコンと、解析ソフトが有れば、なんでも良いわけですが、
今回は、パソコン本体に「富士通 FM−TOWNSU UR」と、
赤外線入出力に「ワイヤレスコマンダー FMT−RCT1」
解析ソフトに「リモコン波形表示Ver1.01」を使いました。
まあ、最近のノートパソコンには、すべて赤外線装置が付いてるわけですが、ソフトが高かったので。
タウンズは、もともとOSに赤外線学習リモコンが組み込まれており
今回使ったソフトも、フリーウエアです。
この構成は、タウンズ全機種で可能ですが、今回は10インチトリニトロンが奇麗な
URを使いました。値段も安かったしね。
通常、赤外線波形は、学習リモコンなどで取り込むと、一定時間で繰り返しに
なりますが、ファービーは5、6ブロック記憶されます。
しかし、送信して動作させるためには、最初の2ブロックだけで、OKでした。
上の写真、上の波形は「ジョーク、ワハハ」の動作をさせ
下の波形は、「リッスン ツー ミー、シング」の動作をさせるものです。
右の写真は、時間軸を伸ばして、拡大してみました。
この波形の、間隔や山を小細工すると、違う動作をするようになりました。
ただし、あんまり変えると、動かなくなります。
上の3枚の写真の、上の波形は、ファービーのもの、下はよくファービーが
操作出来ると言われている、パナソニックのビデオリモコンの波形です。
これは、どちらも送信すると、ファービーは、「ジョーク ワハハ」と言って
喜んでくれます。
こんなにも違う波形なのに、ファービーちゃんたら、結構いい加減です。
なお、右は、大きさ拡大、下は、時間軸拡大のすべて同じ物です。
結構、使えるリモコンたち、左は、カシオの腕リモコンCMD−50
各社、テレビ、ビデオに加えて、学習も出来るので、これさえあれば、
おもちゃや店頭の、ファービーさんたちを、踊らせほうだい!!
右は、オーディオテクニカの学習リモコンATV−514
すべてと言うわけにはいかないが、かなりの波形は記憶できます。
ブラウン管撮影は、ピントが合いにくく、見づらくてすみません。
今回使った波形ソフトは、REC、PLAYとディスクに保存、読み出し
波形のエディットが出来る優れものでしたので、いろいろやって見ましたが、
確定的な、ファービーの波形の構造は、分かりませんでした。
また、ファービーは、同じ波形を受信しても、必ずしも同じ動作をするわけではないようです。
その時の、ファービーの状態で、いろいろ変化するようですが、
基本的に、何度もやってると、その波形で多い動作は、決まっているようです。
まだまだ、謎の多いファービーですが、より詳しい研究が出来る方々の
ご健闘を祈りながら、この辺で。