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★ジオジオからのメッセージ
           



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301 号


大人にとっては、なんとなく気ぜわしい季節に入ります。
子どもの頃、クリスマスや大みそか、お正月があれほど待ち遠しかったのに、
大人になるとどうしてこう時間が はやく過ぎていくように思えるのでしょうか?

平等であるはずの時の歩みが年齢とともに加速度がついているように思えること、
やり残したことがまだまだあるよという神さま(クリスマスですので)からのメッセージなのでしょうか、
それとも、年末の掃除などはいいからのんびりしたら...と言ってくれているのか、と勝手に都合のいい解釈をして、
今年も、残り2ヶ月、のりきりたいと思っています。

寒さに向います。みなさまもどうぞお元気でいてくださいますように。


さて、クリスマスが近づいてきます。
遠いフィンランドの山奥でサンタさんもそろそろ腰をあげて仕事にとりかかっていることでしょう。

お役にたてましたら...と今年もクリスマスプレゼントやお年玉のリストを用意しました。
ご参考になりましたら 幸いです。
カレンダーやかるたなど季節のものは、どうぞお早い目にご予約いただければ助かります。

サンタさんからのプレゼントのそばに、お父さん、お母さん、またおじいちゃん、おばあちゃんからのプレゼントもぜひ!
ご相談にも応じますのでお気軽にご連絡下さい。
カレンダーは、book space ジオジオ に見本をおきますので、よろしかったらお立ち寄り下さい。


ジオジオのクリスマスの定番の本の中から2冊      おすすめです。大人の方にも...


「森のクリスマスツリー」  牧野鈴子 作 1260円
クリスマスツリーには本来どういう意味がこめられているのでしょうか...。
正確にわからないままに、この絵本に出会った時に、これがほんとのクリスマスツリーなんだと嬉しい納得がありました。
森の一本の大きなもみの木。そこには夏のあいだにからみついたつるが実をつけています。
ことりやりすがその実を食べ、吹雪の日は木の中で寒さをしのぎます。
やがて森番のおじいさんが町から帰り、食料を木の下に置いてくれます。動物達の冬の食べ物です
。雪で輝くもみの木の上に流れ星が...。今夜はクリスマスイブ。牧野鈴子さんの絵がとてもきれいです。
こんなにも慈愛に満ちた輝きをもったクリスマスツリーは他にはないのではないかと思わせてくれます。





「クリスマス・キャロル」  チャールズ・ディケンズ 作   脇 明子 訳    672円
クリスマスは宗教的な枠をこえて世界中の楽しみの行事となっています。
クリスチャンでなくても、イブの夜、 静かな気持ちで今を生きる感謝と喜びに身をゆだねてみたくなります。
クリスマスの前夜、けちで冷酷、無慈悲なスクルージの前に3人の幽霊が現れます
。過去の幽霊はスクルージを子ども時代、また修業していた青年時代へと。
現在の幽霊はスクルージの所で働く書記のボブの家族の貧しくも心温まるクリスマスの夜に、食事に誘ってくれたたった一人の甥の家族のもとへも...。
そして末来の幽霊がスクルージに見せた姿ととは...。
喜びを分かち合い 暖かくクリスマスを過す19世紀のイギリスの人々の様子が生き生きを描かれ、スクルージの末来を幸せなものへと変えていきます。
この作品によって、イギリスのクリスマスの過し方が変ったとも言われています。



清水眞砂子さんのエッセイ    日常を散策するU  「不器用な日々」  1995円

「本の虫ではないのだけれど」に続く清水眞砂子さんのエッセイ集が出ました。
どっぷりと清水さんにつからせていただいた気持ちがします。心新たになる講演を聞かせていただいた時のようです。

家族とは何か、夫婦とは何か、親子とは何か、一度しかない人生をどう捉えて生きれば豊かに生きられ るのか、
他者とのかかわりは...。死を迎えるということ。
清水さんご自身の教師生活、日々の暮らし、また映画、本などの引用から
たくさんの生きる知恵を教えてもらったように思います。

我慢しない努力の大変さ、「授業が楽しかったらいじめなんておきませんよ」という学生のことば。
はるかなるものへの思いをはぐくんでくれる授業とは...。
戦争について、「9条の会」に名をつらねながらも、戦争を語らず、
日常の些事に目をこらし、そこから生まれ出るよろこびを語ろうとしているという清水さんの姿勢。
手作りしないで生きていける時代に生まれてよかったという言葉(同感!笑)。

本の内容をうまく伝えられないもどかしさを感じながらですが、ぜひ!おすすめです。
book space ジオジオ に在庫あります。


子どもの本の出版の姿勢がとても信頼でき、ジオジオにとってもなくてはならない出版社である理論社が10月に民事再生法を申請したというニュースは 驚きでした。なんとか再生していい本を出し続けてほしいと心から願っています。
微力ですがこれからも理論社の本をみなさまにお届けすることで、 少しでも力になっていけたらと思っています。

 2010.11




ブックランド紙上で紹介した本をご希望の方は、配本に追加する、あるいは配本に入れる、 という形でご注文くだされば、翌月、翌々月にはお送りできます。
不明の点は、TEL、FAX、Eメールでお問い合わせください。またブッククラブ以外の方のご注文もお受けします。
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今月の新刊より          


BL出版

「スプーンくん」
a.k.ローゼンタール ぶん
s.マグーン え
いしづちひろ 訳
スプーンくん、この頃元気がありません。
ナイフくんやフォークくんのように、あまり役にたっていなくて、ぼくはだめなんじゃないか...と悩んでいます。
でも実はナイフくんやフォークくんもスプーンくんのことをうら やましいと思っていたのです。
ママに自分の幸 せを気づかせてもらったスプーンくんは...。
  (1260円)          


こぐま社


「ねずみさんのおかいもの」
多田ヒロシ
ねずみのきょうだいが、おかあさんにたのまれておかいものに でかけます。
かってくるものはおかあさんが、かみにかいてくれました。
くだものやさん、パンやさん、はなや さん、最後のおかいものはケーキやさん。
おかいものがちゃんとできました。
さあ、なんのパーティがはじまるのかな...。    
(945円)
 


文研出版


「ココロのヒカリ」
谷川俊太郎 文
元永定正 絵
人気の「もこもこもこ」のお二人による待望の絵本です。
「ココロのヒカリはいつうまれるの?」ではじまる心地よいリズムで詠う谷川さんの言葉。
その言葉を包み抱くような元永さんの豊かなイメージの表現。
おおらかでユーモラスでそして驚きがあります。
声に出して読んでいると、絵の世界に身をおいて漂っているような不思議な感覚です。  
(1470円)


講談社


「かげ」
スージー・リー 作
「なみ」に続いて、こちらも絵だけでイメージが豊かに伝わってくるとても 魅力のある作品です。
闇、光、そして影。
横開きのページの上半分は光の中の少女や物たち、下半分が影で出来た世界。
いつのまにか少女はその影の中に...。
思いもよらない世界が展開していきます。
最後の終わり方もとてもいいです。
文章がない絵本の見事なストーリーですが、最後にお母さんのことばが...。これもうまい!
(1470円)
        


徳間書店


「かしこいさかなはかんがえた」
クリス・ウォーメル 作・絵
吉上恭太 訳
何万年もの時が流れる進化論のお話ですが、絵本ならではの楽しさです。
むかしむかし、いっぴきのかしこいさかながいました。
なんだってできましたが、たったひとつ、陸の上に行くことだけはかないません。
そこで考えたのは...。
でもこのお話、このさかなのことだけでは終わらなかったのです。

(1575円)
  


あすなろ書房


「和菓子の絵本 和菓子っておいしい!」
平野恵理子 作
あんこやおもちが主な材料で、お饅頭、おせんべい、おだんごなど 日本で昔から食べられている和菓子。
四季折々の季節感を取り入れ、その地でとれる材料を大切に使い、
ていねいに作られる和菓子は日本人の心とも言えます。
材料や道具、作り方や歴史、行事で使われるお菓子、名物、など、
和菓子の知識がいっぱい。
食いしん坊とお菓子づくりが好きな人には楽しい知識絵本です。
(1260円)
         


講談社


「音楽室の日曜日」
村上しい子 作
田中六大 絵
日曜日の音楽室、カスタネットやけんばんハーモニカなど楽器たちがあれやこれやと討論。(関西弁です。)
子ども達の合唱を聞いて、自分達も歌いたいとカスタネットが提案。
なにを歌うの、ばんそうピアノはだれが弾くのな ど話しているうちに、
写真から出たベートーベン も一緒に温泉に行くことに...とびっくりの展開。
(1260円)



講談社


「パパの電話を待ちながら」  *新刊ではありませんが...
ジャンニ・ロザーリ 作
内田洋子
驚き、楽しさ、おもしろさいっぱいの短編集。
旅の多いセールスマンのビアンキさんは毎晩電話で娘にお話を聞かせ る約束をします。
とんがりのない国の話。
腕や足を忘れるうっかりものの男の子の話など。
読み終わるとなんだかいつもの毎日が違った世界に感じられるから不思議。
絵本「キンコンカンせんそう」の話も!
(1470円)


文研出版


「11をさがして」
パトリシア・ライリー・ギフ 作
岡本さゆり 訳
佐竹美保 絵
屋根裏部屋で見つけた古い新聞記事でサムは幼い自分が行方不明になった事を知り、
今一緒に暮らす家具職人のマックは実の祖父ではないのでは、という疑いを持つ。
しかし読み書きがうまくできないという学習障害を持つサムは、 それ以上詳しい情報がわからない。
転校を繰り返すキャロラインを味方にして、 記憶に残る情景をたよりに真相を知ろうとする。
サムをとりまく人たちが温かい。
またキャロラインとの関係もとてもいい。
(1470円)


理論社


「まつりちゃん」
岩瀬成子
いつも一人でいる女の子まつりちゃん。なぜかほっておけない。
ちょっと気持ちが落ち込んだ少年や老夫婦など。
まつりちゃんに、かかわった人たちの心に不思議に暖かく優しい奇跡がおこります。
岩瀬成子さんが今まで描いてきた少女とは、またちがった魅力と安らぎを感じます。
夜、真っ暗な家で一人過しているまつりちゃんの謎が現実として、少しずつ見えてきますが、でも不幸を感じません。
むしろ希望と幸せを感じさせます。
ん?!まつりちゃんに こちらもはまってしまったかな。
(1470円)



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