第1話
再びワッキー

 あの夏以来ぼくの鼻はマヒしている気がする。  そしてワッキーも健在だ!  イラク戦争は終結したが、ワッキーとの戦争も2年目に突入した。  敵は時間をかけてより強大なものになっていた。  ぼくは平和な気分に任せて準備を怠っていた頃、  あの夏以降ヤツはチャンスを狙っていたのだ。  ぼくは何も気づかないまま静かに、そして恐ろしく  ワッキーの計画は進行していたのだ。  そして気づいた時にはもう遅かった。  いつのまにか、台所がペットボトルで埋め尽くされているではないか!  皆さんはどこかで聞いたことのある話だとお思いだろう、  そう、おっさんとの戦いで登場してきたこの戦術はワッキーへと  引き継がれていたのだ!  ワッキーはこの技を巧みに使い、ここまでのペットボトルを蓄積したのだ。  しかも人の部屋の目の前に(怒)  そしてぼくは再び争いが勃発する予感がしたのだ・・・。
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