農業災害補償制度(NOSAI制度)は、農業災害補償法の規定に基づき、保険の仕組みを利用して、米・麦、畑作物などを対象に、災害を受けた農業者の損失を補填して、農業経営の安定を図ることを目的としています。 わが国の農業は、自然災害に見舞われることが多く、農家が掛金を出し合い(国が一部を補助)、相互に助け合って災害に備えるという、国の農業災害対策の柱となっている制度です。
NOSAI制度は、農業共済組合または市町村(総称「組合等」)、農業共済組合連合会、政府の3段階制を基本に運営されています。(右図参照)
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 水稲や麦が自然災害や病害虫などによって被害を受けたときに、その損害の程度に応じて補償する事業です。 |
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 牛・馬・豚が病気や事故で治療を受けたり、死亡・廃用などによって損害を受けたときに、その損失した費用を補償する事業です。 |
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 ばれいしょ、大豆、小豆、いんげん、てん菜、ホップなどを対象に自然災害や病害虫などによって被害を受けたときに、その損害の程度に応じて補償する事業です。 |
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 ガラス室やビニールハウスなどの園芸施設や施設内農作物が、自然災害や病虫害などによって被害を受けたときに、その損失した費用を補償する事業です。 |
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 りんごが自然災害や病虫害などによって被害を受けたときに、その損害の程度に応じて補償する事業です。 |
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 貸し付けしている防除機械などが火災・接触・衝突などによって損害を受けたときに、その損失した費用を補償する事業です。 |