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私見 港湾整備特別会計(国土交通省所管) 予算の75%は一般会計頼み!余剰金が45億.
1 港湾整備事業等の経理を明確化する目的で計上されている会計.H16年度も、特例港湾施設工事勘定が組まれている。これは、エネルギー港湾を4港新設する費用である.平成16年度の予算は以下となっている.
(注:億以下の単位は切り捨てているので合計が合わない事がある.赤字は借金.は問題点.は他会計への資金提供).
1)港湾整備勘定
歳入(単位億円) 歳出(単位億円)
一般会計より
一般会計(改革推進公共事業償還金等財源)より
産業投資特別会計より
空港整備特別会計より

特例港湾施設工事勘定より
港湾管理者工事費負担金収入
償還金収入
改革推進公共事業資金貸付金償還金
受託工事納付金収入
余剰金
雑収入
2698
58
0
11
9
665
78
42
118
45
6

港湾事業費
港湾事業費(北海道)
港湾事業費(離島)
港湾事業費(沖縄)
(改)港湾事業資金貸付金償還時補助
(改)港湾事業資金貸付金償還時補助(離島)
(改)港湾事業資金貸付金償還時補助(沖縄)
埠頭整備等資金貸付金
港湾事業資金貸付金
受託工事費
港湾事業等工事諸費
産業投資特別会計へ繰入
産業投資特別会計(改革推進公共事業償還金)
予備費
2241
417
272
281
38
2
1
38
0
109
226
41
58
5
3730億円 3729億円
NTT株売却の利益等を含めた一般会計財源から2798億円を受入れている.これは総予算の75%にあたる。これが、特別会計といえるのだろうか?この会計とは別に、一般会計の中に沖縄総合事務局と北海道開発局の予算56億が計上されているという.よってこの会計は一般会計として、審議を受けるべき状況になっている.審査を受けないよう、カモフラージュをしているに過ぎない.さすがは、国交省策略!
2 2)特例港湾施設工事勘定
歳入(単位億円) 歳出(単位億円)
一般会計より
港湾管理者工事費負担金収入
受託工事費負担金収入
余剰金
雑収入
23
14
41
1
0
エネルギー港湾施設工事費
工事諸費港湾整備勘定に繰入
予備費
73
9
0
79億円 82億円
エネルギー港湾の利用率がどのくらいになるのかの見込みが判らないとなんともいえないが、今のエネルギー政策のあり方から見れば利用率は少ないであろう.というのは、原子力発電に伴って利用されるものなので、原発が2010年までに12基程度の新規稼動のはずが、新規4基に終わっているのだから4港しか造れないのである.プルサーマル計画も進んでいないので、「役人の無駄使い」を、押して知るべしである.ここも余剰金1.9億を出している.
参考 1)「特別会計への道案内」松浦武志著:創芸社出版
2)「誰も知らない日本国の裏帳簿」石井紘基著:道出版
3)「財務省ホームページ」