佐 渡 へ の 旅
09年11月22日〜24日
今回はクラブツーリズムの旅 乗りたいと思っていた特急ワイドビュー<しなの>に乗り 長野まで2時間50分 途中の車窓から望む
信濃の山々の紅葉は今が盛り 長野駅に到着して直江津行きのバスに乗り換えるころは やや風が強いが路上に雪の降った形跡
はない ところが 上越方面は強風と大雪で 直江津からの佐渡行きのフェリーは欠航
だという 急遽大型船が就航している新潟へ向かうが 上越道の妙高の手前辺りから大雪
となり 風も強くなり対向車線はスリップ事故もあり大渋滞 上越道を日本海の沿岸辺りへ
行ったころには雪も止み 晴れ間も見えてきたが 新潟〜両津間も欠航とのことで新潟泊
ホテルは新潟のおしゃれスポット 万代エリアにある全日空系の万代シルバーホテル
明日は風も収まり船は出るようだ 遅れた旅程を取り戻すため 6時出航の第一便を予約
食事はホテル内ダイニングで 鶏肉メインの西洋料理 さすが米の本場 ご飯は美味
かったし新潟の銘酒<菊水>は さすが天下一品の味わいだった
新潟の繁華街としては ここから古町辺りだそうで 食事後 万代大橋まで散策
風が強く寒い 信濃川はだいぶ増水している この辺りなかなか綺麗な街で人も親切だ
佐渡島 新潟から約60キロ 一周約280キロ
東京・淡路島の1.5倍 気候は海流の関係で温暖
特急<ワイドビューしなの>車内 | 上越道の雪中の渋滞 | 新潟〜両津間の大型フェリー<こがね> | 佐渡ヶ島が見えてきた |
翌朝 5時起床コール 朝食はサンドウッチ 5時半にタクシーで港へ 約5分 朝早くからターミナル内は大勢の乗客で混雑している
船内は全席満員で通路で横になっている人も多い 私たちは喫茶室の椅子で過ごす 船員の人に聞くと 今日の波高は
2メートル うねりがあるという 昨日の波高は約6メートルで全船欠航だったようだ この席は船の中央部で ゆれは比較的少ない
がそれでも大きなゆれだ 時々大きな波が船の側舷打ち大きな音をたてる 到着の40分ほど前になり 船が佐渡の島影にはいると
波も収まってきた
島内最高峰の金北山(1172)を主峰とする大佐渡山脈には うっすらと雪が見える 佐渡は暖流の関係で温暖で 雪はあまり降ら
ないようだ 南には大地山(646)を主峰とする小佐渡山脈が横たわっている 二つの山脈の間が国仲平野で穀倉地帯になっている
昔から自給自足の伝統があるとのこと
立派な国道350号線で海岸線の景観を見ながら島の最北端へ向かう
大きな一つの石で出来た大野亀や二つ石の美しい景観を見て折り返す 国際保護鳥・特別天然記念物の<朱鷺>が飼育されて
いるトキの森公園へ ここは島の中央部の4ヘクタールの敷地の中に 飼育・繁殖・育雛の各ゲージとトキの資料展示室がある
:現在11ペアーから14羽のヒナが育ってる 現在ここには全部で100羽近くのトキが大切に育てられ 自然界へ放たれるのを待っている
佐渡歴史伝説館で昼食 ここは佐渡に縁の人世阿弥・日蓮聖人・順徳天皇から 伝説の安寿伝説・夕鶴伝説・おけさ伝説などを
ハイテクロボットがわかり易く説明してくれる ここでジェンキンス氏に会って一緒に写真に納まってもらった
一枚岩の大野亀 | 雪化粧の大佐渡山脈 | 日本最後のトキ キンちゃんの剥製 | ジェンキンスさんと一緒に |
徳川300年を財政の面で支えた佐渡金山 発見後約400年にもわたって採掘が行われたところ 昔の坑道跡や金塊・小判などが展示されている
この日夕方から ツーリズムの貸切イベント<大収穫祭>が行われ 佐渡の地酒のサービスや海鮮炭火焼・漁師汁それに地元の人たちによる
伝統芸能の佐渡おけさや鬼太鼓(おんでこ)などを鑑賞 佐渡の思い出に色を添えた
宿泊は相川の海岸 景勝の地に建つ<ホテル吾妻> 佐渡沖で採れたブリに蟹・えびと佐渡名産おけさ柿のシャーベットなど美味しかった
佐渡金山 中央の山の凹部は露天堀の跡 | 大収穫祭の舞台 | 小木のたらい船 | 海岸の景観 |
三日目 5時半真っ暗の中 海岸線を60分走った その間会った車は5台だった
朝食は旅館定番の和食 ひさしぷり日本を感じた
佐渡名物のたらい船へ 女性の船頭三人が今年の夏に このたらい船で日本海を渡り新潟まで行ったという 一時間づつ交代で漕いだというが
それでも立派なものだと思う
佐渡には灯台が8つあるが 上の右の写真は 島の南端にある沢崎鼻灯台からみた景観
復路は 南の港 小木から 船内に乗客は少なくゆったり直江津まで 往路ほどではなかったが揺れも少々あった
千曲川を渡り旅情を感じ 長野駅でバッグを預け 駅の辺りを散策 なかなか綺麗な街だ 帰りもワイドビューしなの 名古屋に7時50分に着いた
波が側舷を打つ | 外海府の荒波 | 小佐渡山脈 | 千曲川 |