こんにちわ、黒澤弥生です。
 PC故障により、皆様には本当にご迷惑をおかけいたしました。
 最後の配信から1ヶ月近くもお待たせしてしまいまして申し訳ありませんでした。
 何とかPCも復活することができましたので、これから数日に渡ってあとがきを配信したいと思います。

 さて、今回お届けした「祈りの巫女」ですが、黒澤が10年くらい前に書いていた「シャーマンの祈り(仮題)」というお話が元になっています。
 ところがこのお話、舞台もストーリーも、今とはまったく違いまして。
 ネタバレになるのであまり語れませんが、主人公が突然300万円の宝くじを当てて、日本全国旅をしてしまうようなお話だったんですね。
 当然その頃の主人公はユーナではなかったんです。

 最近の私は、自分の未完成作品を完成させるために書いている小説が多いのですが、この作品もその1つに当たります。
 なぜ今回ユーナが主人公になったかといいますと、1つに私が今一人称主体で物語を書いていることがあります。
 この小説は主要の登場人物がかなり多くて、しかもみんながみんなバラバラな行動を取ってくれちゃうので、1人の行動を追っているだけだとちゃんと物語になってくれないんですよ。
 誰がいちばんマシかな、と考えたら、もうユーナしかいなかったんですね。
 そんな訳で、私にしては珍しく、女の子が主人公のお話になってしまったんです。

 と、ここまで書いてお気づきと思いますが、このお話はこれで終わりではありません。
 「どうしてリョウを主人公にしなかったの?」と思った方も、もしも今まで私のお話を読んだことがあれば、その理由は既にお判りでしょう。
 この先、最低2作品、物語は続いてしまったりします。
 そして3つ目(?)のお話では、とてもとても今までのようなのんきなお話ではなくなってしまうんですね。

 もしも主人公ユーナと相手役のリョウを気に入ってくださいましたら、引き続きこの2人の物語を楽しんでみてくださいませ。


 明日もあとがきの続きを配信します。
 物語をお読みになったご感想などありましたら、ぜひメールでお寄せください。
 ご許可を頂けましたら、このメルマガに掲載させていただきたいと思います。

 では、また明日。
次へ
扉へ
トップへ