TOPへ


★ジオジオからのメッセージ
           



最新のBOOKLANDに戻る




295 号


はやゴールデンウィークも終わりました。新緑のみずみずしい柔らかな色は心に染み入る美しさです。
肌寒い4月でしたが、ようやく春から初夏への陽気となるでしょうか? なってほしいですね。
新しい環境でスタートされたお子さまたちも、それぞれに慣れ、なじみ、楽しく日々を過ごされていることと思います。
今は死語になったのでしょうか、「五月病」という言葉。みんな元気なのかな...(笑)
ともあれ4月の緊張が緩んでくる5月。
ちょっとしんどい日もあるかもしれないけれど、また夏休みまでがんばろうね。


清水眞砂子さんのこと

4月25日に神戸で清水眞砂子さんの講演会がありました。
34年勤められた青山学院短期大学を3月に定年退職されたばかりです。
ジオジオのブッククラブにもファンの方がたくさんいらっしゃいます。
もちろん私たちも清水さんの書かれたものに元気を頂き、大きな指針を与えていただきながらジオジオを続けてきました。

「ゲド戦記」などの翻訳家であると共に、「子どもの本の現在」「子どもの本のまなざし」などの(どちらも絶版です。)評論では、
子どもの本とは何か、本を読むってどういうことかを見事に語られています。
子ども達は(大人もそうかもしれません)多数の意見や常識や当たり前といわれる物語に縛られ、
けっこう不自由な思いをしているのだと思います。
自分は変っているのではないか、
こんなこともできないなんて駄目なのかも...
など悩んでいる子どもは、子どもの文学の中にたくさん出てきます。
でも、生きてみれば人生も、世の中もけっこう面白いこともあって捨てたものじゃない。
わからんちんの大人もいるけど、すてきな大人だっているんだ。
生きてみよう!そんな思いを子ども達が本から受けとってくれたら、こんなに嬉しいことはありません。


「そして、ねずみ女房は
星を見た」

1995円

「青春の終わった日」
1890円

「幸福に驚く力」
1785円

「学生が輝く時」
2205円


著書「そして、ねずみ女房は星を見た」では13冊の本を取り上げて、
実は大人も子どもの文学に救われるんだという事を改めて教えてくれます。
取り上げられた本には絶版本もあ りますが、本の内容も含めて充分に楽しめます。

いつも話していますが、こういう本に出合えた事、生きていく 上でとても“お得”です。
清水さんの著書も絶版本が多いので すが上記の本はジオジオにありますので大丈夫です。ぜひ!
「青春が終わった日」は清水さんの半生の自伝です。

まもなく新しく2冊の本が出るとお聞きしています。   出ました! 「本の虫ではないのだけれど」




西原理恵子絵本館 「おとうさんとおかあさんのけんか」「こどもの時間」「神さまはどこだ」  各1365円

西原理恵子さんの人気まんが 
「毎日かあさん」「女の子ものがたり」「ちくろ幼稚園」「ゆんぼくん」などから
テーマ別にセレクトされたアンソロジー作品集です。
各巻に書き下ろし作品も収録されています。

子どもでいることって決して楽で楽しいことばかりではありません。
また母でいることも、
妻でいることも、仲のいい家族でいることも
そんなに簡単なことではないのです。

西原さんの作品のなかには、そんな本音とせつなさ、思いやり、
つらい思いや残酷さも、いろんな感情がいっぱいつまっています。
笑ったり、泣いたり、やさしくなったり、しみじみしたりしながら
サイバラワールドに浸って下さい。





 2010.5




ブックランド紙上で紹介した本をご希望の方は、配本に追加する、あるいは配本に入れる、 という形でご注文くだされば、翌月、翌々月にはお送りできます。
不明の点は、TEL、FAX、Eメールでお問い合わせください。またブッククラブ以外の方のご注文もお受けします。
注文


今月の新刊より                                                 


イーストプレス

「めくってごらん」
ふくだとしお+あきこ
ことばのかくれんぼ
ことばのなかにべつのことばがかくれているよ。
めくってごらん、ほらっ!
ひらがなやことばに 興味を持ちはじめた子ども達には、楽しい一冊!
(1260円)


偕成社


「もぐらバス」
佐藤雅彦+うちのますみ
作者はテレビ番組“ピタゴラスィッチ”の製作者コンビ。
地面の下にある町。
もぐらの建設会社がほったぐねぐねのびる トンネルがある。
そのトンネルをはしるのがもぐらバス。
マーケットへおつかいに行く乗客をのせて 走ります。
が、急ブレーキ!
なんとそこには たけのこが!
地図もあって、とても楽しい!
(1050円)
           


ひさかたチャイルド


「ちっちゃなトラックレッドくん」
みたにしたつや 作・絵 
トラックのレッドくん。仕事はものを運ぶこと。
たぬきのおじさんにたのまれて、
あかちゃんが生まれたうさぎさんのところにゆりかごを届けます。
途中、大きな町ではたくさんの車にどなられ、ちびでのろまな自分にめそめそ。
山道ではまたトラブルが...。
無事に荷物が届けられるのでしょうか...。
(1260円)


大日本図書


「わにのはいた」
マーガレット・ドリアン ぶん・え
光吉夏弥 やく
1970年代の翻訳シリーズの新装復刊です。
動物園のわにのアリは 歯が痛くて痛くてたまりません。
でも歯医者さんがこわくて、なかなか言い出せません。
でもとうとう園長さんに 言われてバスに乗って歯医者に行くことになりまし たが...。
出会った男の子とアリの会話が楽しい。
さし絵がとても魅力的。想像力豊かでユーモラスです!
(1260円)


主婦の友社


「テスの木」
ジェス・M・ブロウヤー 文
ピーター・レイノルズ 絵
なかがわちひろ 訳
テスは6さい、そしてテスの木は175さい。とても年寄りの木でした。
大好きで大切なテスの木はある晩、嵐で枝が折れ、
とうとうこのままでは危ないと切られることになりました。
悲しむテスはお別れにテスの木のお葬式をしようと思い立ち 案内状を出します。
お葬式に来てくれた人たちはみんなの心にあるこの木への思いを語ります。
そうです。木は無くなってもテスの心にずっと生き続けるのです。
そして切り株のそばには...!      
(1449円)
                   


岩波書店


「ぼくのかわいいおさるちゃん」
ウルフ・にルソン 作
クリスティーナ・ディーグマン 絵
菱木晃子 訳
舞台は南アフリカ。
チャクマヒヒは人間の生活を荒らす困った存在とされています。
アフリカに滞在したスウェーデン人作家が
人間とヒヒの共生を、 男の子とヒヒの赤ちゃんとの交流をストーリーにして描きました。
男の子のおさるちゃんへの思いに心温まります。     
(1680円)


徳間書店


「王さまライオンのケーキ  はんぶんのはんぶん ばいのばいのおはなし」
マシュー・マリケゴット 作
野口絵美 訳
王さまのライオンの食事会。
はじめてまねかれたアリは他の動物達のお行儀の悪いことにびっくり。
さてデザートのケーキが出て 王さまは「自分の分をとってまわしなさい。」と伝えます。
自分の分って?
ゾウは半分をとり、その半分をカバがとり...
とうとうアリのところにまわってきたときにケーキは...。
算数の絵本でもあります。
やさしい王さまでよかった!
(1680円)


講談社


「百年の家」
J・パトリック・ルイス 作
ロベルト・インノチェンティ 絵
長田 弘 訳
1656と記された廃屋になった家に、新しい命が吹き込まれます。
1900年から100年の歳月を一件の家を通して描いた絵本です。
力のある絵からはその家での人々の暮らしと喜び、悲しみが伝わってきます。
豊かな自然の中での作物の収穫。
幸せな結婚があり、
やがて新しい命が誕生します。
戦争の悲しみ。家と共に生きてきた人の死。
成長した子ども達が家を離れます。
その地に生きた人々の歴史が、家の歴史と重なります。
(1995円)


ポプラ社


「引き出しの中の家」
朽木 祥 作
金子 恵 絵
二度目の母とうまく心が通わなくて祖父母の家で暮らすことになった七重。
祖父母の家には、“ふさわしい大きさのものを作ればきっとやってくる“という小さな人”花明り“の言い伝えがあった。
七重は亡くなった母とうさぎのぬいぐるみのために作った“引き出しの中の家”を用意して、花明りを待つ。
そしてある日、独楽子という小さな人が現われる。
世代を超えて描かれる“花明り“と少女の交流のファンタジー。
刺繍やお菓子作りなど魅力的なエッセンスいっぱいです。
(1470円)


主婦の友社


「ライオンとであった少女」
バーリー・ドハーティ 作
斉藤倫子 訳
タンザニアの少女アベラ。最愛の母を、妹を亡くし叔父に利用されてイギリスに連れて来られ孤独で過酷な日々を余儀なくされている。
タンザニア人の父とイギリス人の母を持ち、今は母とイギリスで暮らすローザ。
母に似ていない自分に母の愛に自信が持てない。
そして養子を迎えたいという母の考えにとまどう。
やがて姉妹となる日までの二人の少女の葛藤を描く。
(1680円)



★上へ



子どもの本●ジオジオ  
〒675-0012  加古川市野口町野口119-9
TEL 079-426-6704 FAX 079-426-5660 ziozio@fan.hi-ho.ne.jp