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でDVD-ROMを認識させるには?メルコやIOデータ、ロジテックなどのカタログを見ますと、めっきり
PC-9800シリーズ対応の機器が減ってしまいました。しかし、実はこうした中に言わば「裏対応」で
PC-9800シリーズに対応しているものがあります。PC-9800
シリーズは古いアーキテクチャに基づいたコンピューターですので、末期に発売した一部機種を除いて基本装備としてUSBは装備していません。PCIバス対応のPC-9800シリーズ(R-Mateと初期型を除くX-Mate)でしたら、USBボードをつけることができますから、最近とみに幅を利かせているUSB機器を使うことができます。ただ、USB2.0対応のもので明確にPC-9800シリーズ対応を謳っているものはありません。しかし、それ以前のものとなるとどうしても
SCSI機器に頼らざるを得ません。SCSIは今となっては古い規格なのですが、転送速度は最初期のSCSI-1でさえ5MB/sec(40Mbps)の転送速度を持ち、USB1.1の最大12Mbpsを遥かに凌ぐ性能を持っているのです。Windows3.1
や95が走る程度のPC-9800シリーズならば、問題なくSCSIボードを搭載することができます。ただし、PC-9800シリーズは息の長いコンピューターでしたので、SCSIボードにも新旧があります。初期型のPC-9801-55シリーズはギガバイト級のハードディスクを扱えない、NEC純正品でないと正常に動かないなど扱いにくいのですが、後継ボードのPC-9801-92はそうした問題をクリアしています。さらに、PC-9801-100はSCSI-2でさらに高速です。メルコやIOデータで細々と発売している(一部は在庫限りになっています)Cバス仕様のSCSIボードは基本的にPC-9801-100と同等かそれ以上の性能を持っています。さて、本題に戻りましょう。
PC-9800
シリーズでは後期のモデルを除いてDVD-ROMはサポートしていません。しかし、CD-ROMと構造が似ているため、ドライヴァーさえあれば実は読むことはできるのです。私の場合はIOデータのコンボドライヴ(D-RX1210JのSCSIヴァージョン)で認識させることができました。このコンボドライヴ、PC-9800シリーズに対応しているとは一言も書いてありません。しかし、付属のCD-ROMにある、DOS用のドライヴァーの中に、PC-9800シリーズで動かすためのものがあります。(これに限らず、SCSI接続の機器は98対応を謳っていなくても認識する場合が多いようです。)コンボドライヴですからCD-ROMやCD-R/RWを読み込ませることもできます。そして、JustLink対応ですので、品質を問わなければCD-R/RWの書き込みもできるはずです。(これは未確認です。)ただ、残念なことに最近は
SCSI対応のコンボドライヴやDVD-ROMドライヴを見かけなくなりました。中古市場で根気良く探さなければならないかも知れません。前のページへ
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