ハンガリー・オーストリア・チェコ
02年8月16〜23日

午前10時10分名古屋発のルフトハンザ航空フランクフルト行きは 4発のエアバスA340 2×4×2
ビジネスクラスは2×2×2の46列仕様 
フランクフルトまで約12時間 離陸後 水平飛行に入るとすぐに食事 飲み物の定期サービス3〜4回 
着陸2時間前に二回目の食事 オーディオは8チャンネル 映画3本 内日本語吹き替え2本
映画などの間に 飛行状況の案内がある ディスプレイは4つで見難い席もありそう ビジネスクラスは
個々の席にディスプレイがある 
左=ルフトハンザ航空A340機ドイツ上空
トイレは中央部に4箇所 最後部両側にちょっとした場があるので そこでストレッチングなどすると良いと思う
この日は満席 到着まで太陽は沈まなかった 午後3時到着  時差はサマータイム中で7時間 (−)
ここでブタペスト行きを7時間待ち これはとちょっと辛い 空港内のハロッズなどをウインドショッピング
1.5時間でブタペスト到着  気温14.6度 午前0時30分 郊外のホリディーイン着 とにかく寝る 
 翌朝5時55分窓を開けたら 真っ赤な太陽が昇ってくるのが見え あわててランニングに出る 通勤の時間帯か高速道路に車は多いが古い車が多い
朝食はコンチ方式でやや品数が少なめでやや辛い味付け
日本の5月の気候か 爽やかで快適 9時ごろ Tシャツと短パンで市内まで車で20分
この旅は 昼間は全部Tシャツに短パンで通し 夜の食事は紺ブレ
ハンガリー一の大きな広場  イシュトバン一世など歴代の王の像の建つ 右=英雄広場を観て
洪水の名残の濁流が増水しているドナウの向こうに王宮の丘が見えたときは これがあの・・と感動した
色々な歴史を積み重ねて来たこのゴシックとバロックの折衷の建物は 現在は美術館や図書館として市民に開放されている
付近の石畳の静かな町並みは世界遺産に登録されている
ここの漁夫の砦からドナウ越しに見るペスト地区には国会議事堂と右手にクサリ橋が見える 
左=王宮の丘から見るドナウ川
この橋は今回の大洪水のため通行ができなかった
80Mk尖塔がひときは目を引く マチャーシュ教会 ユダヤ教会のシナゴークを経て 洪水の水が引いたばかりの
市電の通りを歩いて ハンガリー国立歌劇場へ 正面の左右に リストと国歌の作曲者エルケル・フェレンツの像が建つ
ちょうどタイミングよく場内観覧ツアーが出る時間だったので そのツアーで靴の上からビニール製の覆いの靴を履いて
場内へ 大理石のエンタシスの円柱 真っ赤な絨毯 鉄製の緞帳 ここでワーグナーの楽劇などが上演されるという
歌劇場の向こうにハンガリー国立バレー学校がある
遊歩道を歩き ゴージャスな喫茶店に入ってコーヒーとケーキ ここは後で調べたらジェルボーという名前で 有名な高級カフェーだった トイレもすごくゴージャス
いったんホテルに帰りさっぱりして 右= ハンガリー歌と踊りの酒場へ  この旅行のサブカメラとしてもってきたキャノンのIXY200a シャッターのタイムラグが気になる
 次の日 ホテルの隣にあるToscoという名の大スーパーへ行って モーツアルトのCDを一枚200円で ミネラルウォーター500ccを20円で買う 
バスでウィーンへ エアコンの効きが悪く カーテンも小さく暑い ガソリンスタンドなどで停まる時に外へ出ると 爽やかできもちが良い
途中のセンテンドレの街は中世ヨーロッパの雰囲気を現代に伝えている カメラの被写体に困らない
ドナウの河畔の街で洪水の水を防ぐ土嚢がまだ残っている
途中のエステルゴムで昼食 ここにある 左=ハンガリーカトリックの総本山 大聖堂168Mの塔へ 細い階段を上る
ここから見るドナウは濁流だが美しい
この日 F1レースのハンガリアカップが有って渋滞予想だったが順調だった 国境もほとんどフリーパスでウィーンへ
食事を早めにして 右下=シェーンブルン宮殿のコンサートへ出かけ モーツアルト・J・シュトラウスを聴く
最後の曲はシュトラウスの美しき青きドナウ そしてアンコールはラデッキー行進曲に手拍子を添え雰囲気が盛り上がった
終ってから指揮者と一緒に写真を撮っていたので遅くなり 退場が最後になってしまった
 ウィーンのホテルは市内からタクシーで20分 周りはゴルフ場・テニスコート・サッカー場・遊歩道などがあり緑の中にあるホテル 朝のランニングも気持ちが良い
今日はウィーン市内へ この空気 モーツアルトやシューベルトなど楽聖も吸ったと思うと感激だ 左= シェーンブルン宮殿ウィーンミュージックフェラインザール・ウィーン国立歌劇場など見て又 感激・
これらの前では当時の服装をした人たちが 当日の入場券を売っており 聴こうと思えば聴けそうだ
この一角でウィーンナーシュ二ッツェルを食べ ケルントナー通りをシュテファン寺院まで散策 国立歌劇場の裏にあるザッハーで 世界一有名なチョコレートケーキ(ガイドブックによる)ザッハートルテを食べた
この辺りにはモーツアルトグッズの店が沢山ある
Tシャツなど買う 多々ある楽聖の中でも モーツアルトの人気は特別のようだ
路面に クーべリック・マーラー・ワーグナー・レハール・シューベルトなどの音楽家の名前の入った銘板がはめ込まれている さすが音楽の都だ ただ今日は月曜日でフィガロハウスなどの博物館が休館で残念
市電に乗りリンクを一周 停留場で来た電車の扉のボタンを押すと扉が開く 車内でキップを2ユーロ(約240円)で買うのだが キップなしでも乗り降りできるので 見ているとキップを買わない人も多いようだ 一周25分
リンク一周の市電に乗ると 車窓から王宮・ゲーテ像・国会議事堂・ウィーン大学・証券取引所・ドナウ運河・左=J・シュトラウスの像がある市立公園・オペラ座なとを見ることができ便利
右下=映画 第三の男に出てくる 大観覧車に乗る このプラーター公園のメリーゴーランドは本物の馬が走っていて
思わず笑ってしまったが 馬は毎日大変だろうな 公園から車で20分ほどの今年出来たワインを飲ませる酒場 ホイリゲでハンガリーダンスを見ながらの食事 いつもながらワイン冷えてないなー 
この近くにベートーベン縁のハイリゲンシュタットがあるが時間切れでアウト
ホテルへ このホテルはエアコンなしだが暑くない 窓を開けると風が肌に心地よい
名古屋を出るときに中日新聞に洪水で水没した現状として紹介されていた 左・右下=プラハ郊外の世界遺産の街 チェスキーフルムノフへ 
前日から観光客の立ち入りが許された この街の中央を流れるモルダウは 水量は減っているが泥色をした濁流 泥のにおいがしていて 停電のところが多く店の中は暗い 街の中の最高水位は7Mと聞いたが 所々に浸水の跡があるものの 影響を感じるところはあまりなかった
お城からこの街の全貌が望めるが まさに中世の街そのものだ
 百塔の街プラハへ ホテルから車で20分 街に近づくとあちこちにゴシック様式の特徴である尖塔が見える 
中でも ひときわ目につくのはプラハ城の中心 聖ビート教会の96Mの尖塔だ
その裏手にあるのがカラフルな家並みが続く一角が 左=黄金の小径 ここを出ると右前方にモルダウに架かるプラハ最古の石橋カレル橋 が見えるが洪水の影響で通ることが出来ないようだ
濁流が流れた跡をとどめる市電通りを歩いて対岸の旧市街へ 
モーツアルトの指揮で歌劇ドン・ジョバン二が初演されたエステート劇場を通り このあたりは 右=スメタナホール・聖ヤコブ教会・旧市庁舎・
火薬塔などをガイドブックを手に歩く 右下=カレル橋へ警官が立っている 立ち入り禁止 写真だけ撮る
横の国立劇場はチェコ芸術の殿堂にふさわしい堂々たる建物
地下鉄が不通なので市電が無料で開放されいたが満員 これに6区間乗って プラハのバロック建築で最も名高い 聖ミクラーシュ教会へ 内部の装飾は素晴らしい
 ここのオルガンはモーツアルトも演奏したという
ホテルへの帰り道 ハプスブルグ家最後の 狂気の皇太子フランツ・フェルナンドの城 コノピシュチェ城に寄る この皇太子が愉しんで殺した動物は3万頭 その頭部を標本にして説明入りで回廊にびっしり展示してある 写真撮影禁止でその残酷さを紹介することが出来なくて残念 
 帰る朝ホテル前の寒暖計は13度 快適 通勤時間を避け 早めに出たので渋滞もなく空港へ
左=ミュンヘンまでのダッシュ400機はプロペラ機 プロペラのすぐ横に席をとり その回転がよく見えて楽しかった この間1時間
ミュンヘンからフランクフルトまではA300−400機で1時間 ここで2時間待ち
定刻12時10分フランクフルト発名古屋行きのルフトハンザA340機は 離陸後4〜5時間経ったら暗くなってきた
名古屋到着の3時間前から始まった オーシャン11を見ていたが あまり頭に入らない
来るとき機内で読んでいた森村誠一の本の続きもあまり頭に入らない
やっぱり疲れたかな
ルフトハンザの機内サービスは地味で確実 サービス過剰にならず まぁーまぁーか
定刻8時15分名古屋空港到着 この日の名古屋は涼しかった