緑内障の早期発見

ゆっくり進行して、失明に至る緑内障。早期発見して、治療を受けると進行を遅らせることが出来ます。
以下の記事を、参考にして下さい。
緑内障フレンドネットワーク緑内障相談室より転載

視野の欠損を自分で調べる方法はありますか?
回答14

 緑内障で視野欠損がかなり進行しているのに自覚症状がない、という場合に、症状の進 行具合を判断する手助けとなる方法をご紹介します。ただし、初期の段階の方はこの方法では判断できない場合が多いですし、すべての方がこの方法で視野の欠損について判定できるわけではありませんので、緑内障の心配のある方は、必ず眼科医の診察を受けるようにしてください。

  1. まず、20インチ以上のテレビ画面の中央に、直径1〜2センチの丸いシールを貼ります (色は何色でもかまいません)。

  2. テレビ画面で「砂嵐」(電波を受信していない空きチャンネルの、ザァーッ、となっている画面)を出します。

  3. この画面から30センチ〜1メートルほど離れて、片目で正面から、パッと画面のシールに焦点を合わせて見てみます。

  4. 見ている最中に砂嵐が止まって見えたり、一部が抜けて(欠けて)見えたりする場合は、 視野欠損の恐れがあるといわれていますので、なるべく早めに眼科の専門医に診てもらいましょう。

  5. また、画面がすべて見えたとしても、だから安全だ、という判断は禁物です。本当は見えない部分があるのに、眼を動かしたり、想像で見えない部分を補ってしまうことがありますので、この方法で「見えない部分がない」からといって、視野欠損がない、ということの証明にはなりません。

    *この方法は、視野欠損がかなり進行してしまっている方の判断材料にはなるかもしれま せんが、最終的な判断方法ではありません。あくまでも早期発見のためには、定期的な 眼圧、眼底、視野の正確な検査を、眼科の専門医で受けていただくことが大切です。


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