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2017.12.31 
あれよ、あれよと大晦日になりました。
今年も、ジオジオとおつきあいしていただきまして、ありがとうございました。 なんとか無事に、一年を過ごせたこと、ほっとすると同時に感謝の気持ちでいっぱいです。
年末は、なつかしいお客様や友人が訪ねてくれたり、長く本をお届けしていても、お会いすることがほとんどないブッククラブの方が訪ねてくださったりと 嬉しく、心温まる時間を過ごさせていただきました。
年末の掃除も、新年への準備も、横目で見ながら娘に押し付けて…ですが、ジオジオにとって何よりの一年の終わりを過ごすことができました。
振込用紙に書いてくださっている「来年もよろしくお願いします。」や、「来年も本を楽しみにしています。」のことばにも、思わず頬が緩み、励まされます。来年もがんばります。どうぞよろしくお願いします。

すっきりしないままに、たくさんの問題が、新しい年に持ち越されます。 それでも、友人に教えてもらい、Youtubeで観た"ウーマンラッシュアワー"の漫才に拍手!ちょっと胸がすっきりしました。
新聞でも取り上げられ、今、話題ですが、どうぞ、お笑いの世界から、またテレビから姿を消すことのないよう…祈っています。

新年は5日より営業します。
お正月は、ブッククラブの準備もしつつ、孫たちとの時間を楽しみます。
みなさまも、どうぞよいお年をお迎えください。来年も、どうぞよろしくお願いします。


いただいた稲穂でジオジオのお飾りを作りました。
よいお年を!


2017.12.25 
「無事にサンタさんの役目が終わりました~。」「サンタさんからのプレゼント、喜んでくれました。」などのご報告が嬉しい朝です。 こちらこそ、サンタさんのお手伝いができたこと、幸せです。ありがとうございました。
昨日は、ジオジオが終わった後、お隣さんにいただいたビーフシチュー(美味!)で一人クリスマスイブでした。ワインも少し飲みました。 いつのまにか年相応にちょっと寂しさの伴うクリスマスイブを過ごすようになりました。
それでも、孫たちからの 「プレゼント、ありがとう」 のメールや電話が嬉しく、心温かくなります。
イブの夜に毎年、江草と観ていた番組「明石家サンタの史上最大のクリスマスショー」楽しみにしていましたが、いつのまにか寝てしまった…。
いよいよ年末です。ジオジオは年内は開けるつもりでいます。いろいろと、やらなくてはいけないことがあるのでしょうが、まあいいか、と 来てくださるお客さまと、この一年のことなどあれやこれやとおしゃべり…、年の瀬らしい日々を、過ごさせていただいています。
加古川でおきた昨年の中学2年生の自殺の原因が、いじめによるものだという第三者委員会の調査結果のニュースに、 あらためて、大人が、子どもの命と未来を救えなかったことの痛みとやるせなさを感じます。
こんな世の中だけれど、大人はたよりにならないかもわからないけれど、 それでも、子どもたちに"死なないで"と懇願したい気持ちです。あなたの生きていく場所は一ヶ所じゃない。
いじめることからも、いじめられることからも、逃げることだってできるはずと。

キャベツをいただきました。
たくさん食べます!


2017.12.16 
ジオジオの裏口から、クリスマスのラッピングをした絵本を、お子さんに気付かれないように、そっとお母さんが、車のトランクに入れるために持ってでます。毎年の風景です。
その間、おしゃべりしたり、おもちゃで気をそらしたりするのは私です。
そうやって、クリスマスのために、いろいろと心を砕いているお母さんの、またお父さんの様子がとてもほほえましい…。そして、なつかしいです。
いつかしら、子どもたちは、サンタさんの存在を疑いはじめ、それでも親の気持ちを思って、また幼い妹や弟を思いやって、気付かぬふりをしてくれる時がきます。でも、 きっと、そのだまされた数年間のクリスマスは、親にとっても子どもにとっても、とても大切な、幸せな思い出として心に残り続けます。
選本のご相談を受け、サンタさんラッピングをしている私も幸せで、心温かい毎日です。がんばろっと。

広島高裁の伊方原発の運転差し止めの判決に、拍手です。国策を離れてまっとうな判決を下してくれた裁判長に、心強い思いがします。
火山国、日本。地震国、日本。津波にも襲われてきた国。安全神話が覆り、つきない犠牲を強いている日本。それでも、原発政策に固執しつづける私たちの国。
どうぞこの判決が、最高裁で覆ることのないように祈ります。そして、他の原発訴訟の力となっていき、日本の原発政策の方向が変わっていきますように。


rihoが作ってくれたクリスマスカードです。


2017.12.11 
今年、最後の発送が終わって、ちょっと一息ついています。お手元に届いている頃かと思います。
今年も、ブッククラブで一年のお付き合いをいただいたんだなあ…と、感謝しながらの発送でした。ささやかなプレゼントも同封しました。楽しんでいただけたらいいな…。
本の入った段ボール箱を、持ちあげる自信が、いまだちょっとなくて…学校への図書の納品は図書ボランティアの方が気持ちよく引き受けてくださいました。
今年も、また助けられながらの一年でした。ありがとうございました。
サンタさんからの、またお年玉の選本…、ご依頼があると嬉しく、楽しみながら年の瀬へと背中を押されています。幸せなことだと思っています。
私も孫たちへのクリスマスプレゼントやお年玉、内心また本?とあきれられないか…など思いめぐらせて、やっぱり本に。(笑) 幸いに4人とも楽しみにしてくれているようで嬉しいです。
年内はできるだけ!休まないで30日までは、がんばるつもりです。 ちょっと早めに1月のブッククラブの準備も…と、頭の中ではあれやこれや...です。
今月のブックランドと新刊を更新しています。よろしかったら見てください。
岩崎書店から出ている絵本「イマジン」を取り上げています。50年前のこの歌、アメリカの大統領も、日本の首相も聞いてきたはず…。戦争をあおる発言、想像力がなさすぎるのか…。

たくさん渋柿をいただいたので、
甘くなあれと…吊るし柿に。


2017.11.27 
毎年、感じている事ですが、この時期、毎日、毎日がはやいですねぇ。一か月後は、もう年の瀬なんて…。あれあれ、とカレンダーを見ながらため息です。
それでも、なつかしい人たちが訪ねてくださるこの季節、近況や、大きくなった子どもさんのこと、かわいいお孫さんのこと、介護のことなども…聞かせていただきながら、日々、楽しい時間を過ごしています。
ブッククラブの準備もあり、あたふたしながらですが、まあ、なんとかなるかな…と心のどこかで…。いい性格なのか、悪い性格なのか、成長しません。今年もまた…です。
大河ファンタジー「精霊の守り人」の最終章が土曜日から始まりました。
それぞれの「守り人」の世界のイメージがあって、楽しみにされている方も、見ないという方も、バルサを愛してくれているんだなあ~と 納得です。
目には見えないナユグの世界が発しているもの、国に翻弄される女用心棒バルサと、若き皇子チャグム。
シリーズの「闇の守り人」と「天と地の守り人」3巻が、どう描かれていくのか…楽しみです。
それにしても綾瀬はるかさんの短槍を操る殺陣の動き、毎回、すごいなあ~と…。
上橋菜穂子さんの新刊「物語と歩いてきた道」が出ました。今までのインタビューやスピーチ、エッセイがまとめられたものです。12月のブックランドで紹介したいと思っています。
そして、「ほの暗い永久(とわ)から出でて」
上橋菜穂子さんとまだお若い漢方医 津田篤太郎氏との往復書簡集です。
生や性、死の在り様、自然の世界の営みの中にに見えてくるもの、 死が身近な年齢になってきた今だから、なおのことでしょうか…。お二人の対話に、体の奥が唸りながら、読んでいます。

「ほの暗い永久から出でて」
1300円+税


2017.11.16 
昨日、今日とジオジオは定休日。どこへも出かけず、ラッピングの包装紙のチェックや、ブッククラブの12月分の発注準備、 少しずつお店もクリスマスモードに…など、ごそごそとしながら、時間を過ごしました。
重いものを持ったり、階段を駆け上がったり、屈伸運動!は、まだまだ無理ですが、 それでも痛みは、少しずつ鈍くなり、楽になってきたように思います。
家事の手抜きは、しかたないと自分に嬉しく言い聞かせ、掃除も日曜日に、娘が来て、家の内外をやってくれて以来、落ち葉なども ちょっと見て見ぬふりの状態です。申し訳ないです。すみません。
お昼過ぎに、ちょうど、この時期にと、車検に出していた車が帰ってきました。
車を持ってきてくれた自動車屋さんの若いお兄さんが、
「この絵本、まだあるんですか~。 最後にみんなでサウナにはいりますよね。子どもの頃、見てました。なつかしいなあ。」と。
「サンタクロースと小人たち」です。ジオジオ、イチオシのサンタクロース絵本です。→
嬉しいです。子ども時代、通ってくれたんですね、この絵本を…。 今年も、またお店に並べています。もちろん、配本にも。  たくさんの小人たちが活躍する季節がまもなく…ですね。
そんなこんなで11月も半ば。保育園や子育てサークルから、クリスマスのプレゼントのご相談やご依頼も入りはじめました。
シャキッとせな、はやくシャキッとしたいと、自分を励ましています。
今月のブックランドと新刊を更新しました。見ていただけたら嬉しいです。
HPでUPはしていませんが、今年も、クリスマスやお正月のプレゼント選びのお役にたてたら…とリストを作成しています。 ご希望の方にはお送りしますので、お知らせください。もちろん、ジオジオでも配布しています。

「サンタクロースと小人たち」
1800円+税



2017.11.11 
今月のブッククラブの発送が終わりました。遅くなりました。申し訳ありません。まもなくお手元に届くことと思います。今月も楽しんでいただけますように。
思いもかけないハプニングというか、日頃の睡眠不足や運動不足の生活がたたったというか、お恥ずかしいことに、ぎっくり腰に。 ただただ、痛い。ただただ、激痛。大変です。日常の動作ってほとんど、知らず知らず腰を使っているのですね。寝ている時でさえ。寝返りもできません。腰ってえらい。腰って大事、と今さらです。
接骨院での治療。コルセット。痛み止め服用の毎日です。少しずつは快方に向かっていると信じたい。
まあ、なってしまったものは、しかたがありません。無理のないようぼちぼちと、と思っています。
ジオジオは平常通り、開けています。

痛みの中でのトランプ大統領、来日のニュースでした。我が国の首相ってほんとうにアメリカが好きなんですねぇ。自分の国よりも、アメリカファースト、そう見えます。少しは沖縄の事故のことなど苦言を呈してくれたのでしょうか?
そして、好きな人のためなら、税金で兵器を買うことなんて、喜んで…というところなのでしょうか…。
えっ!日本て、そういうことを公然と言って許される国だったのでしょうか?
ちょっと、いえかなり、苦々しく、恥ずかしく…。

今年も江草の命日は、信州、白樺湖のホープロッジで過ごしました。晴れ男の江草も台風には勝てず、雨の信州でしたが、それはそれで楽しい時間を過ごしました。孫たちの成長に感謝です。


ホープロッジ
今年もお世話になりました。


2017.10.25 
10月最終週の定休日は、毎年、ジオジオの大掃除にあててます。今日は朝から、がんばりました。あまり達成感がないのですが 店内、ちょっとリフレッシュしたでしょうか…。
カレンダーも、11月に入れば、展示したいと思っています。
いよいよ、やってくるのですね。クリスマス、年末...。ここからが、早いんです…。毎日が…。
カレンダーのご予約も入り始め、11月のブッククラブの準備もあり、気持、あせりながら(かなり)の日々です。

勝手を言って申し訳ないのですが、週末 27日、28日、29日は 臨時休業とさせていただきます。
30日、月曜日からはいつもどおり営業しています。
年のせいでしょうか…気力で えいや!とは、なかなかいかず、風邪気味が続いています。
みなさまもどうぞお気をつけて。


チョコレートコスモスの鉢植えを買いました。蕾がたくさん。


2017.10.21 
昨日の朝日新聞の鷲田清一さんの"折々のことば"は、かこさとしさんの絵本「こどものとうひょう おとなのせんきょ」からの言葉でした。
選挙権が18歳に引き下げられたことから、緊急に復刊された絵本です。
ジオジオでもブッククラブの配本に、学校への納品にとよくつかわせていただいています。
子どもの頃、「多数決できまったこと」というのは絶対的な力がありました。納得できなくても、それに従うことが民主主義だと思わされてきました。 でも、多数決で決まったことって、ほんとに正しいの?多数決で決まることと、みんなにとっていい考えであることとは、違う時もあるのではないか…。 
1983年に出たこの絵本で、かこさとしさんは、見事な答えを出しています。

「たとえ ひとりでも いいかんがえなら、みんなでだいじにするのが みんしゅしゅぎのいいところだろ。それをまちがえると かずがおおいやつが かってに いばったり わるいことを しだすんだよな」

当時のあとがきで "少数でも優れた考えや案を、狭い利害や自己中心になりやすい多数派が学び、反省する、最も大切な「民主主義の真髄」を取り戻したいという願いで書いたものです。"と書かれています。

さて、明日は衆議院選挙の投票日。なぜ解散したのか…。解散する必要がどこにあったのか、何に焦点をあてた選挙なのか…結局、よくわからないまま投票日を迎えてしまいました。 結果として、多数決の論理だけは、まかり通るのだと思います。
それでも、10年後、20年後の日本が、子どもたちにとってどのような国であってほしいのか、たとえ理想だといわれても、目先のことよりは、これからを考えて、一票に意思表示をしてきたいと思っています。
台風、どうぞ大きな被害がでませんように。みなさまもお気をつけて…。


信州 友人宅 にて
ちょっとのんびりさせてもらってきました。


2017.10.14 
ブッククラブの配本を楽しんでいただいている頃でしょうか…。今月も無事にお手元に届いていますように。
陽が落ちるのが早くなりました。一日に淹れるコーヒーの回数も多くなってきました。寒暖の差にとまどいつつも、衣替えや冬支度、そろそろ急がねばなりません。 長袖を引っ張り出しながら、去年は何を着てたんやろ…。

今月のブックランドと新刊を更新しています。よろしかったら読んでいただければ嬉しく思います。
ミュージシャンである小沢健二さんが書かれた「アイスクリームが溶ける前に」も 紹介させていただいています。ハロウィンの本です。子どもの本屋のくせに...ですが、今まで、あまりなじめなかったハロウィンです。
でも、この本に出合って、 「そや、10月31日には、お菓子を用意しておこう…」なんていう気持ちになっています。単純な私です。でも、子どもたちが楽しんでくれるならワクワク…です。

ジオジオでも人気の「翻訳できない世界のことば」のシリーズで 「なくなりそうな世界のことば」という本が出ています。→
世界の50の少数言語から、紹介されている言葉たち。英語や中国語、スペイン語などと比べると小さな言葉ですが、少数の人たちの文化や歴史、暮らしの中から育まれてきたかけがえのない言葉です。
知らない民族、知らない言語のなんと多いことか…と驚きます。そしてその担い手が無くなると、やがて消えていく可能性が高い言語だということに複雑な思いがします。そうやって失われていった言語が多々、あったのだろうなあと。
すべては理解できなくても、その民族の人たちの生活感、世界観を垣間見、想像してみることができる愛おしい本です。「マラマラワク」 "プルシャスキー語" ごろごろ、うだうだ、がつがつしている様。私だ!。(笑)
そして、その言語を使っている地域が、複数の国に渡っている時もあります。バスク語は、スペイン、フランス。ジンポー語は、ミャンマー、中国、インドというふうに。
少数民族への迫害。一方では独立への運動の高まりをニュースで見るたびにも思うことです。
"国"って何ですか?

「なくなりそうな世界のことば」
吉岡 乾 著・西 淑 イラスト
 1600円+税



2017.10.5 
やっとブックランドができ、急ぎプリントしながら、おたよりを書いています。今週末には発送の予定です。
今朝、寝不足でぼーとした頭で、朝食を食べていたら、なにやら上で物音が…。
ん? と、3階に上がってみると、キジバト!  え!?  いつのまに!?  窓、閉めてたはず...?
キジバトは、私が行っても、妙に落ち着いていて、窓を開け放しても、すぐに出ていくふうでなく、あわててとりにいったスマホを向けても、いやがるでもなく…。 ちょっと、わくわくした朝のひとときでした。
午後、キジバトがいなくなったので、残されたフンを掃除していたら、乾いてコペコぺになったフンもあって…。あきらかに昨夜からのものではありません。ひょっとして、私が知らないだけで、 ふだん使わないこの部屋は、キジバトの生活エリアになっているのでしょうか...。

大義のない選挙ではあるものの、思いもかけない混乱の様相を見せています。
連日のめまぐるしいニュースに、この選挙で、私たちが何を判断しなければならなかったのかを、忘れてしまいそうです。
でも、せっかくの選挙です。たくさんの税金も使われます。政党や候補者の資質や理念を、あらためて見きわめるいいチャンスかもしれません。
国民にとっては、さして違いも、意味も見えない政権交代劇に振りまわされないよう、投票に臨みたいと思います。 原発、核、戦争の向こうに、希望なんてありません。


けっこうイケメンキジバトです。
と、思います。


2017.9.29 
こういう慣習に疎かっただけだろうか...と思いながらも、解散時の国会の 「万歳!」 と与党議員の両手をあげる姿に、驚きと大きな違和感を感じました。あきれもしました。
今日の朝日新聞の"天声人語が、そのことにふれていました。「意を得たり!」です。解散には似合わない言葉です。特に今回は!

国難突破解散、ん? 国?難? 我が国の首相がどういう"難"を突破したいのかは、明らかですが、私たちにとっては、何の大義もない突然の解散、使われる630億ともいわれる税金、国民の気持とは大きく離れた解散に、とても万歳どころでは、ありません。
政治理念をさておいて、右往左往する議員の人たちの様子。ましてや、方向を同じくし、舵取りだけを争う2大与党が生まれる可能性の陳腐さ。野党共闘とは何だったのか...。 いろんな意味で、大きな失望解散です。
が、そうも言ってはいられないですね。私たちの国の、そして子どもたちの行く末です。
権力にあぐらをかいている族に、ひと泡吹かせてやりたい...。本音です。

そんなこんなの、あわただしい秋です。9月も終わります。
なかなかブッククラブの準備が進みません。ブックランドも手つかずのまま。ちょっと夏の疲れもあるのでしょうか...。いつも甘やかしている自分に 叱咤激励です。
だらだらと、テレビのニュースを見るの、やめよーっと。


ワッフル好きの私に、
koseiが作ってくれました~。
ウレシ!


2017.9.22 
いわむらかずおさんの絵本「14ひきシリーズ」の「14ひきのやまいも」にも出てくる、山芋のあかちゃん、"むかご"をいただきました。 早速に"むかごご飯"にしました。→
素朴で、独特の風味があって、むかご自体もほくほくして、とても美味しかったです。食べきれなかった分はおにぎりにして冷凍しました。 なかなか見かけることがない珍しいものをありがとうございました。

またしてものメキシコの地震です。小学校の崩落のニュースに言葉もありません。瓦礫の映像に、子どもたちの救出の状況が気になります。 そして、またハリケーンです。アメリカ南部に続いて、プエルトリコの被害。
地球の気まぐれでしょうか、怒りでしょうか?言われるように、温暖化も加担しているのでしょうか?
いずれにしても、その矛先を子どもたちの命に、弱者の暮らしに向けることはしないで!と祈りたい気持ちでいっぱいです。
私たちの国も異常気象に劣らない混乱ぶりです。政治家の人たちの理念が見えないままの付き進み方です。 いったい私たちをどこへ向わせようとしているのか、実は国民のことなど、深く考えていないのでは...と疑いたくもなります。ため息をついている国民がほとんどなのでは...。

度々の臨時休業で、すみません。23日、24日は休ませていただきます。月曜日からは通常通り、ブッククラブの準備をしながら、ずーとジオジオにいる予定です。


むかごご飯


2017.9.15 
昨日、偕成社のeriさんと元町で待ち合わせて、
"岡田淳の世界 -児童文学作品原画展-"に行ってきました。→
児童文学の作品の表紙や挿絵も、ご自身で描かれることが多い、岡田淳さんです。長年、小学校の美術の先生をされていたこともあると思いますが、 絵の中の、子どもたちに向ける温かい視点をいつも感じます。
「こそあどの森」シリーズ、くすっと笑える 「プロフェッサーPの研究室」、「夜の小学校で」をはじめとする偕成社から出版されている数々作品の挿絵。 ブッククラブの配本にも欠かせない本たちばかりです。
原画を見る機会はありませんでしたので、あらためて楽しませていただきました。
廊下には、岡田淳さんが書かれた自画像も展示されていました。いや、実物の方がやさしそうでハンサムやなあ...eriさんとの会話です。
県庁の前の兵庫県公館、資料室にて。11月18日まで。無料です。お出かけください。

ミサイルだけではなく、大型の台風もやってきそうです。どうぞみなさまもお気をつけて。 私もじーと連休は、ジオジオにいます。
なんと18日は敬老の日なんですか...。自覚はあまりないのですが"老"なのですね。"敬"は私には不要ですが、できるだけ元気でいられたら...と思っています。




2017.9.9 
今月のブッククラブの発送が、無事に終わりました。ほっとしています。
お手元に届いている頃かと思います。今月も楽しんでいただけますように…。

メキシコで、100年に一度といわれる大地震のニュースです。
娘の大学時代の友人もいます。安否が気になります。
災害の度に、宇宙や地球の営みを、引き受けざるを得ない私たちであることを、実感させられます。
自らをも滅ぼしてしまう武器などにうつつをぬかしている場合ではありません。
国や人種、宗教などのしばりを生み、お互いが争うことを止められない人類って、いったいどんな生きものなのでしょうか、よくわからなくなります。
核兵器やミサイルはじめ、すべての武器に使われる費用を、賢く、未来の命のために使えば、どんなにいい地球になることか...。
「今のうちに人類が滅亡すれば、きっと地球は、天命をまっとうできる」
谷川俊太郎さんの詩の一節が思い浮かびます。
ともあれ、地震後の詳細がまだ見えてきていませんが、被害の少ないこと、メキシコの人たちの無事を祈ります。

月曜日、火曜日、都合でお休みさせていただきます。勝手なことで、申し訳ありません。
今月のブックランドを更新してます。よろしかったら...。


ジオジオのススキです。
秋!


2017.8.27 
気がつけば、夕暮れがはやくなり、セミの声も遠ざかり、朝夕に秋風を感じます。猛暑の夏も終わります。
夏休みも終わりますね。お疲れさまでした。とにもかくにも、宿題はなんとかやっつけたでしょうか...。そう祈るばかりです。

いつのまにか町から本屋さんが消えている、ここ何年か感じてはいたことですが、先日の朝日新聞で、書店ゼロの自治体が増えているという記事は、 やはり寂しい気持ちがします。
本の出会いは、本そのものの魅力はもちろんですが、その本を見つけた"場"としての空間も、大きいように思います。
立派な大型の書店が何軒かあるこの町の片隅で、存在感も薄く、小さく居直ったように、本屋をしている豆粒のようなジオジオが、えらそうに言うことでは ないことを、わかりながら...です。すみません。

高校時代、帰り道に毎日のように立ち寄っていた書店がありました。ただただ、店内をぐるぐると本をながめ、手に取り、これは!と思う本を何度も立ち読みし、何日か考え、大きく決心して買い求める。 そんなふうにして、知らなかった世界との出合いがあり、外の世界に憧れ、いろんなことに目を向けさせてもらったのだと思います。
書店で、好きだった男の子の自転車を確認して入ったのも、なつかしい思い出です。
"場"がネットの世界に変わり、本の活字も、画面で読む時代になってきました。情報も限りなく得られます。
小さな書店の経営の大変さを重々思い知らされてきた身となれば、書店が町から消えていくのも無理はない、時代の流れなのでしょう。常に店じまいを心に置きつつも、今、この"場"を持つことの幸せを感じています。

絵本作家 わかやまけん さんが2年前に亡くなられていたことを知りました。
子どもたち、孫たち、2代にわたって楽しませていただきました。
亡くなった江草は、孫たちが来ると、息子や娘にしたように 朝はホットケーキを一緒に焼いて、絵本のように声に出して、楽しんでいた時期がありました。これからの子どもたちもきっと!ですね。そう思います。
たくさんの絵本をありがとうございました。心から感謝!です。

「しろくまちゃんのほっとけーき」



2017.8.17 
地球に暮らす73億人の一人一人をたどっていくと、みんな20万年前にアフリカで生まれた少数の人にたどりつくといいます。 人種、宗教、思想、文化...違いはあっても、同じ祖先を持ついわば親戚です。
先日、「ラビング」という映画を観てきました。
黒人と白人の結婚が違法とされた時代のアメリカ。愛し合い、結婚したことで逮捕された 白人と黒人の夫婦の実話を描いた作品です。改めて驚いたのは、これがたった60年前のことだということです。
つつましく暮らす二人の訴えからついに、最高裁で、この異人種間結婚禁止法は違憲であるという判決が下されます。
今、再び台頭してきた白人至上主義者。歴史に学ばないアメリカの為政者。
あなたたちも、たどれば、みんなアフリカから来たのに...。

ゆっくりとお盆を休ませていただきました。明日からは元通り、ジオジオも営業します。ブッククラブの準備にもそろそろかからなくてはなりません。
お盆休み中、koseiとバッティングセンターに行きました。
見ているうちに体がむずむず。私もバットを持ってネットの中へ。何球か、バットをかすかにこすっただけで、 後は空振りばかり...。誰にも言えませんが、実は筋肉痛です。koseiのアドバイス。「フォームが古い。」 らしいです。
夏休みも終わりに近づきます。みんな、宿題、がんばれ!


いつのまにか、PCにメッセージが...。ありがとう!


2017.8.11 
8月6日の広島、8月9日の長崎、それぞれの市長の平和宣言を聞きました。
核兵器禁止条約に背を向ける日本政府を厳しく追及する言葉を含むものでした。 当然だと思います。
私も含めて、戦争を語れない世代が、孫を持つ身になっています。
想像を絶する惨い死や、奪われた未来。過酷な体験。残されたものの苦しみが、やがて実感を伴わない歴史となっていきます。
だれが、こんな戦争を始めたのか、その責任や罪はどこにあるのか、あいまいなままにです。
同じことが繰り返されるのでしょうか...。 無関心のままでいて、戦争になってしまった、とその時代を受け入れていくのでしょうか...。
アメリカのホロコースト記念館に展示されてあるというファシズムの兆候、14項目の中に 
"団結の目的のため敵国を設定" "安全保障強化への異常な執着"など、今の時代にあてはまるものが多い。怖いと思います。
でも、そのまま次の世代に手渡すわけにはいきませんね。できることを、と心しながらです。
ブッククラブの本が、お手元に届いている頃だと思います。今月も楽しんでいただけますように。
今月のブックランドを更新してます。よろしかったら見てください。
お盆ですね。いつもは一人暮らしの家の中が にぎやかになります。孫たちに会えること、楽しみです。

セミのぬけがら。
命の痕跡です。


2017.8.3 
はや8月。ブッククラブの準備の日々でからす。
「暑いねぇ~」「暑いですねぇ~」が挨拶がわりになってしまいましたが、昨夜の東京の友人からのメールには「夜は、涼しいのを通りこして、寒いくらいです。」「えっ!」とびっくり。
同じ日本、北海道ではあるまいし...にわかには信じがたい...。でも、うらやましい...。
暑い中、昨日はブッククラブの仲良し、双子組、三つ子組の6年生が訪ねてくれました。
いつもは郵送する配本を、今月は手渡しです。
配本の1冊、白狐魔記シリーズの3冊目「洛中の火」を待ちかねてくれていたみたいで、どちらが先に読むかじゃんけん。 ジオジオにとっては、この上もない嬉しい光景です。
「ジオジオさんから本が届くと、いつもこうなんですよ。」とお母さん。幸せです。幼稚園の時からのおつきあい、 いつのまにか歴史小説を読むようになりました。
5人のなかの唯一の女の子sykちゃん、4人の男の子がわいわい騒いでいても、一人もくもくと本を読んでいます。いつもの光景ですが、同じ年齢でも女の子は落ち着いてます。宿題もほぼ終わったとのこと、さすがです。
来年は、みんな中学生。一緒に来てくれるのも最後でしょうか...。お母さんお二人との、子育て談義もとても楽しかったです。
御津小学校の先生たちがジオジオに来てくださいました。子どもたちが、"ジオジオさんへ"とお手紙を書いてくれた文集をいただきました。→
嬉しかったです。みんなありがとう。私も、選書会、とても楽しかったです。来年も会えるかな...。
そんなこんなのジオジオの夏を過ごしてます。ブッククラブ、来週始めには、発送の予定です。

元気をいただいたのは私です。


2017.7.21 
作家であり、漫画家、挿絵画家、おかべりかさんが亡くなりました。突然の訃報です。
孫のrihoがおかべりかさんの作品が大好きで、今、「おばけやさん」シリーズをとても楽しんでいるところです。
ブッククラブでもファンの多いこのシリーズ、その7巻目が5月に出たばかりでした。
おばけやさんをして働く小学生、たもつ の離れて暮らすお父さん、お母さんはとうとう登場しないままになってしまいました。
大人の神経を嬉しく、逆なでしてくれる「よい子への道」など。
才能のあるユーモラスな絵の力と、深刻になり過ぎず、笑いの中で子どもを描く、大きな温かい包容力を感じさせてくれる作品を描かれる作家でした。
66歳、まだまだ描いてほしかった...と残念でなりません。

そして、続いてドイツの作家、ペーター・ヘルトリングさんも亡くなられたというニュースが入りました。
ジオジオを開店した頃に、「ヒルベルという子がいた」や「ヨーンじいちゃん」「おばあちゃん」などなど、この作家の作品を読みあさった記憶があります。
社会の中の弱者を描いていても、人間としての、純粋でたくましく生きる力を感じさせてくれる物語でした。
子どもの本に関わるようになってから、いろんな視点や世界に気づかせてくれた作家の方たちがいなくなっていきます。もう一度、あらためて読み直してみたい、と強く思っています。


「おばけやさん 1 
これがおばけやさんのしごとです」
おかべりか
1巻~7巻 各1000円+税


2017.7.17 
朝、クマゼミの合唱に起こされる日々になりました。我が家の毎年の夏です。
春に枝を剪定したケヤキが、もとのようにすっかり繁ったせいでしょうか、窓から入ってくる朝の風が心地よいです。
暑い、暑いと言いながら、どんどん日が過ぎていきます。
予定していた一学期の選書会がすべて終わりました。先日の室津小学校の、リクエストの集計も終わりました。ほっとしています。(梅ジュース、ごちそうさまでした。美味しかったです。)
少し、のんびりとしようと思ってはいますが、8月のブッククラブ、そして夏休みに向けての準備もしながらです。
ブッククラブの方たちからの振込用紙に書かれたおたよりや、メールが嬉しい日々です。
夏休みが目前にせまり、わくわく感もあれば、暑さに加えて、またあの ややこしい毎日が...というお母さんたちの気がまえ、私もそうだったのでしょうね。わかります~。いまや、なつかしい...。
受験の夏を過ごすお子さんもいます。子どもたちだけではなく、お母さんにも、エールです。言わない努力、大変だと思いますが、できるだけイライラしないで、乗り切ってくださいね。
私の孫たちも、それぞれに大きくなり、いろいろと夏の予定を抱えているようで、なかなか夏休みにわずらわせてくれることもなくなりました。ちょっとサビシ、ですが、本のリクエストに応えてやれること、私の幸せです。
今月のブックランドを更新してます。よろしかったら...。

瀬戸内の海です。
室津小学校の帰りに。


2017.7.10 
九州の豪雨。滑りおちる山、町を埋める流木、家の中の土砂。雨の力の恐ろしさに、ただただ驚きます。
被災された方が、日常を取り戻すまでの、"これから"を思うと、災害の度にですが、重い気持ちになります。
まだまだ雨の予報が、続いています。これ以上の被害がでませんようにいと祈るばかりです。

ジオジオも開店当初より大変お世話になりました、加古川に在住されていた森はなさんの作品での読書感想文コンクールが企画されています。 森はな顕彰会事務局の方がポスターを持ってきてくれました。
森はなさんゆかりの加古川市、高砂市、朝来市の小学生が対象です。
推薦図書の「じろはったん」「こんこんさまにさしあげそうろう」はジオジオにも置いています。
それ以外のもう絶版になっている作品も、ご希望の方にはお貸しできるようにしたいと思っています。
本棚に眠らせておくよりも、子どもたちのお役に立てたら、はな先生も喜んでくださるのでは...と思います。
お問い合わせください。

発送が終わって、気持ち、ちょっとひと段落です。お手元に届いている頃だと思います。今月も楽しんでいただけますように...。
13日、室津小学校に選書会で、出かけます。楽しみです。猛暑でなければいいなあ。雨も降らないといいなあ。
ジオジオのセミが4日の朝に、ジジジ と初鳴きです。


森はな先生 作品


2017.7.1 
7月になりました。本格的な夏の到来です。なんだか、どんより体がだるく感じますが、これも夏ですね。
来週半ばには発送したいと、ブッククラブの準備の日々です。
7月のブックランドでも紹介するつもりでいますが、
詩人のアーサー・ビナードさんが出された 「知らなかった ぼくらの戦争」→
そのあとがきの中に、アメリカの詩人、エドナ・セントビンセント・ミレーの言葉が紹介されています。

「平和とは、どこかで進行している戦争を知らずにいられるつかの間の優雅な無知だ」

「知らなかったぼくらの戦争」はその無知について思い知らされ、考えさせられる本です。
戦後という言葉を当たり前のように使う日本人を、来日した当時から、アーサー・ビナードさんは、奇妙に感じてきたと書かれています。
アメリカでは、第二次大戦後も 朝鮮戦争、ベトナム戦争、南米、そして中東での戦争と続き、戦後とう言葉は、あいまいです。
私たち日本人は、私たちの戦後を、憲法9条のおかげで、戦争をしないでこれたという意識はありますが、実はアメリカの戦争に加担してきたという事実からは、 目をそらしてきたように思います。
『「平和」って無知のままでいること?』  本の帯に書かれた言葉が心に刺さります。
明日は都議選の投票日ですね。そして兵庫県知事選の投票日でもあります。
それでも、それでもという思いを捨てないで、一票を投じてきます。


「知らなかったぼくらの戦争」
アーサー・ビナード 編著
1500円+税


2017.6.22 
昨日は、久々の雨の一日。八幡小学校の選書会でした。
低学年だからでしょうか…子どもたちは、みんな、ほんとに人懐っこいです。絨毯敷きのフリースペースということもあって、 リラックスして本を楽しんでくれていたように思います。
八幡小学校は、図書室に入れてほしい本に、子どもたちが、付箋を貼っていきます。たくさんの本に、たくさん付箋をつけてくれました。嬉しいです。図書室に入るのを楽しみにしていてくださいね。
6月の選書会は、ひとまず終わりました。7月に室津小学校の選書会が入っていますが、しばらくはブッククラブの準備に専念します。 1ヶ月、はやいです。そして、はや一年の半分が過ぎようとしてるのですね。
2018年のカレンダーの案内も届き始めました。ぼちぼちいきます。

若い人の活躍はさわやかで嬉しいです。
14歳で28連勝を達成した藤井四段。将棋のできない私にとっては、想像を超えた偉業です。尊敬しかありません。ただただすごい!そしてかっこいい。
政治の中枢にいる人たちの、真実を隠した、はっきりしない答弁に対して、威圧的な空気をものともせず質問を繰り返し、流れを変えるきっかけとなった若い女性の記者。かっこいいです。何より感謝です。


レギュラーになれなくても
練習をがんばっているkosei
かっこいい!


2017.6.15 
そこしれぬ恐怖と不安を感じながら過ごしてきましたが、今、大きな失望と脱力感を禁じ得ません。
私たちの選択に委ねられているはずの力の暴走。それにブレーキをかけるのも、私たちの選択に、まだあるのだと信じたい。あきらめてしまうわけにはいきませんね。

火曜日は御津小学校の選書会でした。
昨年は確か、台風の警報を心配しながらでしたが、今年は、いいお天気に恵まれ、 1限から6限まで、密度の濃い"のり"のいい、楽しい時間を過ごしました。
6年生は今回の選書会が最後になります。孫のkoseiと同じ学年です。
krd先生の「来年は中学校やなあ。」という言葉に、思わず胸が熱くなりました。いい本に出合えたでしょうか…。 6年間、おつきあいしてくれてありがとう。
来年も...とおっしゃってくださいました。やりたいな。出来るかしらん…。元気でいなくては…。
心地よい疲れとともに、幸せな余韻に浸りながら帰ってきました。
今、子どもたち、先生方も、書いてくれたリクエストの本を集計しています。3冊の書名のわくをはみだして、びっしりと書いてくれたリクエストを見て、やれやれ…(笑)と、でも嬉しいです。
集計結果、まもなく送ります。楽しみにしててください。

今月のブックランドを更新してます。よろしかったら見てください。
ブックランドにも書きましたが、子どもたちにいい時代をバトンタッチしたい!しなくては、子どもの本屋として、思いはそこにつきます。


一冊の本をかこんで…。
何?何?何?


2017.6.9 
今月のブッククラブの発送が終わりました。お手元に届いている頃かと思います。待っていてくれる子どもたちを想像して一人心温かくしています。今月も楽しんでいただけますように。
選書会のシーズンがはじまりました。
一昨日は神野小学校での選書会、そして今日は相生 矢野小学校での選書会でした。
夢中で本に群がってくれる子どもたちを目にするのは、ほんとに嬉しいものです。
お決まりの 「この中で一番おもしろい本はどれですか~?」 という質問も楽しく…。
「この漢字、書けへん~」 という低学年の子の言葉に…馳せ参じます。「へんな生きもの図鑑 暗闇」です。
一限の時間があっという間に過ぎていきます。
リクエストの集計、今、楽しみながらやっています。文字の解読!も、まかせて!
矢野小学校は久々の遠出でした。あちこちで田植えの終わった田んぼが見られました。あ~もうそんな季節なんだ…とあらためて…。
選書会、いっぱい元気をいただけます。ありがとうございました。
来週、そしてさ来週と続きます。雨の季節ですが、本を運ぶのは、やはりお天気の日が助かります。晴れること祈りつつ、準備の日々です。

役職や立場ではなくて、人として国を憂える意志が政治家や官僚の人たちに見えてきたこと、少し希望です。勇気ある告発が闇に葬られませんように。
起こってしまった放射能、内部被曝の事故。かつて東海村の臨界事故での被曝治療の記録を読んだことを思い出しました。言葉もありません。


かこさとし作
絵巻じたて「かわ」
を持っていきました。


2017.5.26 
常々、年齢のこともあるし、さして優れた運転技術を持っているわけではないし、でも、ここ加古川では車がないと、 仕事にも、暮らしにもさしつかえるし、もう少しの間は車が必要と、気をつけなければと言い聞かせながらの日々の運転でしたが、やってしまいました。
出先の、せまい空間でのバック、花壇のレンガにガリガリと...。 思いの他、高額な修理費用がかかりそうです。
運転には影響がないことだし、と迷いましたが、人を怪我させたわけではなく、花壇のレンガも傷んでいませんので、 ラッキーと思いなおして、がんばって修理してもらうことに…。
そういうわけで、しばらくは代車です。でもなんだか慣れなくて、できるだけ乗るのをさけてます。
配達も、買物も自転車で…。遠くの配達や選書会には必要ですが、内心、これでもやっていけるやん…という思いもしています。
自動車税にプラスしての痛い出費です。あ~ぁ。
先日、ブッククラブのngmちゃんのお母さんから、ヨシタケシンスケさんのイラストの付箋をいただきました。
思わず笑ってしまいました。いいなあ。おじさんたちの背中にせつなさがにじみ出てて…。
ありがとうございました。使いたくて、うずうずしています。
ヨシタケシンスケさん、またまた楽しい新刊が出ています。6月のブックランドで紹介するつもりです。
今月のブックランドで紹介した「ヨチヨチ父」も、ご注文が入ってきています。ブックランドを見ていただいての注文は、アマゾンさんもあるのに…と、ほんとに嬉しいです。
ブッククラブの発送準備、ブックランドの作成。そして、発送が終わってすぐに続く選書会の準備と、ちょっと頭の中が混乱気味の日々です。がんばりまっす。

何度でもはり直せる
何度でもやり直せる
わたしはふせんになりたいの


2017.5.18 
一応、水・木はジオジオの定休日です。
昨日、水曜日は、久しぶりに三宮で偕成社のeriさんと会いました。
来月の選書会に向けてのアドバイスをいただいたり、新刊の情報を教えていただいたり、あれやこれやと近況も…。楽しいおしゃべりの時間を過ごしました。 なぜか、お腹のほうもいっぱいに…。笑
選書会に使えるようにと、新刊の見本もお借りしてきました。ありがとうございます。ほんとに助かります。
帰りの電車で、その中の一冊、おかべりかさんの「おばけやさん」の7巻も、一足先に読ませてもらいました。 選書会にも持っていきます。お楽しみに~。
今日は夕方、配達があってでかけましたが、それ以外は終日、気になっていた黒川 創さんの「岩場の上から」を読みました。読み終えた今、う~と体中が唸っているような気持ちでいます。
まさに今、現在を見据えた上での、戦後百年。2045年の近未来の日本を描いた物語です。見通しにくかった"これから"が見えてきます。
30年後の政治は?原発は?核廃棄物は?憲法は?沖縄は?積極的平和活動は?軍隊は?そしてAI の世界は? 知らされないままの人々の日常は…?。表裏一体の平和と戦争。国と民。未来は…。いろんな思いが渦巻きながらの時間でした。物語としても、とてもおもしろく、一気読みでした。
共謀罪、明日にも衆院委でまたもやの強行採決でしょうか…。なぜ、いま?の改憲も進んでいきそうです。
こういう物語を描いてくれる作家の方が存てくれることをありがたく思います。ぜひ!おすすめです。

「岩場の上から」黒川 創
2500円+税


2017.5.13 
私の実家の近くに、地元では おこぼさん(弘法さん)と呼ばれてる高山寺というお寺があります。
そこには、かの在野の型破りな博物学者、南方熊楠翁のお墓があります。
田辺の町や太平洋を見下ろす高台にあり、日当たりのいい明るい墓地で、私の高校生の頃の散歩コースでした。
故郷を離れ、大学に入って、出身地を言うと、先生に「和歌山は奇人変人が生まれる所です。」と言われ、そのことが何だか誇らしく思えたことを覚えています。
深い郷土愛を、あまり持たない人間ですが(すみません)、南方熊楠という破天荒で、並はずれた天才学者が在野のままの研究者として過ごした町で、自分が生まれ、高校まで育ったこと、やはり嬉しく感慨深く思います。
生誕150年ということで、新聞などで取り上げられています。
いつも実家へは、とんぼ帰りなのですが、新しくなったという白浜の南方熊楠記念館を、もう一度 、ゆっくり訪ねてみたいな、と思っています。
今月のブックランドを更新しています。よろしかったら…。
今月、配本の小包の到着が、一部遅れたようです。ほんとにすみません。

モップヘアからモヒカン刈りに…。


2017.5.10 
ジオジオは今、ケヤキやツタの新緑におおわれていて、朝起きてから、何度となく、見とれ、心癒される日々です。
いえ、実はおおわれ過ぎて、そうも言っていられなくなりました。 枝は道路にはみ出し、走るトラックなどの屋根に届いている状態です。
いつもお願いしている植木屋の角尾さんに、明日の定休日に剪定してもらうことになりました。 そうなったら、そうなったで、ちょっと寂しいのですが、えいや!です。
ブッククラブの発送が終わりました。お手元に届いている頃だと思います。今月も楽しんでいただけますように…。
ちょっと、気持、ひと段落です。 たまった新聞に目を通したりしています。
それにしても国会の場での、改憲についての答弁、力を過信する人の言葉のなんと軽いことと驚きます。いいのでしょうか…。 国民が、置き去りに、また、おざなりにされている感が否めません。
読みたい本もたくさん積み上げているのですが、6月は選書会が4校、入っています。それぞれのリスト作りや発注にかからなくてはと、内心ちょっとあせっています。 まあ、そう言いつつマイペースでぼちぼちと、と思っています。
それにしても気持ちがいい季節です。花粉症でないこと、ありがたく思いつつ…。
明日はジオジオの外観がすっきりしていることと思います。

あっという間にこんな状態に。


2017.4.27 
新学期が始まって、はやゴールデンウィークも目前に…。
気がつくと、ジオジオも、ケヤキやツタの瑞々しい柔らかな新緑でおおわれています。
小学6年生になった孫のkoseiは、放送委員になったそうです。娘からのメールでは、放送も今やバイリンガル。 英語と日本語の二か国語で放送するのだそうです。「Let’s play outside because it is fine.」 「今日はお天気がいいので、運動場で遊びましょう」てな具合のようです。時代なんですねぇ~。
kosei うまく言えるのかしらん…と先ずは心配…。
そういえば、5年生の最後の参観日に、こっそり行かせてもらいましたが、テーマを決めて、班ごとにニュース番組を作って発表する授業でした。
取材し、編集し、PCを操作し、教室の前に写された映像に向かって、ニュースキャスターやコメンテイター役の子どもたちが話し合います。先生はまったくタッチすることなく、にこにこしながら見ています。
もうもう、昭和生まれのおばあちゃんはびっくりです。ただただ感心するばかり。
昭和生まれの政治家の質が問われている今、道徳や教育勅語に負けるな!平成の子どもたち!と応援したくなります。 現場の先生たちの"これから"が大変だと思います。よろしくお願いします。
5月のブッククラブの準備の日々です。選書会のお声もかけていただいて、ぼーとせんと、ちょっと気を引き締めて…と内心思いつつですが、 冬ものも片付けなあかんなあ~。
みなさま、どうぞ楽しいゴールデンウィークをお過ごしください。花粉が少ないといいですね。

紀伊の海です。車窓から。


2017.4.12 
清水真砂子さんからいただいた年賀状で、清水さんが解説を書かれた本が3月に出るということを知らせていただいていました。「マコの宝物」です。
ゆっくりと 読みたいと、ブッククラブの発送が済むまで我慢していました。
もう忘れてしまっていた、でも、私の体が確かに記憶してる世界が、心の中からむくむくと頭をもたげてきて、読み進めていくのがもったいないような気持ちになり、何度か本を閉じ、思いにひたりました。
心のなかのかつての子どもの自分が、状況は違っていたとしても、こんなにも豊かで、素直な感性のままに生きていた時代があったことを、あらためて思いおこさせてくれる本でした。
その後、生きてこれたのは、こういう時間があったからかもしれないと…。
著者のえきたゆきこさんは、私と同じ時代を生きてこられた方です。私などよりは、きっとより純粋に、真摯に時代を受けとめて。
よくぞ、生き抜いてくださって、こういう形で、こういう物語で再会できること。驚きとともに、何より感動し、嬉しく思います。
次のブックランドで紹介しようと思っていますが、 さて、どのように書けばこの本の愛おしさ、すばらしさを伝えられるのか…。文才のない私は、清水真砂子さんの解説に、大きくうなづきながら…思案してます。
今月のブックランドと新刊を更新しています。
2001年 9.11の後の正義の狂気が再び起こることのないように祈ります。あの正義という大義の戦争が、世界に何をもたらしたでしょうか。

「マコの宝物」
えきたゆきこ  1500円+税


2017.4.7 
大岡信さんが亡くなられました。
私もたくさんの方と同様に、長年、朝日新聞の"折々のうた” を楽しみにしていた一人でした。
時には書き写し、時には切り抜き、知らなかった、知る機会のなかったたくさんの詩や短歌などに出合い、時代や国を超えての心情に心を寄せることができる朝の嬉しいひとときでした。
今日の天声人語の谷川俊太郎さんの言葉、「…でも おれたち二人の肉だんごも いつかは おとなしくことばと活字に化してしまうのかな」
ことばと活字を残してくださること、どれだけ私たちとって、ありがたく幸せなことか…と。
今の鷲田清一さんの"折々のことば"も、毎朝、楽しみに読ませていただいています。
同じ日、学生時代から好きだったフォーク歌手、加川良さんの訃報の記事。
驚くとともに「あなたも逝ってしまうのですか…。」と淋しい気持ちが体中に広がりました。
何年前になるでしょうか、加川さんの歌「教訓 Ⅰ」の歌詞をジオジオのHPで使わせてほしいとコンタクトをとったことがありました。
ご本人から直接、快い承諾の電話がありました。響くような低音のていねいな語り口調に「あ~加川良さんだ!」と感激しながら話しました。
その時にもう一度コンサートに行きたいと強く思いながら月日が経ち、果たせないままになってしまいました。残念です。
あちらの世界でも歌い続けてください。いつか聴きに行きます。
今日は加川良さんの歌を聴きながら、心が痛いままにブッククラブの発送作業をしました。


2017.4.3 
昨日は、臨時休業、すみませんでした。江草の母の13回忌の法事を行いました。
お経をあげていただいた後の、「やっと終わった~」という多分、みんなの気持ちを代弁してくれた3年生の孫の言葉に笑いました。お疲れ!
その後で、亡き母が、毎年お正月に用意してくれていた”三角くじ”を、私も準備し、大人も子どももくじを引いて景品を当てるというお楽しみの時間を作りました。 人がよく集った江草家です。母のいい供養になったでしょうか…。  私にとっては、久々に家族の顔が揃ったじんわり嬉しい一日でした。
先週末、2歳の時から本をお届けしている、もう高校生、そして浪人の道を選んだお兄ちゃんとのお二人から、(お母さんからも)お手紙をいただきました。
ジオジオさんのおかげで(ジオジオのおかげ!では決してありませんが。)現代文が一番の得意教科です。今、短編集にはまっています、などなど…。
何より、大人をもう敬遠してもいい年齢の二人が、わざわざ手紙を書いてくれたこと、なにげない文章にお気持ちをこめてくださっていること、あ~嬉しいと胸を熱くしました。 ジオジオを続けていく上での何よりの私への”ごほうび”です。 お礼を言うのは私の方です。 4月からも、どうぞがんばって!陰ながらの応援です。
それにしても、高浜原発3号機4号機の運転差し止めが、大阪高裁で覆りました。再稼働のための原子力規制委員会、そして国策に添う司法。韓国やアメリカの国の在り様にうらやましさを感じてしまいます。
唯一、核兵器の被爆国である私たちの国が、国連の核兵器禁止条約制定への不参加を表明しました。私たちの国は核兵器を断絶するリーダーシップを取るべき立場ではないのか…と。誰のための政治なのかと。理想はどこにあるのかと。 予想はできたとはいえ、失望を禁じえません。

ジオジオにもゆっくり春。
ユスラウメがほころび始めました。


2017.3.27 
春はすぐそこまで…とは思うのですが、なかなか暖かくなりませんね。体調に、そしてまた花粉症に、どうぞお体をご自愛くださいますように。
ジオジオにとっては欠かせない絵本「あかちゃん社長がやってきた」 が品切れ、重版未定との連絡が入りました。あわてています。
出産のお祝いや、ちょっと育児に疲れたお父さん、お母さんに、笑いを提供して 元気をだしてもらうには、とてもおすすめの絵本なのです。なんとか何冊かでも確保できないかと、出版社のほうにお願いしています。
"いつまでも あると思うな 親と金"  じゃなく 絵本  ですね。
アメリカではアニメ映画にもなっているとのことです。重版されること、願っています。
2018年から道徳が教科になるそうで…。いや、なるのですね。わかりたくないですが、意図されている教育って何なのでしょうか?
そして、先日、道徳教科書の検定結果がイラストとともに報じられていました。驚き、笑えました。
パン屋が和菓子屋に、アスレチックが琴や三味線に変更され、高齢者への感謝を教えるために、おじさんはおじいさんに…。私は、道徳の教科で感謝されても、ちっとも嬉しくない高齢者おばあさんです。。
子どもたちが、教科書に書かれていることに、疑問をもつことは許されるのでしょうか…。成績など、どうつけられるのでしょうか?現場の先生たちの大変さと子どもたちの心への介入を危惧します。
それにしても、国会や官僚の中に、今、道徳教育が必要な人がいるのでは…と思うのは私一人でしょうか。子どもたちも連日のニュースを見ているはずですね。
4月のブッククラブ、準備の日々です。

「あかちゃん社長がやってきた」


2017.3.19 
明日は、お彼岸の中日です。午前中に、お墓参りに出かけました。
電車で、前の座席に座った女の子が「これからアーモンドフェスティバルに行くの。」と 話しかけてくれました。
「アーモンドフェスティバル?」  お母さんのお話だと、満開のアーモンドのお花見。そしてアーモンドを使ったお料理も たくさん楽しめるようで、毎年 行かれているのことです。 アーモンドお餅、(おいしいかも) アーモンドコロッケ、(!?とてもおいしいのだそうです。) アーモンドオーレ(おいしそう!)などなど。
かわいいおしゃべりは続きます。 今、3歳だけど、次は4歳、その次は5歳になること。4月からは幼稚園に行くこと。お父さんが病院で検診を受けたけれど、大丈夫だったこと。楽しくて、もう少しで 兵庫駅で降りるのを忘れるところでした。 お墓参りを止めて、私もアーモンドフェスティバルに行きたかったなあ。
福島第一原発事故で、避難を余儀なくされた人たちの集団訴訟に、判決がでました。
東京電力と国に、賠償責任があることを認めたものでした。当然の判決だと思います。
で、だから、と思います。 15億円の賠償請求に対して、認められた3800万円。
故郷を捨て、暮らしを奪われた人たちの苦痛に対して、あまりに低い賠償額に唖然とします。
同じまな板に載せて論じる問題ではないかもわかりませんが、力ある政治家の名前があれば、億のつく数字の金額が、公示されないままに、公然と便宜を図られる国です。
原発事故、償いきれない、そして限りない責任です。二度と同じ過ちを起こさないためにも、国も東電も、自らが招いた過失の大きさに、もっと真摯に向き合うべきです。続く裁判の判決に期待します。

アーモンドの花
桜の花に似ているんですね。



2017.3.10 
3月のブッククラブの発送、配達が終わって、ほっとひと息です。今月も楽しんでいただけること祈っています。
寒の戻りでしょうか、春の訪れは、いつも気を持たせますね。
6年前の東北も、まだまだ春には遠く、寒かったことと思います。
未曾有の災害、そしてあってはならなかった原発の爆発事故から6年がたちました。
積み上げられている一面の汚染土の黒い袋。その地域でさえ、避難指示が解除されること、自主避難した人たちの住宅支援が打ち切られていくこと、 忘れてはいけない大きな過失が、責任の所在も明らかにされないまま、少しずつ幕引きされていくような気がしてなりません。
その地で、人々が暮らすこと、子どもたちが育っていくことに、安全性は確証されているのでしょうか?否だと思います。命が、避難を余儀なくされた人々の思いが軽視されています。
老朽化した原発の再稼働、フクシマをかかえた日本がやってはならないことです。
”3・11を忘れない”それは、私たちもですが、国政も、です。幕引きは許されません。
話題のアニメ映画「この世界の片隅に」が近くのイオンで上映していましたので、行ってきました。
終戦の年、広島にいた母より、広島から見える呉の空襲のひどさを聞いたことがありました。その呉が、そして広島が舞台です。
つつましく暮らす人々を巻き込み、傷つけたこの戦争とは、いったい何だったのが、ボディブローのように、体にじわ~と効いてくる映画でした。
今月のブッククラブと新刊を更新しています。 すみません。日曜日、月曜日。お休みさせていただきます。   

「この世界の片隅に」



2017.2.25 
偕成社eriさんより 「ふしぎ駄菓子屋銭天堂」のリーフレット "駄菓子図鑑" が送られてきました。→
人気のシリーズの新刊 「ふしぎ駄菓子屋銭天堂 7」 が出ました。待っていてくれたブッククラブの子どもたちの配本に同封しようと思っています。
私は、一足先に見本を読ませていただきました。秋にでる 8巻 で完結するかも…と聞いています。
食べると、望みがかなうという駄菓子を売っている銭天堂。運がよければ、その 銭天堂 を見つけることができます。 願いはかなうけれど、女主人、紅子の言う事をちゃんと聞かなかったり、説明書きを読まないで食べたりすると、痛い思いをすることに…。ライバルの「たたりめ堂」も現れました。
読みやすいこともありますが、本が好きでないと言っていた子どもたちが、銭天堂のお話は、好きになってくれることが多い。あやしげな(!)お菓子の魅力でしょうか。紅子の魔法でしょうか…。
そういえば偕成社のeriさん、紅子のイメージやなあ。やさしくおもしろいですが、ちょっと辛口(!?)です。(笑)お世話になっています。
うやむやにしてはいけない、うやむやにしてほしくない、と思う事が、いつのまにかうやむやになってくことが多いこの国。私たち、国民にもその責任はあるのでしょうか。
すばらしい教育などという言葉の影にかくれて 子どもを喰いものにする事業に、あきらかに政治の力がからんでいること、うやむやに終わることは許されません。

駄菓子図鑑  



2017.2.20 
絵本、うさこちゃん、ミッフィーちゃんの生みの親、ディック・ブルーナ氏が亡くなられました。
同じ日の新聞に、日本のファンタジー作家の草分け的な存在である佐藤さとる氏が亡くなられていたことも報じられていました。
お二人とも90歳近いご年齢です。戦争の時代を体験された後、子どもたちに多くの思いを託され、穏やかな日常の平和を描き続けた作家の方です。亡くなられたことへの大きな喪失感を禁じ得ません。
息子や娘も幼い頃、楽しませていただきました。
佐藤さとるさんのコロボックルの世界は、村上勉さんの絵とともに、心に残り続けています。絵本「おおきなきがほしい」は、今も、配本によく使わせていただいています。
単線で描かれてるうさこちゃんの表情に、子どもたちが魅かれるのは、究極的とも思われる優れたデザイン性と、包容力と安心感が感じ取れるからでしょうか…。
探したら出てきました。何度も何度も読んだのでしょうか。傷み、落書き、汚れ、ぼろぼろです。→
落書きされた「さーかす」(笑)は、もう一冊、買い求めたのでしょうね。子どもたちを叱ったのか、どうかも記憶にありません。
お二人とも、たくさんの子どもたちが通り、そして、これからも通っていく優れた作品、その世界を、残してくれたこと、私たちにとっては尊い財産です。大切にしなければ。
昨年と同じ反省をしながらの確定申告の時期です。終わるとその反省をすぐに忘れてしまうのが悪い癖です。
日々、楽しく、機嫌良く仕事しているのですが、結果が数字で表れるこの作業、ちょっとつらいものがありますね。 メゲズ、まあ、なんとか今月中に…と思っています。3月のブッククラブの準備もしながらです。

ぼろぼろですが、なかなか処分はできません。。  



2017.2.10
先日、ジオジオに来てくれた20代の若者の言葉です。
「なんか だまされているような気になるほど、時間がはやく過ぎていくんです。」
思わず笑ってしまいました。
2月中に、またひとつ年を重ね、70歳に近づいていく私は、もうもう 詐欺にあっているような気持です。
先日、御津小学校のkrd先生より 「6月13日、空いてる? 来年度の予定を組んでいるんだけど。」 という電話をいただきました。選書会です。はや! でも、ありがたいことです。嬉しく、またとても楽しみです。
毎年、いつまでできるかなあ~ なんて思いながらですが、こんなおもしろいこと!やはり やりたいです。がんばります。
ジオジオの裏手、2号線沿いに doing という雑貨屋さんがあります。その駐車場で、こだわりのコーヒー屋さんが週に何回かお店を開きます。 店名が  ”ブエナ・ビスタ・コーヒー・クラブ ”
その店名に魅かれたのがきっかけで、時々、コーヒーを淹れてもらいに行きます。
今日、淹れてくれたのはマンデリン。焼きたてのワッフルも、ほかほかカリカリ。テイクアウトしてランチにしました。とても美味しかったです。
お店の名前は、映画 「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」 からとったそうです。やっぱり~。キューバを舞台にした私も大好きな映画です。 絵本がお好きなやさしいお父さんお兄さん(!)がやっています。
今月の発送、配達が終わりました。お手元に届いている頃でしょうか?今月の本も楽しんでいただけますように。次回、配本の頃はそろそろ春の兆しですね。
ブックランドと新刊、更新しています。よろしかったら…。

ブエナ・ビスタ・コーヒー・クラブ  



2017.2.1
状況を見極める間もなく、予想を超えた速さで、アメリカという国が変わっていこうとしています。その理不尽さ、そして躊躇のない決断、実行、には驚きと不安、恐怖すら覚えます。
アメリカの大地にヨーロッパから移住してきた人々が、先住民を追いやり建国したアメリカ。
争いを止め、大地を明け渡す決断をした 先住民の首長シアトルの、当時のアメリカ大統領フランクリンにあてたメッセージ ”シアトルスピーチ” が絵本になっています。→
「白い人よ、ひとつだけ 確かなことは どんな人間も、赤い人も白い人も わけることはできない ということ。
わたしたちは結局 おなじひとつの兄弟なのだ。」 「父は空 母は大地」から)
せめて、せめて、今、大統領令に反対の意思を表示する自由は守られますように。守られ続けますように…。
強い権力を持った白い人たち、あなたたちだけが優れているのではない。あなたたちの宗教だけが尊いのではない。  はだかの王様の暴走が、一日もはやく止められることを祈っています。私たちの国も例外ではないと思いつつですが…。
はや2月、ブッククラブの準備の日々です。時間だけは無情に、着実です。ぼちぼちですが、がんばりまっす。
3日前から学級閉鎖になったrihoが来ています。けんかもするけど、基本シスコンの兄 koseiは、rihoがどうしているか気になるようですが、rihoは全く…(笑)   ひょうひょうとマイペースで過ごしています。
学校が始まるので、明日はもう帰ります。 サビシ!

「父は空 母は大地」
 1800円+税


2017.1.24
なんだか対岸の火事を見ているような気持を否めません。連日、流れ続ける新しいアメリカ合衆国大統領 トランプ氏の就任のニュースです。
いずれ、日本にふりかかってくるだろう火の粉が どういう事をもたらすのか、深読みする知識のない私にはわかりませんが、しばらくは、ヒステリックにならないで見続けたいと思います。
西加奈子さんの「i アイ」を読みました。
アメリカ人の父、日本人の母のもとに、シリアから養女としてやってきたアイ。父は日本語の 愛 に相当することで、母は英語の I 自分 を意味することを気に入って名づけられた名前です。
そしてアイは、高校生になってはじめての数学の授業で 「この世界にアイは存在しません。」 という言葉を聞きます。虚数 i のこと。
リベラルな考えをもって、深い愛情を注いで育ててくれる両親のもとで、アイは、自分は恵まれた存在であることを意識して(させられて)成長することになり、自分の存在やアイデンティティに、 常に懐疑的な思いを持つようになります。
ニューヨークの9・11やシリアの内戦。自然災害などで世界にあふれる死者。様々な差別。そういうことに向き合わざるをえないアイを通して、 作者 西加奈子さんの、きっと考え続けてこられただろう真摯な思いが感じとられます。
”アイは 愛は、I は存在するのです。”そこに到達するまでのアイの人生が、人との出会いを 通して、ごまかしなく真っ直ぐに描かれ、読者に伝わってきます。。
西加奈子さんファンの多いジオジオです。児童書ではないかもわかりませんが、ブッククラブの配本にも加えたいな、と思っています。装丁の絵も西加奈子さんです
今朝、母から弾んだ声で電話がありました。 「あたり一面、雪で真白。加古川はどう?」 加古川に雪はないものの、その無邪気な嬉しさが私にも伝わってきて温かい気持ちになりました。
厳しい寒さです。どうぞお気をつけて。

「i アイ」
西 加奈子
 1500円+税


2017.1.16
一昨日の朝日新聞の”折々のことば”は、清水真砂子さんの「大人になるっておもしろい?」から でした。
「では、怒らずにどうしてたか。むかついていました。」(”怒れ!怒れ!怒れ!” から)
怒りのエネルギーを惜しまないで と清水さんは言います。
怒りには自分を大切にし、人間としての尊厳を手放すまいという意志とともに、 相手を信頼して、事態を変えうるという希望の炎が少なくとも消えずにあるからです。けれど、”むかつき”にはそれがありません。我慢、あきらめ、無力感。卑屈や憎悪、侮蔑と傲慢が私たちを蝕んでいきます。…本の中からです。
波風をたたせず、争いを避け、一見穏やかな人間関係を築くことをよしとしてきたのには、大人の私たちにも大きな責任があるように思います。親子、兄弟、夫婦、友だち…違いがあり、衝突があってあたりまえです。
怒りや争いが悪いことだと思わされてきた子どもたち、若い人たちにとっては、清水さんからの意外な言葉だと思います。でもきっと納得のいく、大切なことです。
この本は、大人の世界に懐疑的な気持ちを持ちながら、 その入り口に立つ子どもたちに、生きることの意味とおもしろさを気づかせてくれるバイブルになりうる一冊だと思います。
いえ、大人をもう充分過ぎるほどやってきた私も、たくさんの生き延びる知恵と元気をいただきました。
ジオジオに、いつも置いています。ぜひ。
ピンと張りつめた、身をさすような朝の空気の中、時間のルーズさを許される身分です。暖かいお布団の中でぐずぐずする至福の時間を味わっています。日本列島が寒波におおわれる中、こんなことで、すみません。
明日は阪神大震災から22年目の朝です。22年間。その時間をどうとらえていいのか…。そのことをしみじみ語れる義母もつれあいも亡くなりました。いつのまにかの22年です。

「大人になるっておもしろい?」
清水真砂子
 840円+税


2017.1.11
ご挨拶が遅くなりました。新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
新年早々、ブッククラブの発送が遅くなりました。申し訳ありません。まもなくお手元に届くことと思います。
今年も、またいい本にたくさん出合って、みなさまに喜んでいただけるブッククラブにしたいと思っています。どうぞ仲よくお付き合いください。
たくさんの年賀状、ありがとうございました。予想を超えて成長されているお写真を見ては、「こんなに大きくなったのー!」とか「わっ!イケメンになってるー!」とか「お母さんとどっちがきれいやろ?」 などいろいろ勝手なことをつぶやきながら、楽しませていただいています。
長い長いお付き合いをいただいている方もいらっしゃいます。毎年の年賀状は、私の励みになっています。嬉しく、感謝です。
お正月は、今年もまた、娘たちも一緒に、実家で母と過ごしました。
先日の朝日新聞の天声人語で、中学生が挙げた、認知症の祖母の言葉を紹介していました。
「脳では忘れるかもしれない。でも心では絶対忘れないよ。」
母もそうだなあと思います。朝、起きるとちゃんと人数が増えた分、いつもより多めの御飯が炊けています。近くの川に遊びに行ったひ孫を 心配して気遣い続けます。せっかく来てくれたのに何もしてやれなくて、ごめんね、と繰り返し…。 親不孝な娘、私の顔は忘れることがないようです。有り難いことです。帰る時、窓からずーと見送ってくれる母の顔があります。今年は、帰る回数をふやさなければ…と思っています。
ちょっと声がハスキーに、風邪気味です。風邪をひかないことが自慢の一つだったのになあ~。夜更かしをやめてできるだけ早く寝ます。
今年最初のブックランドを更新しています。つたない文章を恥ずかしく思いながら…ですが、こちらもどうぞよろしくお付き合いください。

牛乳パックで作った獅子舞 riho作








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