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★ジオジオからのメッセージ
           



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305 号

昨年のハイチやチリでの地震がまだ記憶に新しいのに、ニュージーランドでまたも大型の地震が起こりました。
大きな地球を思い浮かべてみると、ほんとに微動に近い身震いなのかもしれませんが、(非科学的な表現ですみません。)
その結果、多くの命が失われ、甚大な被害が発生します。
特に、若い命がこんな形で亡くなって行く事、無念でかわいそうでなりません。
私たちは、地球のこういう本来の在り様に何度も遭遇し、受け入れ、立ち上がり、知恵をしぼり、生き続けてきたのでしょうね。
一刻も早い救出と復興を祈らずにはいられません。

ほんまに、人民に銃を向けている場合ではありませんのに。(突然、話が振れてすみません。)


3月、ご卒業、ご卒園の季節です。新たなスタートのお知らせに、嬉しい春を一緒に感じさせていただいています。
子どもたちの成長は喜びと同時にいつも一抹の寂しさがつきまといます。
そんな時、思い出す詩です。

谷川俊太郎さん「さようなら」というこの詩には、
“どこへいくのかわからない”けれど“さようなら”を言わなくては いけない子どもの気持ちが熱く伝わります。
子ども達はこうやって「さようなら」を繰り返しながら、成長して いくんだろうなあと思います。
“いかなきゃなんない”子ども達の幸せを祈って、邪魔しないで、これからも見守り続けることが大人に、親にできることでしょうか...。
ともあれ、心からおめでとうございます。




「はだか」
谷川俊太朗詩集
佐野洋子 絵
1995円


大道あやさん のこと

画家で絵本作家でもあった大道あやさんが101歳で亡くなられました。新聞に報じられたのが先日のことです。
お身体の具合がよくないこと、数年前にお聞きして、ご高齢なので案じていました。

絵を始められたのが60歳の時。
「原爆の図」の丸木位里さんの妹であり、母スマさんも画家です。

「へくそ花も花盛り」(893円)という大道あやさんの聞き書き一代記では、
たくさんの作品とともに、その 波乱に満ちた壮絶な人生が赤裸々に語られています。
絶版でしたが、文庫化して復刊しました。
苦労の多かった結婚生活。広島での被爆体験。美容師として家をささえ、家業にした花火工場の爆発で息子さんが傷害を負い、ふたたびの爆発事故で夫を亡くします。
その後、絵を描き始め、兄の丸木夫妻のもとへ...。
その歩んできた人生に圧倒されながらも、そこに見えてくるのは不屈の精神力と、慈しみの心根を持ったお茶目で、お転婆で真っ直ぐな日本の女性です。

大道あやさんの絵本は、ご自身の暮らしの中にある身近な草花や動物達が題材になっていることが多く、お話は素朴でユーモラスです。
そしてそこに描かれている丁寧な筆遣いが感じられる画面いっぱいの絵からは、
命あるもののあふれるほどの 生命力が伝わってきます。明るく暖かく、まるで 陽だまりにいるような気持ちになります。
長く 被爆の絵を描かなかったこと、描けないとおっしゃっていたこと少しわかるように思います。

「けとばしやまのいばりんぼ」
1470円
「こえどまつり」
840円
「ねこのごんごん」
840円(絶版)
脇 和子 朋子 再話
「あたごの浦」
840円
                      

 2011.3




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今月の新刊より                                               


フレーベル館


「おきにいりのばしょ」
木坂 涼 作
にしかわおさむ 絵
とりさんにはとりさんの、
ねこさんにはねこさんの、
きんぎょさん にはきんぎょさんの...
みんなお気に入りの場所 があります。
もちろんぼくにだってお気に入りの 場所が...。
くりかえしの言葉、よびかけと答え のリズムも楽しい。絵もほのぼの....。
(735円)
        


アリス館


「てんとうむしのはじめてのレストラン」
さいとうしのぶ
絵さがしの絵本です。
ちょっとのぞいてみようとレストランに入ったてんとうむし。
たくさんの動物たちと、おばけや雪だるま、サンタさんも!
いろんな料理を食べています。 和洋中華、なんでもありのようですね。
てんとうむしさん、最後に、おおあわてで逃げたのなんでかな...。
いろんなもの探して楽しんでね。     
(1260円)   


ブロンズ新社


「おとうさんおかえり」
マーガレット・ワイズ・ブラウン 文
スティーブン・サヴェッジ 絵
さくまゆみこ 訳
夜になりました。お父さんたちが帰ってきます。
さかなのお父さんは、さらさら流れる川を泳いで、
てんとうむしのお父さんはぶーんと飛んで、
うさぎのお父さんさんはぴょんぴょんはねて...。
みんな子どもたちのところに帰ってきます。
そして船乗りのお父さん は、海からあがり男の子のところへ...。
「おとうさん、おかえり!」
(1260円)


ほるぷ出版


「ここがぼくのいるところ」
ジョアン・フィッツジェラルド さく
石津ちひろ やく
ぼくがいるところってどこかな...。
地球の上に国があり、国の中に町があり、町には道があり、家があって、その中には部屋が...。
部屋の中にベッドがあって、毛布のなかに ぼくがいる。
そしてぼくは...と今度は逆に たどっていきます。
自分がいる場所を、宇宙 からの視点で大きくとらえます。
(1260円)


文溪堂


「せきとり しりとり」
サトシン 作
テッド・ルウィン 絵
高畠邦生 絵
迫力のあるこの表紙の絵に釘付けです。
おすもうさんのけいこや 取り組みを、文章のしりとりでリズムよく描きます。
きとり、けいこにせいをだ 
ごい なげわざ、バッチリ きま
んるんきぶんで、いちょう
という調子ですが、
なんといっても絵がダイナ ミック!大迫力!途中で、笑ってしまいます。
(1365円)
 


フレーベル館


「あなたがだいすき」
リザ・ベイカー 作 
デイビッド・マクフェイル 絵
日当陽子 訳
原題が 「I Love You,Because You’re You」
あなたがどんな気分のときも、どんなことをしているときもあなたがすき。
あなたが、あなただから、あなたがすき。母の愛ですね。
いつもいつも、こういう思いでいられないのも子育てですが、
抱きしめられる間は抱きしめて。母の特権です。
(1050円)


ポプラ社


「わたし、ぜんぜんかわいくない」
クロード・K・デュボア 作・絵
小川 糸 訳
自分のことを好きになるってむずかしい。かわいくないし、ださいし。
「とってもかわいいよ。」っていうのは、パパだから。
落ち込むステファニーにパパは言います。
「じゃあパパがもっとハンサムならよかったかい。」
少しずつ自分を好きになるヒントをパパは与えてくれます。
ステファニーの心のつぶやきを一つ一つ追った形の絵本です。
(1260円)



あかね書房


「トリックアート図鑑 だまし絵」
北岡明佳 監修
グループ・コロンブス 構成・文
人間の脳は複雑に出来ているが故に、だまされやすいものでもあるようです。
絵の中のちょっとした工夫で、物が二つに見えたり、
真っ直ぐな線がゆがんで見えたり、
色や 大きさが違って見えたりという錯覚が起こりま す。
不思議ですね。
そういうだましの術は自然 界にもあり、建築などにも利用されてきたよう です。
定規などをもって確かめてみては...。
(1575円)
  


あかね書房


「どこからも彼方にある国」
アーシュラ・K・ル=グィン
中村浩美 訳
1976年に書かれたル=グィンの青春小説。
ル=グィンが見たその頃の若者が今はもう親の世代になっているのですが、古さを感じさせ ません。
まわりとうまくやれない17歳のオーウェ ン。
自分自身、親、進路、友人で悩む多感な時期を
作曲家をめざす女の子ナタリーと出会い、心を開く ようになります。
そしてまた新たな悩みも…。
誰もが通る、通ったであろうこの時期を描きます。 
(1365円)


岩波書店


「この人から受け継ぐもの」
井上ひさし 作
昨年亡くなられた井上ひさしさんが、
自分が歩まれた人生の中で 関心をよせられた思想家、作家の方たちの事を
わかりやすく、おもしろく、身近に語られています。
吉野作造、宮沢賢治、丸山眞 男、そしてチェーホフの笑い、喜劇。
通り一遍の貧しい知識しか 持っていなかった私にとって、
井上ひさしという 作家の作品、生き方、思想、
人々や日々の暮らしに 向けたまなざしを垣間見る一冊にもなりました。
もっともっと書いてほしく、読みたかった方です。
(1365円)
                      
                 



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