イタリアワインの主なブドウ |
イタリアのワイン生産量は世界1位です.ブドウ品種は300種類といわれています(赤200種、白100種)。ワインの格付けは、上からDOCG(統制保証原産地呼称ワイン:14銘柄)、DOC(統制原産地呼称ワイン:270銘柄)、IGTとVdT(テーブルワインと、その上級の地理的上級ワイン120銘柄)となっています。しかしながら、イタリアワインもグローバル化(といっていかわかりませんが、IGTクラスでイタリア産以外の品種をセパージュして、シンデラとスーパーと呼ばれるワインが生まれています。 |
赤ワイン用 |
ネッビオーロ |
北部イタリアのピエモンテに限られる品種で、バローロとバルバレスコに使われる。濃厚で芳醇だがタンニンが強烈.性格を緩和する為に、フレンチオーク樽を使用するなどの工夫が試みられている。シラーが匹敵。 |
バルベーラ・ドルチェット |
バルバーラはピエモンテのワインに多く使われ、早熟でプラムの香りを持つ.同様にドルチェットは、紫色で果実味が豊富な早熟の品種。 |
サンジョヴェーゼとブルネッロ |
イタリアで広く栽培されている品種だが、中心はトスカーナ州.このブドウからは、色々なスタイルのワインを作ることが出来る.キャンティー地区のワインがそれを物語っている.この地区では、赤のカナイオーロ種、白のマルヴァジーア種とトレッビアーノ種の栽培している.ブルネッロはサンジョヴェーゼの一系統で、フルーティでありながら複雑味を持っている. |
コルヴィナ |
ヴェネト州で作られる早熟タイプの品種.ガメ種(ボジョレイ)に似た扱い. |
白ワイン用 |
コルテーゼ |
北部イタリアのピエモンテで作られる品種.イタリアのシャブリ. |
ガルガネーガ |
ヴェネト州ソアーヴェ地区で栽培される品種.早熟で、フルーティが売り. |
モスカート(マスカット) |
マスカットは200種以上の品種を持がある.肝腎なのはマスカットはそもそも生食用という点.ワインに用いられるのは小粒で、なるべく味わいの無い品種を用いる点である.そうでないと甘口になってしまうし経費がかかることになる.ぶどうとしての集荷ならともかく、ワイン用としては採算が合わなくなる. |
シャンパン用 |
モスカート他 |
発泡酒はスプマンテと呼ぶ.上記を参考.アスティのスプマンテはもスカートが主体. |