スペイン
10年1月3日〜10日
1月3日 フィンランド航空<A340−300型機>AY0080便は機材の到着遅れのため 約30分遅れて12時55分 中部国際空港を出発 満席 ほとんど日本人 この機の座席配列は2×4×2でサービスも受けやすく使いやすい 偏西風を避け 日本海を北上 2時間後に機内食がでる 白ワインを飲む 後方にドリンクバー付き シベリヤ上空で機外温度は氷点下73℃ 向かい風平均15m 最高速度約800キロ 飛行高度約11300m 座席シートは快適 フィンランド人の客室乗務員の応対は良い 主なアナウンスはフィンランド語・英語・日本語 ヘルシンキとの時差は7時間 持っていったCD6枚と本 新聞など読み現地時間に 合わせて過ごす 定刻15時15分ヘルシンキに到着 外の気温は氷点下17℃ この空港はエスカレーターは無いのか長い距離を 歩いてバルセロナ行きの搭乗口へ ここでまた出発便の遅延一時間 機内の清掃のためとか バルセロナまでは4時間 けっきょく ホテルの部屋に入ったのは家を出てから24時間後 =写真をクリックすると大きくなります= サムネイル画像です |
シベリヤ上空 |
機内の飛行ガイド |
雪のヘルシンキ空港 |
ヘルシンキ空港内 |
1月4日 バルセロナ市内観光 サグラダ・ファミリアへ 写真で見たとおりのものがそこにあった これもガウデー作のグエル公園 はガウディーの生涯の後援者グエルの依頼でつくられた公園 カサ・ミラ〜カサ・バトリョ〜バルセロナオリンピックのメイン 競技場のあるモンジュイックの丘へ ここは市内が一望に見渡せるよい展望台になっている 昼食はスペイン名物パエリヤ 午後はバルセロナからバスで1時間 のこぎりで挽かれた山という意味のモンセラートへ ここには黒いマリア像が安置され マリア信仰の聖地としてカタルーニャ地方の人々の信仰を集めている 標高1235mの山の中腹に修道院が建てられている ホテルもあり観光地になっている ここは黒いマリア像の他にエスコラニアと呼ばれる少年合唱団も有名だ この歌声は毎日行われるミサで聴くことが出来るそうだ モンセラート美術館にも入ったが 考古学関係の資料や展示物 の他 ピカソ・ミロなどの作品も展示してあった 夕食の前にライトアップしてあるサグラダ・ファミリヤへ バルセロナのこのホテルは簡素だが清潔感がある 水の出は好い ベッドメーキングは好い |
1月5日 5時半起床 7時からブュッフェの朝食 そのまま7時45分ホテル出発 10時発の国営高速鉄道のユーロメッドに乗車 この列車はバルセロナから地中海沿岸を都市を結んでいて 車窓からオレンジやオリーブ畑などを見ながらの5時間の 列車の旅は快適でなかなか好い アリカンテで下車 暖かい 美しい海岸 陽光がまぶしいリゾート地 これが地中海 性気候 150mの丘の頂上にはサンタバルバラ城 景勝の地 ここからグラダナまでバスで365k ホテルに着いたのは 午後8時 ホテル・カミノ・デ・クラダナはアルハンブラ宮殿の近く 簡素・清潔 水の出は好い 枕は良好 エアコン快適 |
1月6日 8時出発 まだ真っ暗 8時半に入場 入場料は2000円 明るくなったアルハンブラ宮殿内に居るのは我々だけで静か もうちょっと経つと観光客でいっぱいになるそうで写真撮影もままならないと聞く ここは早朝観光に限るようだ ここ専門のガイドに案内をしてもらう イヤホーン付きのガイドは好い タルレガ作曲の<アルハンブラの想い出>のトレモロのメロディーが思わずうかび とうとうあの 名曲の舞台に来たかという感動にひたった 見学は王が執務を執った部屋 メスアルの間から始まる 壁面や天上を飾るアラビ ア模様の絵タイルの漆喰細工の美しさに圧倒される 窓からは 世界遺産<アルバイシンの街>並みが見渡せる アラヤネスの中庭へ 長方形の池の両側にアラヤネス(天人花)の植え込みがあることからその名が付けられた 正面に細い石柱にさえられた七つのアーチが見え その先に45メートルのコマレスの塔 これらの景観を鏡の様な 水面に映している ヘネラリーフェへはグラダナ王の夏の離宮 水をふんだんに利用した庭園で 中でも美しいのはアセキアに中庭 アセキアとは水路のことで 縦長の池の中央に細長い水路が設けられ左右に並ぶ沢山の噴水から絶え間なく水が降り注いで いる アルハンブラで最も古い建物のアルカサバ(城塞)の中央にあるベラ(夜警)の塔からの眺めは素晴らしく アルバイシンの 街 サクラモンテの丘 クラダナの街 そして遠くにシェラネバタ山脈までの大景観が望める 終始観光客の姿を見ない ここのガイドは 「私は20年この仕事をしているが こんなことはただの一度もなく 奇跡みたい」 だという いつもは大混雑で入場制限をしているとのこと セビーリャへ250k 丘の上の修道院を改装した国営のホテル パラドールで昼食 セビーリャ市内へ ここはスペイン南部 アンダルシア地方の中心都市 ヨーロッパ屈指規模のカテドラルや高さ98mセビーリャのシンボル的存在のヒラルダの塔 |
精巧な装飾 が美しいアルカサル(王城) ヒゼーの歌劇<カルメン> ロッシーニの歌劇<セピリアの理髪師>の舞台 またフ ラメンコの本場として名高い 夜は8時からそのフラメンコを観に行った ホテルに着いたのは午後10時 |
|
ゴルドバのシンボル モスキータ |
大聖堂の内部 | ユダヤ人街の花の小路 | ラ・マンチャの丘の雪 |
3月8日 宿泊のヌエボ・ボストンホテルは大理石を多用したホテル バスルームは快適 今回の旅で使った四つのホテルは 豪華ではないが バスタブ付きでアメニティーグッズも揃い タオルやベッド・枕・空調も快適で好かった 日の出は8時30分 明るくなった9時出発 プラド美術館へ ルーブルやメトロポリタンに比べ建物の規模はやや小さめ かもしれないが堂々とした佇まい 代表的な画家のペラスケス・ゴヤ・グレコなどのスペイン絵画のほかにも ラフアエロ・ ポッチチェリなどのイタリア絵画も充実している この美術館には三つの門があって そこにペラスケス・ゴヤ・ムリーヨの 銅像が入場者も出迎えるように立っている 数ある所蔵美術品の中で 事あるあるとき一番に持ち出す作品が ベラスケスのラス・メニーナスだという 華麗な王宮〜スペイン広場の中央にはセルバンテスの像 その前にロシナンテに乗ったドン・キホーテとロバにまたがる サンチョ・パンザの像がある 昼食はスペイン名物のタパス料理 午後は マドリッドから70k 中世の面影を今に伝えているトレドへ 向かい側にある展望台からはトレドの全貌が見渡 せる トレドの街は細い道が迷路の様に入り組んでいて迷い易いが 街の中心にカテドラルが聳えているのでわかり易い そのカテドラルは スペインカトリックの総本山と言われるだけに各地のカテドラルのなかでも最大の規模を誇っている ゴシック様式の壮麗な大聖堂の中には 絵画 彫刻の芸術作品が数多く展示されていて優れた美術館としても価値を 持っている マドリッ子の憩いの広場 マヨール広場を通ってホテルへ |
世界遺産の街 トレド全景 |
|||
ベラスケス作 ラス・メニーナス (平凡社刊世界美術全集から) |
トレド カテドラル | スペイン広場 セルバンテス像前 |
|
1月9日〜10日 午前7時 真っ暗の中空港へ 空港まで約30分 10時マドリードを出発して雪のヘルシンキまで4時間 ここで4時間近くの 乗り継ぎ便待ち 午後5時15分発のフィンランド航空名古屋行きは機材未着 電気系統の故障で再度の出発遅れで結局 1時40分の遅れ 帰りもA340−300型 快適なシートだが前後が狭い設定 モスクワ〜ウランバートル上空を通り天津から 左折 偏西風の乗り音速に近い時速1130キロ 並んで飛んでいたJAL機は福岡空港へ着陸するためか降下していった 宮津上空辺りから鈴鹿山系の上を通り伊勢湾で大きく左折 2時間遅れの12時に中部国際空港到着 空港で同行の皆さんと再会を約し今回の旅は終わった |
同行の美女たちとの食事 | マドリード国際空港ロビー | 宮津辺りから右折 鈴鹿から伊勢湾へ | 知多半島上空 |