that's ジャパニメーション


アメリカへ来て改めてみると、日本のアニメは本当にきれいである。
色遣いといい、背景といい、本当に繊細である。
そして!話が面白い。
悲しいかな、アメリカのアニメーションは、話がほんとーに単純なのである。
「バットマン」、「スパイダーマン」に代表される、大人の男が活躍する話と、
「トムとジェリー」系のどたばたアニメ。
そして、日本で言うなら「サザエさん」系のホームコメディアニメ。ほとんどがこの中に入ってしまう。
文化の違いというか、子供の冒険話や、あるいは巨大ロボットを操る話は皆無と言っていい。
時代も、ほとんど現代に限定されている。

聞いただけでもつまんなそうでしょ?
というわけで、どうやらアメリカの子供もそうらしくて
昼間やっている日本のアニメは、どれもかなりの視聴率をとっているらしい。

こちらのケーブルテレビは、1日中○○、て番組があることは知られてるけど(ニュースとかスポーツとか通販とか)
1日中アニメ、というチャンネルももちろんある。
その中に、朝と夕方、2時間もの帯で日本のアニメを流している。
それに対抗するかのように、裏で日本のアニメを流しているチャンネルが、2つもある!
さらにさらに、週に1度、真夜中に3時間ものアニメをやっているんだけど
最近その裏に同じように日本のアニメを流し始めたのである。

アニメ好きには、たまんない。
ただ、ふと心配になるのは、その昔日本人がすっかりアメリカナイズされたように
今度はアメリカの子供がジャパナイズされるんじゃないかしら、ということである。
まあ、いいけどね。


ジャパニメーションは、絵を見ただけでも、大体そうと分かるけど
その他にも、「あ〜日本だな。」と思わせる物があって、
果たしてアメリカ人はこれをどう思ってるのかな?と楽しませてくれる。
1.背景が日本的
ふすまや障子、鳥居、せせこましい路地など。富士山。新幹線。
電柱が林立する町の様子とか。
公園が芝生敷きじゃない。
2.行動が日本的
玄関で靴を脱ぎ、家の中は裸足。畳に座って、こたつに足をつっこんでいる。
ご飯を食べる時は、お箸を使い、お茶碗は手に持っている。
みんなでお風呂に入る(笑)。しかも肩までつかっている。(うらやましい・・)
じゃんけんをする。当然のようにお辞儀をする。学校へ行くのはランドセル。そしてみんな徒歩。
子供がちょっとぐらい学校から帰ってくるのが遅くなっても、すぐには警察に届けない。
(アメリカでは、少し距離があればみんな車で送迎する。誘拐が恐いから)
3.考え方が日本的
男でも泣く。ボロボロ泣く。
「すまなかった。」「俺を許してくれ!」と割と気軽に言える。(アメリカ人は口が裂けても言わないだろう)
そして、言われた方は、こだわりなく許せる
自分よりも友達が大事。
恋愛と戦いが両立していて、時々は恋人と肩を並べて戦ったりなんかする。
(アメリカでは、戦いにおいては女は引っ込んでろ、という意識が強い。
男女同権とかいいながら、不思議なことにそれは徹底している。例外は、主人公が女だった場合だけ)
4.巨大ロボットを操縦したりなんかする。あるいは身近にロボットがでてくる。

5.極悪な敵は人というよりも、悪「異星人」とか悪「妖怪」とか、人間以外であることが多い。

6.理屈のつかないことはしない(手から糸はくとか)。

7.しかし、「気」とか「根性」とか「願う力」とかは大好き。


などなど。おもしろいでしょ?
その他にも、あたりまえのようにタバコを吸う、というのもあるけど
それは、深夜、「これは大人向けです。暴力シーンなどが含まれているので、お子さんが見る時には
両親がちゃんと監督して下さい。」とかいうようなテロップのでる時間帯にしかしない。
でも、「北斗の拳」は昼間にしている。・・・大人向けの基準はよく分からない。


ところで、アメリカでやっているジャパン・アニメーションはたくさんあるけれど
もちろん内容は英語に吹き替えてある。
そしてすべて、男は男性の声優、女は女性の声優が声をあてている。
(あったりまえじゃないの、と思ったあなたはしろうとさんですね?
今すぐこのページからでた方がいいです(笑)。)

日本では、少年の声は、女性の声優がやっていて当然なのである。
「ドラゴンボール」の悟空なんて、じーちゃんになっても野沢雅子がやっていた。

アメリカでは、男の子の役は、わざわざ子役をつれてきてあてている。
大人があてられそうなぐらいの年齢の役だと、全員大人が演じている。
不思議。
女性が少年の声をあてるのはセクハラになるのだろうか・・・?

とにかく、おかげで、みなさん声が野太い。
「幽遊白書」の蔵馬とコエンマの声を聞いた時は、ほんっとに絶句した。
もちろん、悟空も、「ポケモン」のタケシも、「北斗の拳」のバットもみんなみんな、声が太い。
「カードキャプターさくら」のケルベロス(小)の声もおっちゃん声。
思わず、テレビのボリュームを下げてしまった・・・

そういえば、「ポケモン」のピカチュウは、声が大谷育江のままである。
あの「ぴっかっちゅう〜」という声は、わざわざ吹き替える必要もない、BGMみたいなもんらしい(笑)

そうそう、念のために補足しておくと、さっきの「大人向け」の枠のアニメ。
別に、やらしいアニメとかをしているわけではない。
今は「幽遊白書」「カウボーイビバップ」「ガンダム0083」「機動戦士ガンダム」「女神候補生」を放映中。
ちょっと前までは「天地無用!魎皇機」をやっていた。
私に言わせれば、そりゃ戦闘シーンはあるけど、暴力的っつーほどでもないと思うけど。

アメリカって、へんなところにうるさい・・・と思うのは私だけ?
テロ報復とかは、ちゃっちゃとやってるくせにね〜。
この国の、暴力の基準って、なんなんだろう。



とまあ、いろいろぐだぐだと書いてきたけど
結局、日本のアニメは最高!ってことである。
あ、もちろん、日本で見る日本のアニメは・・ってことね。

アメリカで見る、日本のアニメは、嬉しいけどちょっと悲しい。
歌が途中で切れてしまうとか。
その短い歌の中に、日本とアメリカ両方の制作スタッフの名前を入れようとして
エンドロールが「ビデオの早送りか!」というぐらいあっという間に流れ去ってしまうとか。
はっきりいって、読むのは不可能。

シリーズの前のやつと後のやつを同時に放映するとか(DBとDBZ)
話がラスト近くなって突然第1話に戻るとか。

英語訳が、話は通じるけど、そんなこと言ってるか?というのもあるし。
「赤い彗星のシャア」が「シャア・ザ・レッドコメット」になっていて、
「いや、まあ、そりゃそうだけどね〜」と笑ってしまったこととか。
「コメット」といえば即座に「コメットさん」を思い出してしまう私。
年がばれる。

そういう悲しいこともあるけど(笑)、でもヒマがあると見てしまうジャパニメーション。
ちょ〜古いのとか、めっちゃ最近のとかやらないかな〜

<終わり>


ドラゴンボールのこと

 悲しいかなドラゴンボールは、毎日5:00PMからドラゴンボール、5:30PMからドラゴンボールZをやっている。それも、いつ見ても、ドラゴンボールの方は、レッドリボン軍を相手に戦っているあたり、Zの方は、魔人ブゥを相手に戦っているあたりを、繰り返し繰り返し放映している。
 こんなんされてもわからんだろう!と叫びたい。
それでもアメリカでは人気があるらしく、ド派手な悟空Tシャツとか売っているのをよく見かける。
アメリカ人って・・。

デジモン・テイマーズ

日本では見たことのなかったアニメ。
突然新宿崩壊から話が始まり、デジモン世界での冒険に話が戻り、そこからもう一度新宿崩壊に話が進んでから、一話に話が戻った。
さっぱり訳が分からなかったが、暇にまかせて見ているうちに、
現実世界でデジモンに会う→デジモン世界での冒険→現実世界の新宿崩壊
ってなぐあいに話が進むことが分かった(笑)
ちなみに、ヒロインに「ルキ」という女の子が出てくるが、アメリカ版では「リカ」と呼ばれていた・・。

機動戦士ガンダムと、Gガンダムと、ガンダム0083のこと

アムロの名前を変えるのは頼むからやめて欲しい。
なぜだ・・・。Gの土門は、そのまま土門なのに・・。
ちなみに、Gと0083は、日本で見たことがなかったので、話の筋がよく分からない。
日本のアニメは、説明ゼリフが圧倒的に多いと思い知った。

幽遊白書

OPとEDが、英語の歌に吹き変わっている幽白。しかし、途中で歌が切れる。フラストレーションが溜まる(笑)
声優がみんなおっさん声なのは仕方ないとしても・・・。
話が、朱雀を倒したあたりでループするのは勘弁して。

カウボーイ・ビバップ

サブタイトルに、ナンバーがふってあるからか、1話完結なのに何回再放送しても滅多に話が前後することのない、貴重なアニメ。
OP、EDとも吹き替え無し、短縮無し。名前も変わっていない。声のイメージも変わっていない。貴重だ・・・

しかし、このアニメの罪作りなところは、時々話の中で流れるニュースの右端とかに、「このニュースは7カ国語で放送されています。」なんて英語と中国語と日本語のテロップが流れるところ。思わずテレビの副音声を探してしまった(笑)。

るろうに剣心

これ・・・アメリカ人が見て、おもしろいか?と思うアニメの筆頭。
そのまんま、「Rurouni Kenshin」てタイトルが付いているけど、説明も何もなく、「I am a wonderer.」とか言っているし。
抜刀斎とか、剣心て名前そのものに、剣術使いの意味があるってこととかも、説明無し。
「That's ヒテン・ミツルギ・スタイル!」とか叫んでいるのを見ると、笑うしかない。

ちなみに、このアニメだけでなく、「先生」はそのまま「センセイ」と呼ばれている。
おそらく一般敬称として、普通に使われているのだろうと思われる。柔道とか、空手関係で・・・。


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