「2000年12月3日藤沢市民交響楽団定期演奏会」
12月3日(日)10:30〜12:30(リハーサル)
14:00〜16:00 藤沢市民会館 指揮:三原先生(本番!)
☆ついにきました、練習不足の本番の日が。
アマチュア演奏家にとって練習不足は大敵ですが、往々にしてそういう状況にはまってしまうものです。最初っからいいわけがましいのも
見苦しい限りですが、本番が終わった今となっては反省するしかないじゃないですか?!
今回は本番での演奏機会が少ないため、リハーサルの時に張り切って吹き過ぎました、きっと。しかもリハーサルの時間がずいぶんと長
引いて、昼食がゆっくり取れませんでした。これも言い訳かな?
こんなネガティブなことばかり書いているのもしゃくにさわるので、ちょっといいことも書きましょう。
今回の「アルルの女」第2組曲の「ファランドール」はfffからのSOLOを1stに譲りました。やむをえません。私の演奏では演奏
効果が上がりません。そのかわりffffからはトロンボーン全員で吹きました。最初も練習のころは息も絶え絶えでとても人様にお聴かせ
できるようなものではありませんでしたが、何度もさらっていくうちになんとか形になっていくのです、この歳でも。
あきらめていたわけでもありませんが、自分にとってもっとも厳しい、しかし心の広い観客は自分自身なので、その自分自身を納得させる
ことのできるような演奏をしたいと常日頃から考えることにしています。
今回のファランドールは、いままで易きに流れかけていた自分に対する警鐘と、励ましになったかな、と考えられるようになったのです。
もっとも本番が終わったからこんなこと書いていられるんですけど。
次回の演奏会はとにかく練習に行けないのが残念でなりません。
12月2日(土)19:00〜21:40
藤沢市鵠沼公民館 指揮:三原先生(合奏・ゲネプロ)
☆今日はいわゆる最後の総練習(ゲネプロ)というものです。普通なら全曲通しで練習するのですが、欲張りすぎたプログラムと、それに
見合わない練習回数の少なさのツケがまわって、借金で首が回らない、そんな感じです。
もともと出番が少ないことはわかっていましたから(別にそのことを「よし」としているわけでは決してない)練習で吹くことができる
確率が低いことは覚悟していました。しかし...
こういうときは本番前に吹きすぎてしまう元になるんですよね、と本番が終わった今、こうして書き記しているということはつまり...
何事もほどよいのが一番という教訓になりそうな予感がします。
11月26日(日)18:30〜21:00
藤沢市民会館大ホール(実は1階ロビーか!?) 指揮:三原先生(合奏)
☆憤まんやるかたなしとは今日のことを申すのでありましょうや?とは申せ、大ホールにて合奏の最中にも1階ロビーにて楽器吹くこと叶い
しは、まさに不幸中の幸いと申さずしてなんとせん。(文法上の誤りは大目に見てください。)
今日はいつもよりいっぱい楽器を吹くことはできました、が、それはあくまで合奏外での出来事でした。ではいったい何を吹いていたかと
いうと、昨日買ったばかりのトロンボーン4重奏曲集です。これは往年のベルリン・フィルの名トロンボーン奏者、ヨハン・ドムスが編曲
(一部作曲までなさっております。)したものです。コラールが主でしたが、ヨハン・シュトラウスの「ウィーンはウィーン」や「ハッピー
バースデー」や「結婚行進曲」など、「for all occationes」の名にふさわしい曲集です。35曲すべてをやってしまったらもうなにも
吹くことができなくなってしまうかも知れません。1stと4thの音域が広くなっていてかなりキツイです。でもいい練習になることは
間違いありません。
3日前に楽器を吹いていたおかげで、今日はいつもになく好調な私でしたが、合奏のほうは「ファランドール」が時間切れのため演奏
できませんでした。もういうことなしです。いやがらせでしょうか?(←暴言?)来週はいよいよ本番です。(納得いかないので、文字は
灰色にしておきました。)
11月23日(木)13:30〜16:30(?)
藤沢市六会公民館3階 指揮:田代俊文先生(合奏)
☆何年かぶりに(1998年冬の定演に乗って以来)日本大学生物資源科学部管弦楽団の練習におジャマしました。今日はトロンボーンで
2ndを吹く予定の友人の代奏としての参加です、がノーアポでいってしまいました。現役のみなさま、驚かせてすみませんでした。
曲目はボロディン:歌劇「イーゴリ公」より「ダッタン人の踊り」とチャイコフスキーの交響曲第5番です。どちらも2ndは初見です。
テナー記号の楽譜を見るのは何年ぶりでしょう?(正確には「吹くのは」です。)見間違えはなかったと思いますが、テンポが速くなると
さすがにオジさん、反応できず...細かいところは初見ということで大目に見てもらって(だれに?)音量勝負に出てみました。
亀の甲より年の功とは昔の人はよくいったもので、なんとか面目は保ったでしょうか?!アルルでつらい目に遭っていたのが功を奏して?
ことのほか音の出はよかったです。そういえばシンフォニーなんて去年の秋以来吹いていないもんなぁ。小規模な、つまり出番の少ない曲
ばかりしか吹いていないといざというときに音が出なくなりそうで怖いです。今日はイヤというほど実感しました。
今日のひとこと
1.ある程度の音が出ていないとハーモニーは合わせられません。合ってから音量調整すればよいのです。
2.音の出だしと切りは合わせましょう。合わないとカッコが悪いし、ハーモニーも合わせにくくなります。
3.時間の余裕を見つけて(若いうちは見つけやすいはず?!)とにかく楽器を吹くように心がけましょう。うまく吹けない箇所は
1日50本(大げさ!)を目標にして吹くようにすれば、体力もテクニックも向上するはず?です。
4.できないと思ったら永遠にできないままになります。(昔よく言ったっけ...)
5.結果は終わってみないとわかりません。そこに至るプロセス(過程)も大切なことです。
6.可能な限り、いろいろな演奏を聴いて自分の好みを見つけてください。
最近は人に教えるということを全然していなかったので、いろんなことを忘れてしまっていました。そういう意味では楽器をある程度吹く
機会があったことも重要ですが、自分自身を見つめ直すという面でも貴重な体験になりました。
だからといって、2ndをバストロで吹くこたぁないでしょうが!(楽器がないのでしょうがないです...)
11月18日(土)18:30〜21:00(20:30まで)
藤沢市労働会館 指揮:三原先生(合奏)
☆やっと今回の演奏会で演奏する曲をすべて通しました...合奏はあと2回なのになんていうことでしょうか!どちらにしても私の出番は
アルルだけなので問題ないのですが。
せっかくのコントラバストロンボーンなのでボレロのチューバ・パートを演奏しました。絶好調バリバリ!とはいきませんでしたが、
やっとコツが掴めてきたような感じでしょうか。F管なのでスライドポジションがパッと浮かんでこないのがシロウトっぽくてイヤです。
まあ、シロウトなのですが。とりあえず一番取っつきやすいヴァーグナーの「ニーベルンクの指環」のオーケストラ・スタディを教則本に
してもうちょっとマシなスライディングができるようになりたいものです。
練習はことのほか音がよく出ていい感じでした。コントラバストロンボーンを吹いたおかげで喉が開いたようです。気のせい?おまけに
普通のバストロンボーンが軽くて持ちやすくなりました。楽器がしっかり支持できるのでスライディングも安定したようです。思いがけず
基本中の基本に気付かされました。「楽器の持ち方」なんて中学生の時以来意識したことなかったよなあ。
11月11日(土)19:00〜21:30(20:30まで)
鵠沼公民館 指揮:先週に引き続き小田桐寛之 先生(金管分奏)
☆今日は前半のみアルルの女を練習しました。先週の打ち合わせどおりファランドールはかなり肩の荷が降りました!それでも1回は吹か
なくてはいけないので大変です。1・2番奏者は精鋭ですから足を引っ張らないよう気合いを入れつつ練習しなければなりません。
細かい箇所はともかく、きれいなコードもたくさんありますからそちらを磨いていくことにしましょう。やっとメドが立ちました。
ついでにコントラバストロンボーンもお披露目しました。こっちの方がメインになってしまったかも知れません。私以外の人達がずいぶん
盛り上がっていて、我ながらいい話題提供をしたと内心ほくそ笑んでおります、か?!
11月4日(土)19:00〜21:30
鵠沼公民館 指揮:1年ぶり?ぐらいの小田桐寛之 大先生(金管分奏)
☆今回の演奏会の練習で最初のヤマ場(なんで合奏じゃないんだろう?)久しぶりの小田桐先生による分奏です。ファランドールのソロが
全然吹けていないという自覚のある私にとってはとてもオソロシイできごとになりました...といいたいところでしたが、前日のKBTR
購入ツアーの時に少なからず楽器を吹いていたことが功を奏してか、ほぼ音符を追いかけることはできました。しかしfffやffff
(フォルティティッシモ・フォルティティティッシモ!!)にはほど遠い状況です。それを見かねてか小田桐先生からレスキュー・ボート
(助け船、といいたいらしい私...)が出されました。「今日さぁ、それオレが吹いたんだよね。(3rdには)キッツいだろ?最初は
1stが吹いてffffから全員で吹きなよ!」なんとありがたいお言葉でしょう。先生が神サマに見えました、おぉ!後光がぁ〜!
普通はこんなにオイシイSOLOは見逃さないのがトロンボーン奏者なのですが、十分?練習したので悔いはないです。1・2番の
みなさま、大変なとばっちりでしたね、キヒヒ!ヒマそうだったからちょうどいいでしょ。(私は悪魔?)
このあと、ボレロの練習はトロンボーンがバンバン!シゴかれていました。最後のグリッサンドの合わせです。ここは効果的な箇所なの
にもかかわらず、今までの合奏ではほとんどなにも言ってもらえなかったところでしたが、小田桐先生の的確かつ強気?な指導の甲斐が
あって、今までの練習では聴いたことのない「ブワ〜ン・ボワ〜ン(グリッサンドの音型のつもり)」になっていて、降り番3人(つまり
アルル乗り番)で顔を見合わせつつ、お互いにうなずき合ったのでした。というわけでこの練習が今までの練習で一番よかったってこと
です。たまらんなぁ!合奏がつらいのは。来週も楽しい分奏です。
明くる日曜日、例のプレートル指揮ベルリン・フィルのピクニックコンサート「フレンチ・ナイト」のビデオを全部観たら、なんと!
アンコールでファランドールをやっているではないですか!!すっかり忘れていましたよ。さて、アノ部分ですがfffからトロンボーン
全員で吹いていました。さすが弦の分厚いベルリン・フィル、3人で結束しないと聞こえない?本当はあの広い会場の隅から隅まで聞こえる
ようにしただけなのかも知れません。やりかねませんね、あそこなら。
10月29日(日)18:30〜21:00
藤沢市民会館大ホール 指揮:三原先生
☆明日は平日だというのに夜練習です。やや不満?
おかげでいっぱい吹くことができましたが全然うまく吹けませんでした。来週は久しぶりの小田桐大先生による分奏だというのにこれは
本当にマズい!明日からでも1日10本、いや50本は吹かないといけませんね。モンケのコントラバストロンボーンにうつつを抜かして
いる場合ではな〜い!のです。さて、いったいどこで練習をすればよいのやら?いよいよ近所の地域センターのお世話になるかな。
1時間でもあれば死ぬほど吹けるのに。マジでヤバくなってきたぞ、こりゃ!
10月21日(土)19:00〜21:30
鵠沼公民館 指揮:三原先生
☆先週は仕事のため休みました。今回が初めて三原先生の練習となります。(私にとっては)今日の練習はまたまたファランドールまで
いけませんでした。アルルは第1組曲のみ。まずいよなあ、これは。あと純粋なる合奏(ゲネプロ・本番は除く)は3回しかないという
のに。でもヤバいついでの金管セクション分奏が2回もあるのでこれはかえってよかったのかも知れません。とにかくバテても吹かない
ことには話になりません。反省しつつ一言!「とにかく吹かせてくれ」以上。
10月7日(土)19:00〜21:30
鵠沼公民館 指揮:櫻屋敷先生
☆なんていうか、「こんなんで演奏会に間に合うの?」といわざるを得ないようなとんでもない練習内容でした。あまりに引っかかり
過ぎたため、「アルル」は第1組曲のみとなってしまいました。万全を期して?「ファランドール」モードにしてきた私としては不満が
残ってしまいました。でも早く帰れてラッキー!と思うこと自体がとてもヤバいことなのですよ。
私の「ファランドール」モードとは、楽器:レッチェ・チェスリックモデル+マウスピース:ティルツ4Bの組み合わせです。これは
かつて豊島区管弦楽団でのブルックナー:交響曲第5番の時と同じ組み合わせです。マウスピースはそんなに大きくないのですが、私に
とって不慣れなメロディ吹きを少しでもがんばれるような仕様にしたつもりです。ティルツの5Gという手も考えましたが、さすがに息の
入りが悪くかえって音量が出ない気がしたのです。
さて、吹き込み不足の身にはきつい曲ですがいったいどうなることやら??
9月30日(土)19:00〜20:30(このあと総会)
鵠沼公民館 指揮:櫻屋敷先生
☆先週は諸事情により練習を休みました。技量には余裕がないのに別の余裕はあるんだぁ?とつい自分につっこんでしまいました。
しかし万全を期してユルゲン・フォークトの楽器(太管・シングルローター)を動員した割には散々な結果に終わってしまったのは言う
までもありません。弱気はイカンのですかね?
今日の練習もあまり時間がなかったため、ボレロ(降り番)やアルルの比較的規模の大きい曲、すなわちトロンボーンの出番がある曲を
ザッと流しただけとなりました。あと10回も練習がないのにマジヤバいっす?!
いいわけがましいですが、これから夜間勤務もありそうだし、来年5月の演奏会は間違いなくパス?でしょうか。モチヴェーションが
下がり気味だ、こりゃ!
9月17日(土)19:00〜20:30(荒天につき早じまい)
鵠沼公民館 指揮:櫻屋敷先生
☆オペラでの心の傷も癒えぬまま?さっそく次の演奏会に向けての練習が始まりました。今日は交通機関の乱れもあるので、練習を早めに
切り上げます。そのためビゼーの「アルルの女」第1・第2組曲とラヴェルのボレロをサクっと通すことになりました。これがいわゆる
「譜読み」というやつです。
もう一人のバス・トロンボーン担当のK氏と相談のうえ、私の乗り番は「アルルの女」となりました。「わりと吹くところが多いん
だよなぁ」と思いつつ、一番気になっていた楽譜のチェックをしてみると...悪い予感が的中してしまいました。今回の演奏会用に新品
で購入したこの楽譜は「ブライトコプフ&ヘルテル」という由緒正しいところのものなのですが、なぜか組曲の中で一番盛り上がる曲、
第2組曲最後の「ファランドール」で旋律を3番が吹かなくてはならないバージョンだったのです!!「やり甲斐があってよかった」?
とんでもない!つらいんですよ、これがまた、とんでもなく。実際今回の練習ではヘボヘボでお恥ずかしい限りでした。本格的な強化練習
が必要ですね。
そして降り番のボレロはチューバパートを吹きました。が、最初10分ぐらいは出番がありません。後の5分間はミとソとドの音を吹き
続けます。あまりに同じような音型が続くため今いったいどこにいるのかホワイトアウト?してしまいました。
練習前の選曲委員会で「トロンボーンの出番を考慮すべきだ!」と他のパートの方々に言っていただけたのはとてもありがたいこと
でした。やはりそう感じられるぐらいこの1年はトロンボーンにとって不本意なものだったのです。正直に言いますと今日の練習での吹き
っぷりはオペラ2回分より大変だったかも知れません、といえばどんな状態かお分かりいただけるでしょうか?