topへ   informationへ戻る

眠れる森の美女 第一幕

オーロラ姫は妖精たちに与えられた美徳をもち、予言どおり美しく成長しました。
今日は16歳の誕生日。姫との結婚を望む王子たちを迎えて
盛大なお祝いの宴が始まろうとしています。
そこへ式典長のカタラビュットが紡ぎ針を持った女たちを引き立て
王の前にやってきました。
あのカラボスの呪い以来、王国では針や糸車がすべて禁止されていたため、
国王は大いに憤慨します。
「お祝いの席だからここは・・・」と王妃に取りなされ国王はやっとのことで
怒りを納めます。

村人たちが花のアーチを持って踊る花のワルツはとても美しく
素敵なお花畑の中のようでした。
そんな中、いよいよオーロラ姫が現れます。その姿は美しくまさしく花のようでした。
姫は求婚者が差し出すバラを受け取りながら「ローズ・アダージオ」という
優雅な美しい踊りを踊ります。

踊り終えた姫に老婆が歩み寄り姫に花束を差し出します。
微笑みを浮かべてオーロラ姫は受け取りますが、その花束には
呪いの掛かった針が仕込まれてありました。そう、老婆の正体はカラボスだったのです。

明るく素直に美徳をもって育った姫に、人を疑うなどと言う心はなかったのでしょう、
誤って針を刺してしまった途端、姫はその場に倒れてしまいます。

嘲り笑ってその場を立ち去るカラボス。
そこへリラの精が現れ魔法の杖をかざすと、姫は深い眠りについてゆきます。
死の呪いを眠りに変えたのです。

城の周りをいばらが覆い、すべての人も城も、みんなみんな深い眠りについてゆきます。
これから100年・・・リラの予言どおり一人の王子により眠りがとかれるまで
長い長い眠りへ落ちてゆくのでした。

第二幕へつづく







呪いは覆されることなく、オーロラ姫はとうとうカラボスの呪いにかかってしまいました。
妖精たちにより様々な美徳を与えられ純真無垢に育ったオーロラ姫には悪いものが忍び寄っていることに
気がつく由もありません。
姫の性格は明るく、前向きな感じです。お祝いに来ている求婚者たちとも堂々とした踊りを見せ、
恥じらうような様子はありません。
不幸にも100年の眠りに就いたオーロラ姫ですが、やがて救いに来る若き王子を100年思いながら
眠り続けます。
目覚めた時の大きな喜び、幸せを待ち続けながら…。

次のページへ


topへ   informationへ戻る