★ジオジオからのメッセージ
★ジオジオからのメッセージ
３７５ 号
|
寒さの向こうに 春が見えてくる季節になりました。 お元気でお過ごしでしょうか？ 進路が決まったという嬉しいお話も、ちらほら聞かせていただき、心がほっと温かくなっています。 もうひとがんばりの受験生、ジオジオからはいつもエールを送っていますよ。 春！もう まもなくです。
大きく世界の流れが変わろうとしています。
地球上のたくさんの生と、たくさんの命との共存、共生、理解。
ＮＨＫの大河ファンタジー 「精霊の守り人」 シーズン２ が始まりました。楽しみに、観られている方も多いと思います。 映像の力って大きいですね。今までは、読者の心の中に それぞれのバルサやチャグムのイメージがあったことと思いますが、 いつの まにか、短槍を見事に使う綾瀬はるかさん演じるバルサが、頭を占めるようになっています。
ガイドブック「守り人のすべて」が、よりドラマを楽しむお役に立てることと思います。
新たにお申し込みされる方、
|
■ ブックランド紙上で紹介した本をご希望の方は、
配本に追加する、あるいは配本に入れる、
という形でご注文くだされば、翌月、翌々月にはお送りできます。
不明の点は、ＴＥＬ、ＦＡＸ、Ｅメールでお問い合わせください。またブッククラブ以外の方のご注文もお受けします。 ★注文★
今月の新刊より
 福音館書店 |
「とんねるを ぬけると」 片山 健 さく・え 子どもたちが電車に乗りこみます。「しゅっぱつしんこう！」 「あっ、とんねるだ！」真っ暗なトンネルをぬけると、あれ？ みんなは、雪だるまに変身。 また、とんねるです。トンネルをぬけると、今度は、みんな だるまさんに…。 次はふくろうに…。 奇想天外な展開にワクワク！ 真っ暗なトンネル、トンネルの外の明るく柔らかい景色。 やっぱり、いいなあ～、片山健さん！ 900円＋税 |
 福音館書店 |
「だるまちゃんしんぶん」 加古里子 さく・え だるまちゃんしんぶんしゃ発行の、はるのごう なつのごう あきのごう ふゆのごう 4枚の新聞が入っています。 世界のびっくりニュース、季節のニュース、花や生きものの知識もいっぱい。 クイズやことば遊び、絵さがしなど、なかなか盛りだくさんです。 かこさとしさんの絵本の登場人物も出てきます。 知ること、楽しむこと、考えること、新聞っていいですね。 1200円＋税 |
単位がわかる 「メートルのえほん」「グラムのえほん」 ＊「リットルのえほん」は２月中旬刊行予定 オフィス３０３ ほるぷ出版   
漠然として、わかりにくい単位。それを視覚化してイメージしやすくした絵本です。メートルは身近な１ミリのものから宇宙まで、 ミリメートル、メートル、キロメートルと単位を追っていきます。 長さ、高さ、大きさ、広さを実感できます。 グラムは、1グラムの一円玉から キログラム、トン。 なんとアフリカゾウは１０トン！地球は？びっくりの重さです。 そして、なんだかややこしそうなリットル。ミリリットル、デシリットル、リットル、キロリットル。 単位の理解の手助けになりそうな3冊です。 各1500円＋税 | |
 ロクリン社 |
「いいにおいの おならを うる おとこ」 ジル・ビズエルヌ 文 ブルーノ・エッツ 絵 ふしみみさお訳 昔、ある村に兄と弟がすんでいました。 両親が亡くなり、二人は財産を分けることになりました。 兄はお金や宝石、ウマやヒツジなどの家畜をもらい、弟は年老いた犬をもらいました。 年老いた犬がみごとに畑を耕したのをみて、兄は犬を連れて帰りますが、役に立たないからといって殺してしまいます。 欲張りな兄は、何をしてもうまくいかず、欲のない弟には運が向いてきます。 昔話によくあるパターンのお話ですが、兄の欲張りな気持ちが、おならのはなしへと展開していくのが、とても盛り上がりがあって笑い ます。 弟のひょうひょうとした様子がいいですね。 1500円＋税 |
 文渓堂 |
「「３日ずつのおくりもの」 レミ・クルジョン 作 こだましおり 訳 ひいおじいさんのホープから、畑仕事のことをいろいろ教わっているうさぎのリトル。 ある時、リトルは聞いた。「どうしてそんなに年寄りなの？」 ホープじいさんは、誕生日のお祝いに、みんなから寿命を3日余分にもらっていたからだと言った。 そして「もうじゅうぶん長生きしたから、今度の誕生日には、3日分長生きするように願うのはやめてくれ。本やＣＤや ＤＶＤのほうがいいな。」 ひいおじいちゃんの人生。そして死。 畑仕事も上手になったリトルは、悲しいけれど、その思いを受け止めます。 見送られるもの、見送るものの幸せとは…。 1500円＋税 |
 こぐま社 | 「りこうな子ども アジアの昔話」 松岡享子 編・訳 下田昌克 絵 こどもが主人公のアジアの昔話。 さらわれた子どもが知恵をつかって、無事帰ることができたというインドネシアの話。 ドコ（大きなかご）に入れておじいちゃんを捨てに行こうとしている父親を、思いとどまらせたむすこの話はネパール。 自分に化けたゆうれいに、家と母親をとられた若者を救うインドの少年の話。 ３話を収録。楽しく読めます。 アジアを旅した下田昌克さんの挿絵です。 1200円＋税 |
 講談社 |
「ぐるぐるの図書室」
工藤順子 廣島玲子 濱野京子 菅野雪虫 まはら三桃 活躍している2006年にデビューした作家の方たちに よる学校の図書室を舞台にした作品のアンソロジーです。 それぞれがつながった物語にもなっています。 本が好きでよく図書室へ行く子。 窓から好きな子をながめられるからと、本以外の目的で図書室へ行く子もいるでしょう。 本などめったに読まない子もいます。いろんな物語が、みんなを待っているのに…。 ふしぎな貼り紙に魅かれて図書室に行き、そこに見慣れない、背が高く髪の長い女の人がいたなら、 あなたはふしぎな本の世界に引き込まれていくはずです。 巻末に5人の本についての対談があります。 1400円＋税 |
 くもん出版 |
「円周率の謎を追う」 〔江戸の天才数学者・関 孝和の挑戦〕 鳴海 風 伊野孝行 画 算数・数学では問題を解くことが一番大切なこと。これは古代中国より伝わった伝統の数学。 江戸時代に、問題を解くことより、どんな問題でも解くことができる理論や方法を見つけることが大切だと主張して 偉大な業績をあげた天才数学者 関 孝和。 そのいくつかは世界で一番進んでいたヨーロッパの数学にも先んじていました。 不明なところが多い関 孝和の生涯を描いた物語です。 徳川幕府の侍の家に生まれ、両親がいないため、兄より厳しくしつけや教育を受けます。 儒学や剣術は嫌いだったのですが、数学にのめり込みます。 西洋数学を知らないはずなのに、なぜこのような業績を残せたのか、現代でもその研究がされています。 世界に誇る江戸時代の偉大な数学者の謎に迫ります。 1500円＋税 |
 偕成社 |
「ジョージと秘密のメリッサ」 Ｌ．Ｍ．フィッツジェラルド 千葉茂樹 訳 いろんな情報を前にしても、わかったようでちゃんと理解はできてないＬＧＢＴ。 自分の性に違和感を感じ、悩む子どもたちが、左利きの人と同じ割合でいると言います。 あなたは普通で、当たり前で悩む必要はないと思ってほしいし、そういう世の中になっていってほしいと思います。 10歳のジョージは、自分の性を受け入れられず、 一人の時には、女の子メリッサになり、ファッションや女の子向けの雑誌に見入ります。 いつかは、わかってほしいと思いながら…。 トランスジェンダーへの理解の一冊になれば…と。 1400円＋税 |  講談社 |
続編！です！
「ヨーコさんの“言葉”わけがわからん」 佐野洋子 文 北村裕花 絵 |
|
２月刊行予定 お楽しみに！
「ふしぎ駄菓子屋銭天堂７」 900円＋税 | |