The Riichan Page
「りいちゃんぺいじ」トップ>PC-9800>使いこなす>8.4GB超のハードディスク8.4GB
超のハードディスクを使うには?ハードディスクの大容量化に伴い、
MS-DOS辺りで手頃に使える2GB〜8.4GB級のハードディスクを店頭で見かけなくなりました。中古市場には1GB級のものが数千円で手に入りますが、重要なデータの保管となれば、新品を使いたいものです。8.4GB
を越える大容量ハードディスクもSCSI対応でしたら使えます。ただし(これはPC/AT互換機にも言えることなのですが)SCSIボード自体がギガバイト級のハードディスクを扱えることが条件です。PC-9800
シリーズの純正品では、PC-9801-92(汎用)、PC-9821A-E10(A-Mate及びPC-9801FA系専用)、PC-9801-100(汎用)が該当します。また、PCIバス対応のSCSIボードならばほぼ間違いなくギガバイト級に対応しています。(なお、一般論としてIDEコントローラーやSCSIボード等には540MBの壁、1GBの壁、8.4GBの壁、32GBの壁、64GBの壁、137GBの壁、2TBの壁があります。この他にPC-9800シリーズ独自の4.3GBの壁があります。)ただし、
PC-9800シリーズの場合は1ドライヴ当たり8.4GB(Windows98にあっては32GB)と言う規制があります。また、
SCSIボードの種類によっては初期ブート可能な領域が最初の1GBのみのものもあります。PC-9821A-E10が該当しますが、認識そのものは8.4GBまでします。また、HSB.EXE等でリブートをかけると、1GB越の部分の領域にあるOSでブート可能です。パーティションを分けてマルティブートをしようと考えているのでしたら、注意が必要です。容量をフル活用する場合はドライヴ分割機能(1台のハードディスクをあたかも2台かそれ以上のハードディスクのように認識させる機能)が必要です。私の場合は
13GBのハードディスクを2分割して使っています。PC-9800
シリーズはアーキテクチャ上、1ドライヴ当たり約32GBまでしか認識できませんが、基本的なことは事足りるはずです。なお、
IDE(ATAPI)についてはBIOSの関係から4.3GBを越える領域を確保できないようです。大容量のハードディスクそのものは取りつけることはできるようです。これについては最晩年のPC-9800シリーズは克服しています。最近は
20GB程度のハードディスクも入手が難しくなりました。MS-DOSベースでしたら、状態の良い中古を購入した方が良いのかも知れません。新品と言う選択肢は今後不可能に近くなるかも知れません。前のページへ
©
2002 RiichanNo reproduction or republication without written permission.