★ジオジオからのメッセージ
338 号
明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いします。
みなさまにとって今年もお健やかないい年になりますように。
楽しいクリスマス、楽しいおおみそか、そして楽しいお正月を過ごされたことと思います。
今年もブッククラブのみなさまはじめ、選書会での出会い、またジオジオのお店を訪ねてくださる方たちと
偕成社より 嬉しいシリーズが刊行されます。 「世界のともだち」 全36巻 各1800円(本体)
長倉洋海さんをはじめとして一流の写真家が36カ国、36人の子どもたちに密着取材。 1冊目「ルーマニア」は12歳の女の子。写真と文は長倉洋海さんです。
2冊目は「韓国」ソウルの下町に住むサッカーの好きな11才の男の子、チェ・ピョンジュンの毎日が描か
れます。
等身大の子どもたちがちがう国、ちがう文化で毎日を生きています。
第1期 12巻 2013-2014 刊行
これからの時代、活字文化がどうなっていくのか、
ミネルバ書房より“本屋さんのすべてがわかる本シリーズ”(全4巻)が出ました。
「3本屋さんの仕事」
楽しい! パラパラブックス最新刊 Vol.8 「むしくいさま」 もうひとつの研究所 1200円(本体)
10㎝×4㎝×2.5㎝ 昔のマッチ箱2個分の大きさです。
|
■ブックランド紙上で紹介した本をご希望の方は、配本に追加する、あるいは配本に入れる、
という形でご注文くだされば、翌月、翌々月にはお送りできます。 不明の点は、TEL、FAX、Eメールでお問い合わせください。またブッククラブ以外の方のご注文もお受けします。注文 |
今月の新刊より
![]() 光村教育図書 |
「よーし、よし!」 サム・マクブラットニ 文 アイヴァン・ベイツ 絵 福本友美子 訳 こぐまのハンシ、ころんでも、砂が目に入ってもあたまをぶつけても、 すぐにおとうさんがかけつけてきて、 「よーし、よし!」とだきしめ、手当てをしてくれます。 でもある日、おとうさんの足にとげがささって、おとうさんは元気がありません。 ハグをするおとうさんとハンシの表情に心温まります。 1400円(本体) |
![]() 教育画劇 |
「十二支のおやこえほん」 高畠 純 高畠純さんの十二支のシリーズ4冊目です。 動物たちのとぼけた表情、親子のユーモアのあるエピソードにクスっと笑わされます。 二支に出てくる動物たちの親子、特にお父さん の愛は不器用でちょっぴり切ない。 人間もです ね。 “しりとり”“はやくちことば”“ことわざ” 既刊3冊もお楽しみください。 1000円(本体) |
![]() 偕成社 |
「はやくちまちしょうてんがい はやくち はやあるきたいかい」 林 木林 作 内田かずひろ 絵 はやくちまちしょうてんがい はやくちはやあるきたいかい は、 はやくちことばを いいながら はやくちまちしょうてんがいを はやあるききょうそうする はやくちあるきたいかいです。 いっせいにスタート。 おはなやさん、おすしやさん、やおやさん、レストラン...。 しょうてんがいは はやくちことばだらけ。 作者は“詩のボクシング”全国大会優勝者。 1100円(本体) |
![]() 光村教育図書 |
「よふかしにんじゃ」
バーバラ・ダ・コスタ 文 エド・ヤング 絵 長谷川義文 訳 忍者ごっこは外国でもポピュラーなのでしょうか?アメリカの作家による忍者の絵本です。 コラージュで描かれた日本的!でダイナミックな絵に先ず魅かれます。 まよなかでござる。ぬきあし、さしあし、そうっとそうっと、いざ...。 「なにしてるのん」「お、おかあちゃん」なんと 忍者の正体は...。 訳は長谷川義文さん。 関西弁の訳が楽しい。笑わせられます。 1300円(本体) |
![]() 福音館書店 |
「いちばんでんしゃの うんてんし」 たけむらせんじ ぶん おおともやすお え なかむらてつやさんは中央線の運転士です。 東京駅下り高尾行きの一番電車に乗務するために、午前3時起床。 4時39分の発車までたくさんの安全確認の仕事があります。 なかむらさんに密着して定時発車から高尾に無事到着するまでを追いかけます。 停車する各駅。すれちがう電車。運転席からのながめ。運転の操作など臨場感いっぱいです。 電車好きには嬉しい絵本です。 1300円(本体) |
![]() 童心社 |
「 はしれ ディーゼルきかんしゃ デーデ」 すとうあさえ 文 鈴木まもる 絵 2011年3月11日、東日本大震災直後から東北本線はじめ道路も不通となって輸送手段が断たれました。 東北に燃料を運ぶために、ディーデル機関車8台が日本のあちこちから集められました。 山口県から来たデーデと大阪からきたゴクは福島県の郡山まで燃料タンク10両を運ぶことになりました。 今は使われることが少なくなったディーデル機関車の活躍でたくさん人々が救われたのです。 実話をもとに描かれた絵本です。 1400円(本体) |
![]() 岩波書店 |
「犬になった王子 チベットの民話」 君島久子 文 後藤 仁 絵 チベットの主食ツァンバの原料となる青棵(チンコウ)(大麦の一種)の来歴の物語は 「白いりゅう黒いりゅう」の中にも収録されていましたが、 この度、美しい日本画で華麗な絵本となり刊行されました。 大昔、チベットのプラ国では食べ物はヤクや羊の乳と肉だけ。 勇敢で心のやさしいアチョ王子は山の神リウダさまのところに おいしい食べものができる穀物の種があると聞いて旅に出ます。 苦難の末に種を手に入れますが...。 1800円(本体) |
![]() 講談社 |
「ジャーニー 女の子とまほうのマーカー」 アーロン・ベッカー
イラストレーターでデザイナーの作者の始めての絵本。 文字のない絵本です。 誰も遊んでくれない女の子が手にした赤いマーカーが女の子を冒険へと誘います。 マーカーで描いたドアを開けるとそこは深い森。 船や気球、空飛ぶじゅうたんなど赤いマーカーは、女の子を危機から救います。 想像の世界の大冒険。 色を抑えた絵が見事です。 1500円(本体) |
![]() フレーベル館 |
「患者さんが教えてくれた 水俣病と原田正純先生」 外尾 誠 文 チッソという会社の工場が流した有機水銀を含んだ排水が原因で起こった水俣病。 その病に一生をかけて向き合ったお医者さん、原田正純先生。 治療の手立てがないこの公害病に、水俣の人たちによりそい続け、共にチッソや国と闘い、 世界中の公害病のために水俣の悲劇を繰り返してはいけないと活動を続けてきましたが、 2012年6月に亡くなられました。 原田先生からのメッセージを水俣病の取材を続けてきた記者の外尾誠さんがまとめたものです。 1200円(本体) |
![]() 小学館 |
「負けないパティシエガール」ジョン・バウアー 作灰島かり 訳
パパをイラク戦争で失い、識字障害で文字を読めない、書けないというコンプレックスを持つ少女フォスター。 ママのボーイフレンドの暴力から逃れて知らない町にやってきます。 お菓子作りが大好きなフォスターは その町の人々との出会いを自慢のカップケーキで幸せな方向へと導いていきます。 同じ作者の「靴を売るシンデレラ」もそうでしたが、 つらい状況の中での生きぬく知恵、勇気をくれる言葉がたくさんつまった一冊です。 レシピもついてます。 1500円(本体) |