第2話
出撃準備

 戦争も2年目!  以前のヤツとは異なっていた。  明らかに大きくなっているではないか!  以前より一回りも大きくなり、ぼくには巨大リスのように思える  奴はその巨体を動かしドスドスと動くようになっていた。  そのとき、ぼくは以前いたおっさんとワッキ-が重なって見えた気がしたのだ。  また生活態度も良く似てきたような気がする。  そこでぼくもパワーアップしなければと思い新しいファブリーズの購入に向かった。  今度の武器は微香タイプのファブリーズで桃の香りがするタイプのものだ。  試しにぼくは家中に使ってみた。  まずは玄関、下駄箱にたっぷりと使用  その後、台所で吹きかけまくって風呂場に到着  しかしファブリーズは布には効くがプラスチックにはあまり効果がないことが判明  そしてワッキ-の部屋に「とつにゅーうぅ」  しようとしたとき部屋の中から物音が!  どうやら奴が中にいることを察知したぼくは  ばれないように部屋の扉にかけ、そして扉の隙間から部屋の中を狙って発射した  同時に中でまたまた物音がした・・・。
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