ノートPCのメモリ増設計画



1.SONY VAIO PCG-XR1G

 この機種は標準搭載OSがWindows98SEであり、標準メモリ搭載量が64MBとなっています。確かにWindows98SEで使用するにはこれで十分なのでしょうが、OSをWindows2000に替えたいと言う野望もあり、メモリの増設に踏み切ることにしました。

 ちなみに、メモリ最大搭載量のメーカー公表値は256MB、メモリスロットは2つ装備されています。標準搭載の64MB×1を外して128MBのものを2枚差し込む、と言うのがメーカーサイドの考え方ですね。
 SONYさんは、オプションでメモリ取付や大容量HDDへの交換サービスを設定していますが、256MBへのメモリ増設には税込み\42,000の価格設定がされています。た、高い…。

 取扱説明書には『本機はBXマザーを使用している』と書いてあるので、512MBまではメモリを扱える筈です。
 これは当然冒険する場面です。まずは、256MBのメモリ2枚(購入時点での合計価格2万円弱)を購入します。

 交換作業自体は取扱説明書にも記載されており、裏側のネジを1本外し、キーボードを支えている爪2本を押し込むとキーボードがはずれてメモリスロットにアクセス出来ます。
ここで、標準搭載の64MBメモリを取り外し、購入してきた2枚のメモリを差し込んで、元通りキーボードを取り付けたら電源投入。
 無事にメモリカウントが終了し、Windowsが起動しました。さらにWindows上でプロパティを開き、メモリが512MB認識されていることを確認します。無事作業終了♪

 今回の作業時間は約10分。メーカー公表値の2倍のメモリ量で価格は半額以下で済みました。v(^^)v


2.Panasonic Let's note CF-C33J8

 この機種は標準搭載OSがWindows98、標準メモリ搭載量=最大メモリ搭載量(メーカー公表値)となっており、オンボードメモリ32MB+メモリスロット64MBの計96MBという構成です。
 こいつにはPCカーナビになって貰うつもりでいたためにOSを安定性の高いWindows2000に替えたいと考えていました。そのためには、やはり96MBのメモリでは心許ないのでメモリの増設に踏み切ることにしました。

 こちらはNiftyのPanasonic PC User's Forumで64MBメモリを128MBに変更可能であるとの情報が記載されていましたが、とりあえず、VAIOの時に購入した256MBのメモリで実験です。

 作業自体には困難性はありません。まずは、タッチパッド直上のプラスチックカバーを外します。するとキーボードを固定しているネジ1本が現れますので、こいつを取り外し、キーボードを引っかけている爪に注意しながらキーボードを持ち上げます。

 これでメモリスロットにアクセス出来るので、64MBのメモリを取り外し256MBのメモリに差し替えてキーボードを元通りに戻したら電源投入。
 メモリカウントが始まり『成功か?』と思いましたが…。180MB付近でメモリカウントが止まってしまい…。まずいっと言うことで、即、電源切断。
 どうやら、256MBのメモリは使えないようです。

 改めて、今度は128MBのメモリ(Non ECCで購入時の価格5千円弱)を購入。同じ手順でメモリを取り付け電源投入。今回は無事にWindowsが起動しました。
 もちろんWindows上からもきちんと認識されています。

 今回の作業時間は、実験にとられた時間含めると約30分くらいでした。純粋に交換作業だけですと10分もあれば終わる筈です。(^^;


3.IBM Think Pad X22

 この機種は標準搭載OSがWindows98SEで、標準メモリ搭載量は128MBとなっており、オンボードメモリ128MB+空きメモリスロット×1という構成です。

 このX22については、メモリ最大搭載量のメーカー公表値=実最大メモリ搭載量であり、何も悩むことなく512MBのメモリ1枚を購入、スロットに差し込むだけで増設は終了です。

 IBMのノートPCは、UserによるPowerUpが簡単に出来るような構造になっており、メモリやHDDの増設・交換が実に容易です。
 メモリスロットへのアクセスは、ネジ1本で止まっている裏側の小窓を開くとそこにメモリスロットがあるので、メモリを差し込んで蓋を閉めれば作業完了、5分で全てが終わります。




ハードディスク大容量化計画 戻る