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富士見ドラゴンブックスを活用しよう!

テーブルトークRPGのゲームデザイン、シナリオ設計からファンタジー小説の創作まで、幅広く対応する基礎資料の宝庫、それが富士見ドラゴンブックスです。イラストも多く、正確な情報の割に初心者もとっつきやすいのが大きな特徴です。それらのうち、特に使えるものを紹介します。いずれも文庫本ですので、新品で600〜800円で購入できます。運良く新古書店で見つければ100円程度で買えることもあります。

ダンジョン(本当の意味は地下牢ですが、RPGでは洞窟の意味で使っています)内外に仕掛けてある罠(トラップ)の説明です。シナリオを作る際に罠配置に牽強付会な部分があるかなどを知ることができます。ダンジョン設計に大いに活用できます。

RPGのプレイヤーなら、罠の対処策を知ることができます。特にお勧めの1冊です。

中世の街にどのような施設が存在するのかを解説した本です。これを読んでおけば、中世の街がどんなものか、ずっとイメージしやすくなることでしょう。シナリオ製作者やゲームマスター向けです。

ファンタジーRPGでよく出てくる魔物(モンスター)の解説です。イラストから魔物がどんな姿をしているのか分かりますし、標準的な特徴を知ることもできます。ただ、RPGごとに微妙に魔物の特色が違うので、そこはご留意を。あくまで「標準」です。

ファンタジーRPGで使う品物(アイテム)の説明です。TVゲーム系のRPGでは無視されがちな、生活に密着した品物の説明もあります。こうした小道具の活用でシナリオがぐっとリアルなものになります。ゲームマスターは要注目です。

テーブルトークRPGに存在する標準的な魔法(スペル=呪文)の説明です。しかし、RPGごとに魔法のルール(効力や制限事項)は著しく違うため、そこは注意が必要です。

ファンタジー世界の住人にどんなものがいるのかの説明です。ファンタジーRPGの標準的な「職業」を知ることもできます。

ファンタジーRPGをよりリアルに追求したい人向けの本です。標準的なRPG世界と中世ヨーロッパ世界の微妙な乖離、教会(=宗教)の担っていた役割などを知ることができます。まさに、こだわりの1冊です。

これ以上の知識や情報が必要となると、専門書に手を出すことになるわけですが、それらは入手が困難であったり、外国語の文献であったりします。

そんな中で比較的入手が楽で、なおかつ情報の信憑性が高いものに新紀元社の「Truth in Fantasy」シリーズがあります。富士見ドラゴンブックスで飽き足らない人に、ぜひお勧めします。中世ヨーロッパのみならず、中国、日本、イスラム圏のデータを収録したものもあります。

 

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