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モンターニュ・ド・ランス Montagne de Reim(ランス山) |
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北のランスと南のエペルネの町を結ぶ半円を描くように東・南向きの丘陵に広がる地域.白亜の石灰質土壌は地表からかなり深いところにあり、ピノ・ノワールの栽培が多い.シャンパーニュのブドウの約8割を栽培している.9か村のグラン・クリュがあり、優れた赤の“コトー・シャンプノワ”も生産されている.
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ヴァレ・ド・ラ・マルヌVallée de la Marne(マルヌ渓谷) |
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シャンパーニュ地方の中央を東西に横切るように流れるマルヌ川に沿って広がる地域.畑の向きも様々で、粘土質を含む多様な地質が入り組んでいる.川沿で霜の影響を受けるため、春の遅霜被害を避けるよう芽吹きが遅く丈夫なピノ・ムニエが多く植えられているが、2か村あるグラン・クリュでは、ほぼピ・ノワールが栽培されている.
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コート・デ・ブランCôte des Blancs(白い丘) |
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エペルネからさらに南にまっすぐ続く東向きの栽培地域.シャンパーニュ地方の中でも特に優れた石灰質土壌で、地表すぐ近くに石灰質が広がり、白亜の大地が露出しているような場所もある.石灰質は保水性も高く、良質のミネラル分を豊富に含むことから、一定した水分を必要とし、ミネラル分によって複雑な味わいを生み出すシャルドネの栽培がほとんど.6か村のグラン・クリュがあり、素晴らしい“ブラン・ド・ブラン”がここから生まれる. |
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コート・デ・バールCôte des Bar |
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シャンパーニュ地方の南東におだやかに広がる地域、すぐ南にはシャブリ地区がある.やや石灰分が少なく、石灰岩と泥灰土の層が交互に重なった土壌で、この土壌を好むピノ・ノワールの栽培が多い.村の名前がついたロゼワイン“ロゼ・デ・リセ”の産地でもある. |