一般に、女性は男性より車の運転が苦手だと言われます。これは持って生まれたものだから仕方がないと割り切るべきものなのでしょうか?答えはノーだと、私は思います。それは、以下の3つの通説及び事実を結びつけると、おのずと答えは出てきます。 @脳の構造の違いから、女性は言語処理能力は優れるが、空間認知能力は男性のそれより乏しいといわれる A女性の物理学者は非常に少ない(化学、数学などと比較して) B女性のレーシングドライバーは意外に多い 一般に女性は運転が苦手とされ、その理由は@であるとの見方が多くなっています。しかし@〜Bをすべて見比べてしまうと、必ずしもそうではない(@とAはおそらく関連がある)、と考えざるを得ないでしょう。 改めて私は教習所でヨタヨタ走っていた頃と現在の違いを考えて見ました。 結論は、 ・ドライバーは運転が上達するまでは頭を使う(考えながら運転する) ・上達したドライバーは運転を体で覚えている つまり男女差は、上達するまでの道程が少々長いに過ぎない、その到達点はほぼ同じである ・・・と、私は思うのです。 思えば初心者の頃は、ハンドル操作あり、ギヤチェンジあり、クラッチあり、交通状況の判断もしなければならない・・・ 「んなもんいっぺんにできるかい!!」と思いながら、「車のどこが楽やねん」という気持ちを抑えながら運転していましたが、今は操作のひとつひとつを体が覚え、「こういうときは、こう運転する」ということもパターン化され、「こういうとき」の判断さえ間違えなければほとんどの状況で問題なく運転できる。 多くのドライバーがそうだと思います。要はいかに頭から体に切り替えるかです。その時、男女の差はなくなっています。自分は運転が苦手だと思っている女性の方、諦めずに頑張って頂きたいものです。 余談ですが、話をしながら運転するとか、本を読みながら電話をするとか、複数のタスクを同時にこなす能力は女性の方が優れているそうです。 |
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