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メス! 都市開発資金融通特別会計(国土交通省所管)国が都市開発をする時代は終わった!即刻廃止!
1 当該地方公共団体等が大都市の開発用地を先行取得する場合、その買収資金を貸付ける目的で計上されている会計.財形投融資の対象となっている会計である.平成16年度の予算は以下となっている.
(注:億以下の単位は切り捨てているので合計が合わない事がある.赤字は借金関係.は問題点.は他会計への資金提供)
歳入(単位億円) 歳出(単位億円)
運用収入
償還金収入
他会計からの繰入
産業投資特別会計から借入
前年度余剰金
590
18
68
50
122
都市開発資金貸付金
都市開発資金貸付特別金
事務取扱費
産業投資特別会計へ繰入
国債整理基金特別会計に繰入

予備費
274
0
0
36
539
0
848 849
割愛した数字だが、ここだけみても一般には理解できない会計で、基本的に運用と償還金収入で充分潤っている.財形投融資から50億の借入,他会計から68億繰入れし計118億は借入金と言える.余剰金が122億あれば繰入れの必要はないであろろう.全く関係のない国債整理基金特別会計に539億繰入しつじつまを合わせている.つまり歳入を多く見積つもり、使わない資金を他会計に回すか貯蓄しているのである.運用収入だけでもで充分潤っている.第一に他会計から借入れる必要がないし、他会計に資金提供することも必要ない.
2 東京ではビルがどんどん建っているが、六本木ヒルズ(4700億)、防衛庁跡地(3800億)、汐留の開発は全て民間プロジェクトである.16年は貸付額274億しかないではないか!それに、16年度の損益計算では既に赤字に転じている.赤字累計27億となっているが、余剰金で返却することはない.余剰金で誰が潤っているのかだが、国土交通省と傘下の法人ということになる.
参考 1)「特別会計への道案内」松浦武志著:創芸社出版
2)「誰も知らない日本国の裏帳簿」石井紘基著:道出版
3)財務省ホームページ