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★ジオジオからのメッセージ
           



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264 号

やっと秋らしくなってきました。
秋というとよい天気というイメージが強いのですが、次々と大型の台風が発生しているようで、心配です。

オヤジは高校まで主に神戸に住んでいたので、あまり大きな台風の体験はありませんが、1959年、たぶん小学校4年だったと思います。
伊勢湾台風だけは恐怖の体験として鮮明に記憶に残っています。
古い木造住宅だったので家が風で揺れていました。土壁が落ち、屋根瓦は飛び、雨漏りが激しく、特に夜の間は不安でした。
その後、愛知県の大学に行ったのですが、伊勢湾台風で、親・兄弟姉妹を亡くした名古屋市の友人が何人もいて、
あらためてあの恐怖を思い出したものでした。

「地震、雷...」と自然災害、特に突然やってくる自然災害は恐ろしいものですが、
予め予想進路や時刻が知らされる(しかも最近はよう当たる)台風も、
じわじわと追ってくる恐怖は、備えをするとは言っても、いやなものです。
これからはシーズンです。何事もなく過ぎて行ってくれることを祈るばかりです。

秋といえば、運動会
最近は9月に行うところが多くて、夏の終わりの行事という感じもします。
今年は読書指導に言っている明石学園が9月28日、
読み聞かせに行っている西はりま特別支援学校が29日と連日の参加となりました。

28日は天気も良く、来賓・保護者の参加種目も3つあって、見るだけでなく、参加する方でも楽しんできました。
生徒と混合のリレー、障害物競走、そしてほぼ全員参加の綱引き。今年は1勝2敗で負けてしまいました。
プログラムにはない「演出」で毎年楽しませてくれるのは、
男子は組体操の後、女子はダンスの後に、来賓、保護者のテントの前に集合して、
「1,2,3,4,5」の合図と共に「写真撮影のポーズ」をしてくれます。
毎年少しずつ違っていて、今年はどんなのをするのかと、多くの人が楽しみにしています。

29日の西はりま養護学校の運動会は、雨がぱらつき、心配されましたが、最後まで行うことができました。
今年、特に面白かったのは、小学部高学年の演技で、「はい、こちら西はりま引越センターです」のコールと共に、
生徒たちが台車や一輪車を使って箱を運んで、その箱を組み立ててみこしを作るというものでした。

また中学部は「西遊記」をテーマにしたダンス、組体操の演技がとても大きなスケールで楽しませてくれました。
練習風景を時々見ていたのですが、孫悟空の持つ如意棒が新聞を丸めたものだったので、
「それはないだろう!」と思っていたら、本番では金色のしっかりした棒になっていました。
運動会では、その年に話題になったり、ヒットしたりというものが取り上げられますが、今年は西遊記などが多かったのかもしれません。
入退場の曲も同様で、「アルゴリズム体操」の曲や「たらこ〜、たらこ〜」という曲(曲名は知りません)が使われていました。

秋といえば、○○の秋と色々な言葉が入ります。
ジオジオとしては、当然のことですが「読書の秋」をお勧めしたいと思います。

食欲や行楽も捨てがたいのですが、「読書」のご提案をさせてください。
子どもたちに本を読めと言うだけでなく、大人も親たちも本を読むべきだろうと思います。
親や大人たちが本を読み、本を楽しんでいる姿は、子どもたちが本を手にしようとする大きなきっかけになるはずです。
また大人たちは自分の好みの本を読めばいいのだと思いますが、
時には子どもたちの読んでいる本−いわゆる児童書(絵本を含む)−にも目を向けてみてはいかがでしょう。
うんと幼児向きと言われている絵本から、これも児童文学か、と言われるものまで様々なものがあります。
我が子がどんな本を読んできたのか、読んでいるのか、図書館や書店をのぞけば、わかるかもしれません。
共通の話題作りというような意味でなく、大人の目で児童書を読んでみてください。
秀でた児童書に出合えたら、「大人の本」とは違った楽しみが得られることもあります。

最後に、オヤジはこのことを特に父親、男性に向けて言いたいと思います。
子どもが本と出合うことが育児の一環というなら、その半分は父親も担うべきだと思います。
このことは子どもたちの読書環境の幅を広げ、奥行きを深めるに違いありません。
大人も、ぜひこの秋は子どもの本に目を向けてください。


 えぐさもとはる   2007.10




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今月の新刊より


アリス館

「コトコトでんしゃ」
とよたかずひこ 作
コトコトコトンと電車が走ります。
鉄橋、トンネル、踏切、牧場、森...。
どこへ行くのでしょうか。
だれが乗っているのでしょうか。
シンプルなイラストと耳ざわりのよい音のくり返し、幼児から楽しめます。
「ももんちゃん」のとよたかずひこさんの作品。
(924円)1才くらいから。


ひさかたチャイルド
「つきよのよるのものがたり」
かさいまり 文
黒井 憲 絵
月を見ている三匹のネズミを描いた「つきのよる」という絵が美術館に飾られていた。
今日は美術館は休みだからと三匹のネズミはおひさまを見ようと絵からとび出した。
「びっけやまのおならくらべ」のかさいまりさんと、
やわらかで幻想的なタッチの黒井憲さんのイラストで楽しめる絵本ができました。
(3,4才〜 1,260円)


理論社

「あるひ あひるが あるいていると」
二宮由起子 作
高畠純 絵
シリーズ−あいうえおパラダイス(あ)−
「あ」のつく言葉だけでお話を書く、という相当すごい試みにチャレンジ。
もちろん「い」「う」「え」「お」も加えて、5つの物語ができました。
か行の「からすと かばの かいすいよく」も同時刊行。
さ、た...らまで全9冊のシリーズになります。
(小学校1,2年〜 1,050円)


絵本館

「いいから いいから 2」
長谷川義史 作
おでこにおへそをつけたじいちゃんと温泉に行ったら、おばけが出た。
ぼくは怖がったが、じいちゃんは「いいからいいから」とおばけとビールを酌み交わし、
身の上話を聞いたりして...。
前作の予告どおり、おばけが登場の第2弾。
絶好調の長谷川義史劇場です。
(1,260円)


理論社

「はたらきもののナマケモノ」
斉藤 洋 文
武田美穂 絵
ある日曜日、突然現れたミユビナマケモノ。
名前とは正反対で、動きも速いし、はたらきもの。
毎週日曜日に訪ねてくるようになり、ぼくたちは友だちになって...。
斉藤洋さん+武田美穂さんのナンセンス絵童話。
(小学校1,2年〜 1,155円)

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福音館書店

「ぼくのとくいわざ」
よぐちたかお 作
一見すると印刷ミスのような絵の上に、
細かなごばん目のマジックフィルムをのせて動かすと、
あらら絵が動いた。
「動く絵本」シリーズ第2弾は、くまさんのたんじょう日に活躍する仲間たち。
(1,155円 2,3才〜)


教育画劇

「ぼくがラーメンたべてるとき」
長谷川義史  作
7月に出た絵本です。
タイトルからすると「抱腹絶倒」ものかと思えるかもしれませんが、
長谷川さんのもう一つの面が見えてくる 作品です。
ぼくがラーメンを食べている同時刻に同じ地球上に暮らす子どもたちは何をしているのか、
遊んでいる子、働いている子、戦火や飢えに倒れた子、
喜び、怒り、悲しみが静かに語られます。
(1,365円)
※最後に「かぜがふいている」という一節があります。
ボブ・ディランの歌がきこえてくるようなシーンです。


学習研究社

「ブックスパイ・ヨム!」
杉山 亮 作
カサハラテツロー 絵
(秘密図書委員)
名作の中の脇役、悪役は不平・不満がいっぱい。
放っておくと、本から抜け出して、本は白紙になるし、
人々の記憶から物語が消えてしまう。
それを防ぐのがブックスパイ。僕の名前は読(ヨム)。
行方不明の父もブックスパイだったと聞いて、この任務を引き受けることにした。
「うさぎとかめ」の世界に行くことになったが、機器の操作を誤って、「3びきのこぶた」の世界へ...。
(小学校2,3年〜 1,050円)


あすなろ書房

「曲芸師ハリドン」
ヤコブ・ヴェゲリウス 作
菱木晃子 訳
「他人を信用しない」を信条に生きてきた曲芸師のハリドン少年。
彼が唯一心を許したのが<船長>。
ある日、共に暮らす<船長>が夜遅くなっても帰ってこない。
ハリドンの孤独、不安、希望、喜び、
まるで迷路のように迷い込んだかのような一夜は、
人生の縮図のようにも思える。
しかし、不安や緊張の中にも、信頼、喜び、安心感があり
<児童文学>と呼べる作品である。
(1,365円)



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