第6話
たまらない毎日
そして朝がきた。
また今日も同じことの繰り返しだ!
朝から夜までうるさい!
毎日毎日毎日・・・・。
ふぅー。
しかし、このままやられているわけには行かない。
おっさんに攻め入ることにした。
おっさんの牙城は固くニコニコ笑顔が攻め入る隙を与えない。
だが怯むことなくぼくは攻めた(つもり)!
おっさんに苦情を申し出た。
おっさんは分かったと言って換気扇を常に強で使用していたものを、
たまに弱(ほとんど強)で使用してくれた。
おっさんのやさしい好意にぼくは感動して胃が痛くなった。
ただしうるさいテレビ音などについては変化なし、
おっさんが動くたびにバタバタする音などはより一層激しさを増してきた。
しかもそれに輪をかけて音が大きくなった。
どこで購入したのか健康スリッパを手に入れたようだ。
このスリッパは安物らしく硬い!
歩くたびにパンパンと部屋中に響きわたる貫けるような音が出る。
床がフローリングの場所などでは極めてうるさい。
たまたま、台所がフローリングだった。
朝から・・・
こいつは厄介なものを手に入れたなー
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