このページは、自費本「ポルトガル紀行 妻子とともに行く、美しく快楽な南欧の地」を読んでくださった方からの感想をご本人の承諾を得て掲載しました。皆さま、ありがとうございます!
引き込まれてあっという間に読めてしまいました。どうもありがとうございました!

とてもスリリングでスペシャルな冒険の旅だったのですねー。臨場感溢れる行では、緊張感がピキピキ伝わって来ました。又、町の風景や建造物の描写がとても細かく記されているのに驚きました。(後でHPでメモ書きの手帳を拝見して、更に驚きました。)頭の中でリアルに想像出来、一緒に旅してる気分に浸れました。

この本の案内を頂いた時に、まず印象に残ったのが表紙の写真でした。燈台を目指す耕大くんの後ろ姿にとても興味をそそられ「読んでみたい!」と思いました。そして、読ませて頂き、その耕大くんの後ろ姿は、サグレスを目指す楳谷さん自身でもあるのかもしれないな、と感じました。もしかしたら燈台に続く白い道は、それぞれの人の人生なのかもしれない、とも思いました。なんか、ジーンと来ました。

四歳の子供さんと一緒に、そして移動を重ねる旅と言うのは、文章からも読み取れる様に本当に大変だったろうなと思います。その旅の中で発せられる、耕大くんの純真無垢なセリフが絶妙で、何か「キーワード」の様にインパクトあるものでした。欲を言えば、もう少し、耕大くんとお父さんとのドラマを覗いてみたい気がしました。

又、HPにはありましたが、17日間の旅の足跡の地図を本にも載せて頂いたら、より分かりやすかったかな・・・と思いました。数々の出会いやハプニングを通しての「家族の絆」はやはり深いものですね。うーん、私も旅したくなりました。(早く子供ほし〜い!)【三吉さん 30代女性】
  ご感想
もしよろしければ、「ポルトガル紀行」を読まれた方は、ご感想などメール送信いただければ、嬉しく思います。
この「読者のページ」掲載可でしたら、ぜひその旨も。
同世代の子供を持つ親として、この「ポルトガル紀行」を読みました。
旅の中で、子供と1対1の関係をうまく保ちながら、お互いに楽しんでいくところがとても新鮮でした。
深夜特急にあこがれながら、子供ができてから、そんな旅をあきらめてしまっていた私に、とても元気を与えてくれました。
子供が大きくなってからの次の旅を、とても楽しみにしています。【フジさん 30代男性】
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数年前に仕事で訪れたポルトガル。リスボンからポルトまで縦断したあの時の風景、潮の香り、サウダーデが、この「ポルトガル紀行」で鮮やかに蘇りました。
筆者の果敢な家族冒険記でもある本作品は、「紀行」「奇行」「気候」「危行」「帰航」「起稿」・・・様様な「きこう」を鏤めた秀作ではないだろうか。【土居 純一さん 40代男性】
ドラマテイックな旅物語にわくわくしました。各章の見出し(タイトル?)も効いてます。
これまで遠い国だったポルトガルに、親しみと興味を覚えるようになりました。【ハンドルネーム ひややっこさん 40代女性】
おまけ写真【ポルト、カイス-ダ-リベイラ】
おまけ写真【リスボンカテドラルのバラ窓】
紀行文、微笑ましく、拝読いたしました。
耕大君の素直さ、マチコさんの優しさ、トラブルに悪戦苦闘する楳谷さんを優しく包む空気に、心地よい読後感を覚えました。
旅にトラブルは付き物ですが、今様に表現するならば、「トラブルの総合商社」的な旅でしたね。

我々のポルトガル訪問と、ほぼ同時期だったのですね。私どもは、エア・フランスを利用しましたが、シャルルドゴール空港で4時間のトランジットが、何と8時間に。途中まで理由を告げられず、待合室には重苦しい空気が流れていました。数時間後に、エアフランスの従業員組合が
ワールドカップを狙い撃ちにしたスト決行と知った次第。深夜にパリを飛び立って、2時頃リスボン着。バゲージを取り、税関の係員も誰も居ないので、そのままタクシーでホテルへ向いました。

ストは2週間後、帰国する時も終わっておらず、リッツホテルのコンシェルジェの根気強い問い合わせで、リスボン市内のエアフランス事務所へ行き、BAでロンドンへ、ロンドンからはANAで帰国。チケットを変更してもらったことを思い出しました。リスボンのエアフランスの事務所で、我々同様にチケット変更手続きをしていたご老人が、「ここに来るまでのタクシー代を返却しろ」と交渉していたこと、また、シャルルドゴール空港で待たされた時、乗客が「飲み物と軽食を用意しろ」と交渉していたことも、懐かしく思い出しました。タクシー代は払われませんでしたが、飲み物と軽食は出ましたよ。

さて、私も行く前に沢木耕太郎のドラマは観ました。
海にせり出す岩盤とその高さを見て、カモンエスの詩「ここに陸終わり、海はじまる」はロカ岬より、サグレスの方に当てはまると感じました。楳谷さん同様、サグレスにも行きたいと思いましたが、コインブラや、シントラ、ロカ岬を選択し、サグレスは次回にとっておこうと考えました。楳谷さんの文章を振り返りながら、以上のようなことも含めポルトガルの思い出を綴ろうかな、とも思っています。2002年4月4日【升野龍男さん】
全部読ませて頂きました。人様の旅の様子を読むのは面白いものなんですね。
あと旅の疲れも伝わってきました。もちろん楽しかった事も。
爆弾にもハラハラしましたね。
精神的ダメージを考えると他人事ではなかったです。明日は我が身です。
対処の手順が分かって良かったです。いくら、確認しても間違う事は避けられそうもないですね。
ザグレスにも行ってみたくなりました。
予定になかったので、計画してみたいと思います。
随分忙しそうな旅の印象があるのですが、そうでもなかったですか?
わたしはきっともっとゆっくりまわる事になると思います。
もともと、トロイし、心配性で、その割に完璧を目指そうとするので、時間が必要になるのです。
やっぱり一人は無謀だったかなーと、今さら不安になってきてますが、得るものに期待して
(何事も自分次第と言う事で)のんびりするのを目標に行ってきたいと思います。
【みの吉さん 20代女性】
ONの時は超多忙な仕事人間なのに、貴重なOFFタイムでもこのポルトガル紀行のように充実した時間を家族と過ごしている楳谷さん。
まさに”使われなかった人生”で溢れてる世の中で、存分に”人生を使い切っている”エネルギッシュさに、同年代の男として、夫として、そして父親として本当に頭が下がると共に、のんきな?自分も頑張らねばと元気をもらいました。 【耕父 40代男性】
家族連れの旅の苦楽、面白く読みました。我が儘な私は、
結婚前はずっと一人旅が多く、主人と二人であちこち行くようになってから、
やっぱり一人旅は精神的にラク…と思うことがあります。もちろん、
連れとの旅ははそれなりの良さもありますが。日頃、そんなことを考えるので、奥様やお子さんとの葛藤?の場面など笑わせて頂きました。利発で落ち着いた良い奥様ですね。感心しました。私だったら、最後の空港でのハプニングの時、主人を責めていたかもしれません…。いろいろ細かい感想は尽きませんが、最終的に好印象の旅になって良かったと思います。【ペソアさん】
いろいろ面白いエピソードがあって、笑ってしまいました。1つだけ挙げると、オビドスで、奥さまが楽しみにしていた所を息子さんが「こんなの見たくない」と言ったのに対して、奥さまが「激高」した場面。
やはり、小さな子どもといっしょの旅は大変な部分もあるとわかりました。また、海外でのドライブも到底私には出来そうにありません。わが家にも小さな子どもがおりますので、いい参考になりました。
それから、奥さまが体調を崩してしまったあたりは大変でしたね。その辛さは、よくわかります。私も経験がありますから。それにしても、息子さんは、お腹の方は何ともなかったのですか? 
ところで、文章がほとんど「現在形」で書かれているのですね。それが、臨場感を生んでいるのでしょうか? 読んでいて歯切れがよく、読みやすかったです。
読ませていただいて、結局思ったことは・・・、2つです。1つは、自分も旅に出かけたくなったこと。2つは、自分も書きたくなったこと。私の中では、大変いい刺激になりました。ありがとうございました。【Platon 30代男性】
面白かった。
アルバム見せてもらいながら聞く知人の家族旅行の話をはるかに超えて、
まるでロードムービーを見るように読めた。
旅のルートに沿った語り口と記述の具体性が音や映像や食べ物のにおいや乗り物の速度感や場所の空気、人の体温まで感じさせてくれる。
楳谷の目がカメラになって移動して行くので、けがや病気、ささいなトラブルや、ささいないさかいが現在進行形でせまり、おかげで旅の高揚感と達成感も味わうことができた。
幼いコーダイ君の存在がこの旅を神話的にすらしてると思う。
城壁を行進する3人家族のシルエットが目に焼きついた。
まぬけでラッキーな顛末には親しみとリアリティを感じた。
ありがとう。【あんこう 男性】
ポルトガル紀行で私が何より心惹かれるのは、楳谷夫妻の、
危機に陥ったときの二人の心の動きと会話である。
出発直前に足の小指を骨折し、旅行中には暑さに悩まされ、
列車を乗り間違えて、あやうくスペインに行ってしまいそうになったり・・
旅の終盤では妻である「マチコ」が突然の激しい腹痛に倒れ、挙句の果ては
帰りの飛行機の出発時刻を手帳に控え間違え、乗り過ごす・・
しかし、いずれのときも夫の楳谷氏は「今とりえる最善の方法」を模索し、
妻マチコはその夫の心中を深く察して思いやりあふれる言葉をさりげなく口にする。
「あなたを責めたって仕方ないもの。一番分かっているのあなただもの」

旅では非日常の時間が流れ、思いがけない出来事がその人の人間性をあばく。
あばかれて、なお魅力的なこの家族とポルトガルの風にポルトワインで乾杯。 【アン 女性】
文章が素敵。風景や建物の質感を描くのと同じ様に人間関係や作者自身の感情も視覚的に書かれていて臨場感に溢れる。
まるで自分がポルトガルを旅しているよう。タクシーがみつからない!4才の息子がここぞという時に眠くなっちゃった。大事な旅の途中なのに妻が病気に!なんで飛行機の時間を間違えたんだー!!
・・・旅行記、子育て指南書、夫婦愛の参考にも。 【スナフキン 女性】