トラブル1 負圧コック破損!



 アイドリングが安定しないトラブルが発生しました。回転数が購入時より下がり900
回転あたりをふらふらしています。前は1400くらいでした。これはこれで高そうですが
急に下がったので疑問でした。アイドリングを調整してもレスポンス悪く、異常にガスが
目にしみるほど生ガス臭かったです。散歩程度のツーリング先で明らかに低速トルクが
なくなり発進に苦労するほどです。鼓動も大きく、いくらツインでもこんなだった?と
首を傾げるほどです。これはまずいとショップに帰る前にたった140km走行でガス欠!
初の路上トラブルです。なんとか近くのスタンドで給油できましたが、夏日なのに水温計が
上昇しない始末。ショップにたどり着くころには3000回転から回らず、走行中なのに
失火、エンスト・・・。もう恐怖です。ショップでみてもらいます。スナップ一閃、猛烈な
黒煙です。オーバーフローを疑っていましたが、エキパイを触ってみたら片方が熱くない
ようです。1気筒死んでました。緊急入院です。
 その後ショップからの連絡で両気筒火は入るようになったみたいですが、アイドリングは
まだ本調子じゃないとのことでさらに1週間みてもらいました。
 そしてやっと原因が分かったようです。燃料の負圧コックが破損したために負圧をとる
ためにあるマニホールドとの接続ホースへガスが直接流れ込んでいたようです。納得です。
濃すぎたわけです。生ガス臭かった理由も、黒煙も、回らなかった理由も氷解です。その後
エンジンの調子はすこぶる良好です。あれだけ黒煙を噴いたあとです。燃焼室も気になり
ますが、今後こういった不調の前兆を見逃したくないために一度サイレンサーを洗って、
今後のカーボンの付着を注意して観察したいと思い、洗浄実施しました。

ショップから帰ってきた直後の右サイレンサー。
こっちは内周までカーボンびっしり!

左はまだ内周にそれほどカーボンが蓄積していない。

今後のカーボンの堆積を見るためにまずはできる限りカーボンを
落としてみます。いらなくなった歯ブラシでこすります、が、


なかなか落ちないカーボン。今回のトラブルで溜まった軟らかい
煤かと思ったのですが、落ちない!ホースで水をかけながらこすります。
中に水入った?

歯ブラシを洗ったバケツ。煤です。墨汁です。

一夜乾燥後。内周の地肌も少し見えるようになりました。が、
テールエンドには強固なカーボンの固着があります。
今溜まったような感じではありません。今回のような
燃焼系のトラブルを抱えたタマだったのでしょうか。前オーナーからの
負の遺産か、私が乗ってからの問題なのか。納車時の写真で比べてみました。

左が納車時の右サイレンサー。右が洗浄前のショップから帰着直後の
右サイレンサー。納車時から煤で真っ黒。VTR特有の左右差か、たまたまこの車体の
持病なのか、前のオーナーの負の遺産なのか?
とりあえずもともと黒いと。今回から注意深く観察します。
 ショップも負圧コックの破損にたどり着くまでにキャブのOHを3回ほど行ったような
ことを言っていました。深刻なトラブルからなんとか回復です。納車時のサイレンサーも
煤けているので納入時から本調子じゃなかったのかも知れません。これで燃費が回復すれば
非常にありがたいです。いろんなVTRのHP見てますが、ワーストレベルの燃費なんで
萎えてました。今後楽しみです。
直ったと思い翌日ツーリングに出かけましたが、再び
深刻なトラブル発生!山間部で走行不能に!萎える・・・。
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