第5話
深夜の開戦

 ぼくがお風呂から上がってしばらく経つと、また台所で戦争が始まった。  どうやら食事の時間は終了し、片付けに取り掛かっている模様だ!  そしてぼくはふと時計を見た。  現在の時間は23:45まだ日は変わっていない。  ぼくもそろそろ寝る準備をする時間だ!  歯も磨いたし、寝ようと思って布団に入った・・・。  どうもうるさい。  寝られない。  とりあえず、まず気になったのが換気扇の音だ。  換気扇がボロイせいか、ぼくの部屋の隣でジェット機のような音をたてて回っている。  しかも全速力で。。  ワッキーとの戦いの時も常に換気扇は回っているのだが、ここまで全開ではないので  耐えられる程度にうるさいぐらいだ。  しかし、このときは我慢出来なかった。  たまらず、ぼくは換気扇を止めた!  そして再び布団に戻って寝ようとしたが、今度はおっさん部屋のテレビの音がうるさい。  どうしようもないので、じっと我慢した。  そうすると、静かになったおっさんがお風呂に行ったのだ。  この隙に寝よう!  そしてぼくは眠りについた。  何分も寝ただろうか?  ぼくは不意に起こされた、おっさんの音によって。  がやがやとテレビの音が聞こえてくる。  その音よりも一際大きな音が聞こえる。  パソコンの起動音だ!  ぼくは生まれて初めてこんなにも大きい起動音を聞いた。  そして音が鳴り止まないまま、ぼくは疲れて眠りに入った。
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