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メス! 森林保険特別会計(農林水産省所管)  加入者の減少で特別会計の意味がない!
1 森林国営保険法(S12法25)に基づき、森林火災、気象災害及び噴火災害を保険事故とする、国の保険会計(森林保険事業).平成16年度の予算を見る.
(注:億以下の単位は切り捨てているので合計が合わない事がある.赤字は借金関係.は問題点.は他会計への資金提供)
歳入(単位億円) 歳出(単位億円)
森林保険料収入
前年度繰越金
雑収入
41
124
0
森林保険費
森林保険業務費
予備費
28
16
14
162億円 58億円
元々は森林火災のみの保険であった.加入者の減少に伴い、気象災害や噴火災害に対しても付加価値をつけて拡充を図りたいようであるが、保険業務は減少している.歳出は歳入の4割弱しか消化し切れていないから、過剰請求である繰越金だけでも、3年分の歳出が間に合ってしまっている.又、40億の保険収入と28億の給付業務に、16億もの業務費がかかるものだろうか?ここの会計の定員は7名ですから、総人件費も知れている..国民の資金を搾取する構造がここにも見える
2 加入者減少の影響は「船員保険特別会計」と同じであるが、歳入に見合う歳出がないのだから状況はもっと悪い.この給付は、一般規模の災害規模に対する保険業務のみで、激甚災害のような規模になれば別会計から補助されるので、車でいえば自賠責みたいな会計である.状況も良く似ている.
参考 1)「特別会計への道案内」松浦武志著:創芸社出版
2)「財務省ホームページ」
3)「公益法人(財団)船員保険会ホームページ」