★ジオジオからのメッセージ
460号
競争しなくてもいい。急がなくてもいい。正しさに迷ってほしい。失敗も、まちがいも、後悔も、全部、人生には必要なことです。
後々、笑い話のネタになれば良し…という"のり"で、緊張感も含めて、自由を、また不自由を楽しみながら、日々、時間を積み
重ねていけば何とかなります。 くれぐれも体と心を大切に…。必ず命は守ってください。若い時代を通ってきたすべての大人からの、心からの願いです。
「ぼくは ふね」 五味太郎 1800円+税 (穴あきケース入り)
「画業50周年なんていう世間のうわさに、少し調子を合わせて やや人生論的な雰囲気を漂わせただけの話。
五味太郎さんの「ぼくの人生」絵本です。
50年にわたって350冊以上の絵本を世に送りだしてきた五味太郎さん。
憲法九条は、再び我が国が愚かな戦争に向かわないように、政府の暴走を止めるために決められたものです。
混迷している私たちの国です。どうやれば、私たちの納得のいかない沸々する思いが政府に届くのか、
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新刊より
![]() 福音館書店 |
「りんごりらっぱ」 あべ けんじ 作 しりとりに ひと味、加えたことばあそび絵本です。 りんご ごりら りんごりら らっぱ りんごりらっぱ と、どんどんと続いていきます。 それに伴う絵も なんとものんびりしたふんいきで楽しい。 ことばのリズムもいい。最後、つながりま~す。 1000円+税 | |
![]() 絵本館 |
「DJ YOYO アゲイン」 おおなり修司 文 飯野和好 絵
アゲイン!です。 またまた、あらわれました。ラッパーのDJ YOYOです。 「YOYO(よーよー)あそうぼうYO(よー)」「いましゅくだいやってるからだめだよー」「すこしくらい、だいじょうぶだYO(よー)」 「だいじょうぶじゃないよー」 YOYOとのラップバトルです。 飯野和好さん描くYOYOとその のり を楽しんでください。 1400円+税 | |
![]() 白泉社 | 「おすしが あるひ たびにでた」 田中達也 作 見立て作家、田中達也さんの "おすしが…"シリーズ 第2弾。 まぐろのおすしが まきずしの汽車に乗ってふるさとへ…。 途中、やさいの森で レタスに登山。ビーチへ…。雪国へ…。砂漠で 宝探しの冒険。パンの飛行機に乗って、ふるさと おすシティの空港へ…。 トロ兄さんたちが おでむかえです。 どのページにも 遊び心とアイデアがいっぱい、その発想に驚き、笑わせられます。 一冊目に出てきたおじいさんと犬も登場。 高速レーン、なるほど(!)です。 1300円+税 | |
![]() 文溪堂 |
「みんなのいえ」 たしろちさと 2001年に出たたしろちさとさんのデビュー作。新たに描きおろした絵もくわえての刊行です。 楽しい家づくり、仲間づくりです。 町はずれにある誰も住んでいない忘れられた家に 旅人がやってきます。 旅人は 掃除をはじめ、穴のあいた壁や屋根を直し、ここで くらし始めます。 それから 次々と旅人がやってきては、家を直し、畑も作り、みんなで一緒にくらすことになります。家の様子は だんだんと変わってきます。 便利さとはちがう、協力しあい、助け合う世界に たったひとつのみんなの家です。 すてきな家です。家の断面図の楽しいこと! 1500円+税 | |
![]() 岩崎書店 |
「ともだちのかたち」 ダニエラ・ソーサ ぶん・え 木坂 涼 やく ともだちって何? どういうのをともだちっていうのかな…。 ともだちのかたちって いろいろです。 一度しか会ったことがないのに ともだち。長くつきあっているともだち。ことばが話せない犬も ともだち。自分にしか見えないともだちがいる子もいる。 ともだちになるはずだった子とすれちがったりしているかもしれない。 ともだちがいないって悩まなくても、きっとたくさんの出会いが待っている。 ちなみにジオジオの前にあるケヤキの木と私は、40年来のともだち。 はげましたり、はげまされたり…。 1650円+税 | |
![]() 福音館書店 |
「せが ↑ のびる」 やぎゅうげんいちろう さく なぜ背がのびるの? その疑問やしくみをやぎゅうげんいちろうさんのユーモアたっぷりの絵で解説していきます。 あかちゃんのときから、きみたちの体はどんどん と大きくなるばかり。小さくはなりません。 それにいちばん関係しているのは「ほね」です。かたい「ほね」にはいくつか穴があいていて「けっかん」がとおっています。 血には「ほね」をおおきくする材料とか栄養がいっぱい入っているのです。 フムフム、それで背がのびるのか…。 1000円+税 | |
![]() 岩崎書店 |
「おとうさんを かして」 ホ・ジョンユン 文 チョ・ウォニ 絵 古川綾子 訳 おとうさんが しんだ。おとうさんのいない子どもになった。わたしにも、おとうとにも、もうおとうさんはいない。 おとうとは やきゅうをしなくなった。 おとうとが言った。「おねえちゃん、おとうさんと やきゅうがしたい」 わたしではだめなのだ。わたしは、ともだちの家に行ってたのんだ。「おとうさんをかして」 おとうさんがいなくなってさびしいのはおねえちゃんも同じ。 それだからこそ、おとうとのさびしさをなんとかしようとするおねえちゃんに心が熱くなります。 おとうさんはかしてもらえなかったけれど、そのかわりに、二人の前にあらわれたのは…。 1600円+税 | |
![]() PHP研究所 |
「パパはたいちょうさん わたしはガイドさん」 ゴンサロ・モウレ 作 マリア・ヒロン 絵 星野由美 訳 わたしの目はかすかに見えるけれど、パパの目は見えない。 学校への道のりは、光と影と音のジャングル。パパとわたしは、手をつないで探検に行く。 パンダやてんとうむし、ジャガーやライオン…。パパは みんながみていないものまで見えてる。 パパはわたしを「ぼくのガイドさん」って言う。 でもパパこそ、たよれる「わたしの たいちょうさん」 視覚に障がいのあるわたしとパパとの日常の大切なふれあい。 その時間を美しい絵とともに描きます。 1700円+税 | |
![]() のら書店 |
「ぼくは、ういてる。」 なかがわちひろ ![]() 第2弾のお話になります。 ぼくは、ときどき ういている。だいたい20センチから30センチくらい。 まわりからは、ただ ぼんやりしているようにみえるらしくて、しかられたり、わらわれたり、おいていかれたりする。 でも、いいこともある。きょう、クラスの山田ほのかさんも ういていることに気がついた。 「わたしね、ときどき わざと うくんだよ」 一平くんとほのかちゃんの"ういている談義" なんかわかります~。 よーく見ると、クラスのみんなも、全員ちょっぴり、ういている。 うくって ふつう? えー! 校長先生も~! 時には心に風船も必要ですね。 1500円+税 | |
![]() アノニマスタジオ |
「りんごの村」 小出正吾 文 河野鷹思 絵 大正、昭和にかけて150冊の児童文学作品を生み出した小出正吾氏と 装丁と挿絵を手掛けた河野鷹思氏による「りんごの村」は1950年に刊行されました。 長く絶版になっていましたが、この度、文章、表現、絵は原書のままに復刊しました。 「りんごの村」美しく、豊かで、村人はみんな働き者のりんごの村で起こった出来事。 「二つの自動車」ある自動車屋さんで働く性格の違う2台の自動車の話。 「ふるぐつホテル」ぼろぐつだからと旅人に、野原にぽーんと捨てられた一足の靴。やってきたマツムシ兄弟と虫たちのオーケストラ…。 3つの物語が収録されています。どの物語も温かな結末です。 挿絵も75年前の古さを まったく感じさせないクオリティの高さを感じます。 1600円+税 | |
![]() 福音館書店 |
「ねえねえ、きょうのおはなしは・・・ 世界の楽しいむかしばなし」 大塚勇三 再話・訳 PEIACO 絵 2018年に他界された大塚勇三さんは、世界の国々の昔話や児童文学を翻訳し、日本の子どもたちに紹介し続けてこられました。 「グリムの昔話」「ノルウェーの昔話」「スーホーの白い馬」「ライオンとねずみ」また「長くつしたのピッピ」「ちいさな魔女」などなど。 時代をこえて、たくさんの子どもたちに読み継がれてきました。 その中から昔話20話を選び、刊行されたものです。 グリム童話や北欧、ギリシャ、ウイグル、韓国…。短いお話で、とても読んであげやすい。 ぜひ、お子さまと一緒に、昔話の世界を楽しんで下さい。 タイトルと一緒に描かれている挿絵も、お話の雰囲気がよく出ていて素敵です。 1100円+税 |