高知 〜 徳島

走行ルート
R20→R56→R441→R381→R439→R48→R383→R440→
R33→R11→徳島自動車道→R11→R28
走行距離
455km


時が止まったような四万十川

朝6:00起床。脱力感の中コーヒーを入れ身体に
スイッチを入れる。足摺岬は近いが日程的に断念
する。今日は晴れそうだ。四万十とカルストは想像
通の姿を見せてくれるだろう。8:00スタート。GW
だが今日は平日だ。中村市街は渋滞気味だ。四万
十を並走するR441を走行する。江川崎へ向かう。
朝の空気は引き締まって気持ちがいい。四万十が
その姿を現し始めた。四万十の深緑の碧が印象的
だ。R441はタイトな道だ。ブラインドも多い。道脇

風が無くやる気のない鯉のぼり
の若葉と四万十を満喫しつつワインディングを楽し
む。時折沈下橋が現れる。いかにも四万十!そう
そう、四万十といえば十和村の鯉のぼり!これを
見ようとR381へ入る。本当に泳いでいるのかなぁ
と、走っていると見えた!いっぱいだ!が、近づくと
風が無風のためみんなダランと垂れているだけ
だ。シシャモのようだ・・・。四万十の写真を撮ろうと

四万十の自然。巨大ミミズ!
河原に降りてバイクに戻ってくるとなんと、巨大ミミズ
が!人の足の大きさはある。日が出てきたので弱っ
ているようだ。水は無いので草むらに移動させてや
った。大丈夫か?そしていよいよ四国カルストを目指
す。四万十に別れを告げR439にシフトした。マップ
ルには「気合が必要」と。その意味はすぐにわかっ
た。車とすれ違うのも嫌な幅で、落石、砂も多く、
ブラインドも多い。格闘ロードだ。こんな調子の道が
延々と続く。道端に一瞬四国カルストと出た。どうや

四国カルスト!のっぺらぼうではありません!
いつものモザイクです。
向かってはいるようだ。R48というルートを探しな
がら走る。やっとカルストの入り口を発見。立ち止
まって何気に上を見上げると遥か天空に山頂が見
える。山頂は木々は無く白いものが点々と見える。
R48はヘアピンの連続で一気に高度を上げて行く。
山頂は近づいてこない。振りかえればとんでもない
高さだ。やっと着いたPAから見たカルストの入口は

立ちゴケと引き換えに撮った写真。
天空の別世界。
まさに天空の別世界。人知れずこんな光景があるな
んて。この光景を撮ろうとバイクを駐輪して降りた。
カメラを用意しているとなんと、バイクが動き出した!
前に急傾斜している場所だった。慌てて飛びつくが
ミラーにかけたメットのせいでハンドルを握れずに
立ちゴケ!運悪くバイクと有刺鉄線に挟まれた!!
カウル破損しつつ、なんとか復活。それにしても壮大
な光景だった。ハプニングを乗り越えカルストを去
る。四国の目標を達成し、後は帰りに徹する。R440からR33へ。今までの悪路を払拭するような
良好なロードだ。路面温度も上がりグリップ感も申し分無い。昼飯時だがコーナーに誘われ松山まで
一気に走ってしまう。市街で何気に地図を見て唖然。「松山って広島じゃない・・・。」これは予定より
遠すぎる。朝からの悪路連続走行で疲労が溜まっていた。高速の誘惑に誘われ徳島自動車道へ。
この高速は基本的に1車線だ。徳島に近づくにしたがって空模様が怪しい。明らかに進行方向が黒い。
雨のカーテンが見える。徳島の寸前で雨に捕まった。どうも最近のテントで熟睡できていないので
疲れがピークに。鳴門まで進み。駅の隣のビジネスホテルに。鳴門駅は路線の初めらしい。レールの
最果て(スタートだけど)を初めて見た。明日はGW本番。登り方面だから渋滞はそうでもないか?
後半の紀伊半島ツーリングのため明日には名古屋に戻らなくては。
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