OPEN:2003,8,26

2005,05,07 悲しいお知らせ



それはある晩春の日の出来事でした。
小雨が降る肌寒い日、学校の帰り道でアスファルトの上をピコピコと動く
物体を見付けました。
近づいて見て見ると、それはどうやらカメのようです。
ミドリガメとは何となく形が違う気がするのですが、
まあとりあえずカメは水場へと判断し、
近くの田んぼへとその身を沈めてやったのです。
しかしどうした事でしょう。
子ガメは水を喜ぶどころか何とかしてそこから這い出ようと
もがいています。
しかも何だかちょっと溺れている様にも見えます。
ミドリガメと形も違うことだし、何だか不思議な縁を感じ、
家に持ち帰ったのです。
無知とは恐ろしいものです。
所詮カメはカメ、どんなに田んぼで溺れている様に見えても
やっぱり水に入れました。
しかしどうした事でしょう。
カメは水を嫌がります。大きな水色の樽に浅く張った水を避けて、
新聞を細切れにして置いてやった所へと逃げていくではありませんか。
そこで漸く気が付いたのです。
カメが、鼻水を垂らしていると言う事に。
住んでいる所は田舎とも都会とも付かないところです。
獣医と言えば犬猫小鳥。カメを見てくれる所はありません。
いや、それよりもまずこのカメが一体何の種類なのか。
とにかくペットショップへと足を運びました。
※この時点でカメは水から離しています。大丈夫。
カメを片手にえんやこら。
小さな所から大きな所まで渡り歩いたのですが、
結局カメの種類は判明しません。
そんな時です。飼っている犬のお医者さんから独立した獣医さんが
爬虫類を診ていると教えてくれたのです。
しかし獣医さんは県外に行ってしまっていました…。
しかしそこはペットは家族、過保護な我が家は何のその。
車を出して、やっとカメの種類を判明する事が出来たのです。
片道45分、往復1時間半の道のりでした。

偶然拾った子ガメは熱帯地方の陸ガメで、種類をケヅメリクガメという事が分かりました。
性別はオス。案の定風邪をひいていたので栄養剤の注射をしてもらいました。
それがトラウマになったのか、彼は病院を酷く嫌い、診察台に上がると首も手も足も引っ込めてしまいます。
名前の通り、皮膚がツメの様に硬いので大きくなった今では注射を打つことは無理みたいです。
でも顎の下とか、脇の下は柔らかくて気持ち良いんですよ。

そうそう、彼の名前はコウタ といいます。
家は関西圏で、拾ったのに『買った』という意味になる事に気付いたのは後々でした。
面白いやん、なんて言われたのに…。

聞きかじり知識    拾ってから    アルバム   一言どうぞ


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