こんにちわ、黒澤弥生です。
 小説「祈りの巫女」は6月19日をもって終了したのですが、7月17日よりあとがきを配信しています。


 このお話を書いている途中、香織ちゃんがお風呂の事故で亡くなったという知らせを聞きました。
 香織ちゃんは、私の母方の従姉の子供で、21歳でした。
 仕事の関係でお通夜にしか行けなかったのですが、遺影は成人式で撮ったもので、亡骸はまるで眠っているかのようでした。
 帰ってきてから、毎年いただいていた年賀状の写真を見て、でも未だに信じられない思いでいます。

 逆縁、というのは私の身近にけっこう多くありまして、私の父も私が12歳のときに亡くなっていますので、祖父母はまだ健在でした。
 その祖父母は7人の子供を産みましたが、末の子(父の弟)も15歳で亡くなっています。
 別の従兄で、やはり2歳の娘をお風呂の事故で亡くしています。
 従兄の子で、出産間近に亡くなってしまった子供もいました。

 子供を亡くすのは本当に怖いです。
 従兄たちはみんな明るくて、香織ちゃんの母親もお通夜ではすごく気丈に振舞っていましたけど、私にはどう接していいのかわからないくらい怖いです。
 いまだ未婚の私は自分に置き換えることなんかできないけれど、私だったらそんな悲しみを味わうくらいなら子供なんかいらない、と思ってしまいます。
 でも、子供を1人亡くしても、親は生きていかなければならないんですよね。

 今回のあとがき暗くてすいません(笑)
 私には何もできないけれど、せめてこのお話を香織ちゃんに捧げます。
 そして、ユーナと一緒に、従姉が1日も早く幸せになるよう、祈りたいと思います。


 明日もあとがきの続きを配信します。
 物語をお読みになったご感想などありましたら、ぜひメールでお寄せください。
 ご許可を頂けましたら、このメルマガに掲載させていただきたいと思います。

 では、また明日。
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