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★ジオジオからのメッセージ
           



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243号

明けましておめでとうございます。

旧年中は何かとお世話になり、ありがとうございました。
特に、昨年末で閉店という話を耳にされて、遠方からもお越しくださった方もあり、
改めてジオジオは多くの方々に支えられて、この20年間を過ごしてきたのだと 痛感いたしました。
また、今後のことについてもご心配をおかけしたようですが、
とりあえず店頭での 販売を休止する、ということで、業務の縮小と考えています。
ブッククラブを中心に 子どもと子どもの本にかかわる仕事は出来るだけ続けてゆきたいと思っています。
2006年もどうぞよろしくおつきあい下さい。

昨年12月から、兵庫大学、保育科の学生たちが絵本のことを知りたいと自主講座を企画し、 声をかけてくれました。
授業ではあまり絵本のことを取り上げないからだそうです。
保育園であれ幼稚園であれ。毎日のように園児たちは絵本に接するはずですから 不思議な気がします。
学生たちはとても熱心で、オヤジもいい勉強になります。
「絵本学」(というものが あるのかないのかは別にして)以前の「絵本の楽しさ」を伝えたいと思っています。
やがて学生たちが子どもと接するときに、まず「楽しさ」を伝えてほしいと思うからです。
そういう意味では、ジオジオの「絵本ライブ」はオヤジの「絵本学」の原点なのかもしれません。
今年もあと4回講座があります。どこまでやれるか楽しみです。

今年は「戌」年。いただいた年賀状にも、いろいろの犬たちが描かれていました。
中でも、「アンジュール」「どろんこハリー」など、 絵本に登場する犬の絵も たくさんありました。
確かに犬の絵本がたくさんあります。
架空の動物、”龍”を含めて、 十二支に登場する動物たちが主人公という絵本も、意外にたくさんあると思います。
十二支に登場する動物たちの本を集めてみるのも面白いかもしれません。
いつかオヤジの好きな十二支の登場する本をご紹介したいと思っています。

とにかく2006年がスタートしました。ジオジオにとっては、まさにNEW YEARです。
店頭販売を休止したことで、新たな方向も少し見えてきました。
とはいえ、今のジオジオにとって一番大切なのはブッククラブの会員のみなさまです。
お届けする本、この「ブックランド」、そして、これら以上の「何か」で会員の みなさまといつも繋がっていたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします。

 えぐさもとはる   2006.1




今月の新刊より


福音館書店

「おじいさんがかぶをうえました」
月刊絵本「こどものとも」50年の歩み
1956年以来、毎月発行されている月刊絵本「こどものとも」の50年史。
全803タイトルの表紙、あらすじ、作家、画家のインタビュー、エピソードなど 興味深い内容です。
自分の歴史に重ねてみると、あの時この本が出ていたというようなおもしろい楽しみ方も出来ます。
(A4版、ソフトカバー、256ページ 2,625円)


福音館書店
「がんばれさるのさらんくん」
中川正文・文
長 新太 画
1月中旬には1958年3月号の長 新太さんの絵本デビュー作が限定復刊になります。
後の長さんとは異なったタッチの絵です。
昨年、亡くなられた長 新太さんですが、やはり格別なおもいがありますね。
(780円)


理論社

「やまんばあさんの大運動会」
富安陽子 作
大島妙子 絵
296歳のスーパーおばあさんに、かしまし町の春の地域運動会の招待状が届いた。
ところが、町長夫人とやまんばあさんはそっくり。
町長夫人に間違えられたやまんばあさんが 巻き起こす大騒動。
そして、やまんばあさんは運動会が大好きになった。
悪知恵の働くきつねの ハナマガリの挑戦を受けたが、
いっそのことドングリ山の運動会をしようと山の動物たちに 呼びかけた。
やまんばあさんシリーズ第3作。
(1,365円)


朔北社

「どうぶつにふくをきせてはいけません」
ジュディ・バレット 文
ロン・バレット 絵
ふしみみさを 訳
  やまあらしがふくをきたら... ぶたがふくをきたら... らくだ、トナカイ、カンガルーetc.
とんでもないことになりますよ、と動物からの警告でしょうか。
リアルに描かれた動物たちと 着せられたカラフルな服のアンバランスが
おもしろいコントラストを生み出しています。
アイデア、 絵のうまさが光っている本です。
(1,260円)


BL出版

「きょうというひ」
荒井良二 作
朝、一面の雪景色。少女は小さな雪の家を作る。
一つ、二つ...。そこにローソクを立てる。
あちらでも、こちらでも、大人も子どもも雪の家を作り、ローソクを立てる。
消えないように 祈りながら。
ローソクの灯が象徴するものは読み手によっていろいろと違うでしょうが、
小さくとも灯の 暖かさは、すべての人々が共通に感じるものだと思います。
荒井良二さんの作品に感じられる 「暖かさ」とは、
このようなローソクの灯の暖かさかもしれません。
読むたびに様々な印象が 感じられる絵本です。
(1,365円)


徳間書店

「その歌声は天にあふれる」 ジャミラ・ガヴィン 作 野の水生 訳
18世紀のイギリス、貧しさ、あるいは出生を表沙汰に出来ない等の理由で
多くの乳幼児が 捨てられた。
18世紀の中頃にロンドンにコーラム養育院が設立され、事態は少しずつ 改善されてゆく。
しかし、それを商売にする「コーラム人」と呼ばれた悪徳商人も出てきた。
コーラム養育院へ入れてやると、金と赤ん坊を受け取り、
赤ん坊は売り飛ばしたり、弱った ものは殺してしまったりしていた。
オーティスもこのような悪徳商人である。
その子ミーシャクは「足らない子」であるが、 その精神にけがれはない。
このミーシャクを軸に、
大地主の家に生まれたが故に音楽家への 道を断念させられそうになる青年アレクサンダー。
アレクサンダーーが音楽家を目指し、 家を出る日にメリッサと結ばれて出来た子、アーロン。
重層的なストーリーが、運命的に 一つにつながってゆく読みごたえありのヤングアダルトブック。
(1,890円)

子どもの本●ジオジオ  運営責任者 江草元治
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