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★ジオジオからのメッセージ
           



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272 号

6月、梅雨(黴雨)の季節です。
衣替えで人々の装いは明るく軽やかになったのに、ぐずついた天気が続くのはたまりません。
雨だけでなく、気温も上がり、生ゴミも嫌な臭いを発散し...。
6月って何かいいことありませんかねぇ...。



ビルマ(ミャンマー)で巨大なサイクロンが、中国四川省では大地震が発生しました。

   ビルマ (毎日JPより)             四川省仮設住宅 (asahi com )より

その被害の大きさは規模の大きさだけでなく、多分に「人災」という面があるように思われます。
国際的な支援を受け入れない、支援物資が被災者に届かない、というのは「人災」としか言いようがありません。
国民の生命、財産、生活を守ることが国家の最も重要な仕事である、
ということが世界の共通認識にならなければならないと思います。
また、そうなることが国際理解であり、国際関係を築くということだろうと思います。

「内政不干渉」という原則が国家間にはありますが、
人の生命に関わることでは、もっとおせっかいに「干渉」してもいいような気がします。
特に今回はアジアの2国であり、中国は隣国です。
国家の面子や思惑を超えて、良い関係を作って行くには、
政府に気に入られるより相手国の国民に信頼されることがはるかに重要だと思います。

国際政治に理想論は通用しないと言う人もいるでしょうが、
クソのつくような現実主義者では未来が見えるはずがありません。
ドリーマーといわれても、世界が一つになる日を想像する人間でいたいと思います。



7月に北海道で「環境サミット」が開かれます。

地球規模で環境に取り組まなければ人類は危機に瀕するということはすでに知れわたっていることですが、
先進工業国間、先進国と途上国のまさに思惑渦巻く中で開かれるサミットです。

中心となる議題は、温暖化防止のためのCO2の削減ということのようですが、
確かに直面する大きな課題には違いありません。
しかし、様々な問題が複雑にからみ合ってほどけないのが環境問題の難しいところです。

化石燃料を使わずに発電するのに原子力を使うという考え方もあります。
しかし、大規模な原発事故を体験している我々は、
一度原発事故が起こると、とんでもない環境破壊が起きてしまうことも知っています。

太陽光、風力、地熱、燃料電池...様々な発電方法が考えられていますが、
現在の火力発電に換わるほどのレベルには達していません。

またCO2を出さないと同時にCO2を吸収し、O2を出してくれる植物を増やさなければなりません。
しかし、アマゾンの熱帯林は5年間で東京の2倍の面積が失われたそうです。
これには食糧問題が深く絡んでいます。

そして、食糧増産のために遺伝子操作を行うと、新たな環境破壊が起こるかもしれません。
複合的、連鎖的に起きてくる問題とのいたちごっこにならざるを得ないというのが実情だと思います。

50年後、100年後...人類はどうなっているのだろうと考えると、
今ここで何かを変えるという根本的な問いかけをしないと未来は約束されないのではないでしょうか。



さて一冊の本をご紹介します。

アメリカの平凡な町に暮らす、平凡な高校3年生ジャック。
女の子にも興味はあるし、スポーツ、勉強もこなす。
自分の能力はもっと高いと自覚しているけれど、
父は常々「目立つな。平凡でいろ。」と教えてきた。

ある日、モンスターたちに突然おそわれた。
父は「おまえが未来の希望の光だ」と言い残して、身を挺して彼を逃す。
しかし、彼を狙ってモンスターたちは執拗に追ってくる。
逃げ回るジャックの前に、テレパシーで会話が出来る犬のギスコ、
彼の身体能力を高める訓練をする美少女イコが現れ、彼を守ってくれる。

これだけだと単なる冒険アクションに過ぎませんが、
逃避行の中で彼は自分が何者かを知らされてゆきます。

1000年後の地球は大地も海も空気も破壊され、汚染された世界となり、
遺伝子操作で進化を狂わされたモンスターたちの世界となった。
その世界を支配しようとする空くの組織ダークアーミーと
再び世界をよみがえらせようとするダンの一族と呼ばれるグループが戦っているという。
ジャックはダンの一族によって1000年前の現在に送られ、
父もギスコもイコも彼を守るために同時に送られてきたのであった。

現在こそが悲惨な未来を変える転換点−ターニングポイント−であるというのだ。
環境問題を土台に、スピードとスリルにあふれたジェットコースターファンタジーです。オススメ!

「ターニングポイント@ファイアーストーム」(1995円)


 えぐさもとはる   2008.6




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今月の新刊より



福音館書店

「こりゃ まてまて」
中脇初枝 ぶん
酒井駒子 え
小さな子どもが「こりゃ まてまて」と、
ちょうちょ、とかげ、はと、ねこを追いかけますが逃げられてしまいます。
最後は自分が追いかけられて、つかまってしまいます。
つかまえたのはお父さん。肩車の後ろ姿が印象的です。
(1才〜 600円)



のら書店

「のねずみチッチ」
ふくざわゆみこ さく
パンやケーキを売っているのねずみ一家の末っ子チッチ。
今日は店の手伝いもさせてくれないし、
森の仲間もなんだかよそよそしい。
ふくれっ面で野原にねそべっているとモグラが呼びにきました。
モグラのトンネルを通って外へ出ると...今日はチッチのたんじょうび。
心暖かくなる作品の多いふくざわゆみこさんの最新作。
(3才〜 1,260円)


徳間書店

「ケーキをさがせ!」
テー・チョンキン 作・絵
いたずらネズミにケーキを盗まれた!
犬の夫婦が追いかけます。
川あり、森あり、野原あり。
このストーリーをメインに、ブタの一家、ウサギの母子、アヒルにサルにカエル...
たくさんの動物たちのストーリーも同時進行します。
文字なし絵本ですが、たっぷりと楽しめるストーリーと
かくし絵のように描かれている動物たちを探す楽しさの両方が楽しめます。
(4,5才〜 1,470円)


BL出版

「しずかに!ここはどうぶつのとしょかんです」
ドン・フリーマン 作
なかがわちひろ 訳
本が大好きなカリーナは毎週土曜日に図書館へ行きます。
ある日、動物がたくさん出てくる本を読んでいると
「どうぶつたちも本を読みたいかもしれない」と
カリーナの空想はどんどんひろがって...。
本が好き、空想が好きという子どもたちにぜひ!
・1969年の作品ですが、少しも古さを感じさせません。
(4,5才〜 1,470円)


あすなろ書房

「めでたしめでたしからはじまる絵本」
ディヴィッド・ラロシェル 文
リチャード・エギエルスキー 絵
椎名かおる 訳
「騎士とお姫さまは結婚して幸せに暮らしました」から物語が始まります。
「それはどうしてかというと」と時間をさかのぼって物語の始まりへ。
意表をつかれる展開と各ページに色々な秘密がかくされていて楽しみたっっぷりの絵本です。
(5,6才〜 1,680円)


評論社

「天使のえんぴつ」
クェンティン・ブレイク 作
柳瀬尚紀 訳
クレッピーとウカレッピーはふつうの女の子...
じゃなくて絵を描くのが大好きな天使。
ある日、路上画家のシド・バンキンが絵画コンクールに出たいというので、
ふしぎなえんぴつをあげた。
空中に絵がかけるふしぎなえんぴつをもらったシドは、
二人の天使に運ばれて空から会場へ。
その間に空中にたくさんの絵を描いたところ...。
クェンティン・ブレイクの独特なタッチの絵とストーリーが素敵な絵本になりました。
(4.5才〜 1,365円)


福音館書店

「うえにはなあに したにはなあに」
ローラ・M・シェーファー 作
バーバラ・バッシュ 絵
木坂涼 訳
「もぐらのうえにはなにがある」
「ねっこがある」
と次々に○○のうえには何がある、○○がある、
上へ上へ行き、ついに月まで。
今度は月から下へ下へ、深い海の底まで。
おもしろい視点で描いた科学絵本。
(4,5才〜 1,470円)



くもん出版

「しちどぎつね」
田島征彦 作
上方落語絵本 第2弾。
伊勢参りをする途中、
七度狐の恨みをかって何度も何度もだまされる喜六と清八。
おなじみの上方落語「七度狐」が
「地獄のそうべえ」の田島征彦さんの手によって、
型染めのダイナミックな絵本になりました。
(小学校中学年〜 1,785円)


福音館書店

「菜の子先生はどこへ行く?」
富安陽子 作
YUJI 画
まんまるメガネ、くるくるヘアー、白衣がトレードマークの
不思議先生、菜の子先生が帰ってきた。
雪女、鬼、ひな人形、座敷わらしも登場する4つの短編。
富安陽子ワールド全開です。
(小学校4,5年〜 1,575円)


福音館書店

「きのうの少年」
小森真弓 作
小学6年になった少女アキと
幼なじみの3人の少年。
お互いの距離感の微妙な変化に戸惑いつつも、
未来への新たな一歩を踏み出そうとする 子ども達。
その一年を清々しく描いたと見ごたえありの作品。
(小学5.6年〜1,680円)



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