
時が止まったような四万十川
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朝6:00起床。脱力感の中コーヒーを入れ身体に
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スイッチを入れる。足摺岬は近いが日程的に断念
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する。今日は晴れそうだ。四万十とカルストは想像
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通の姿を見せてくれるだろう。8:00スタート。GW
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だが今日は平日だ。中村市街は渋滞気味だ。四万
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十を並走するR441を走行する。江川崎へ向かう。
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朝の空気は引き締まって気持ちがいい。四万十が
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その姿を現し始めた。四万十の深緑の碧が印象的
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だ。R441はタイトな道だ。ブラインドも多い。道脇
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風が無くやる気のない鯉のぼり
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の若葉と四万十を満喫しつつワインディングを楽し
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む。時折沈下橋が現れる。いかにも四万十!そう
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そう、四万十といえば十和村の鯉のぼり!これを
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見ようとR381へ入る。本当に泳いでいるのかなぁ
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と、走っていると見えた!いっぱいだ!が、近づくと
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風が無風のためみんなダランと垂れているだけ
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だ。シシャモのようだ・・・。四万十の写真を撮ろうと
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四万十の自然。巨大ミミズ!
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河原に降りてバイクに戻ってくるとなんと、巨大ミミズ
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が!人の足の大きさはある。日が出てきたので弱っ
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ているようだ。水は無いので草むらに移動させてや
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った。大丈夫か?そしていよいよ四国カルストを目指
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す。四万十に別れを告げR439にシフトした。マップ
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ルには「気合が必要」と。その意味はすぐにわかっ
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た。車とすれ違うのも嫌な幅で、落石、砂も多く、
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ブラインドも多い。格闘ロードだ。こんな調子の道が
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延々と続く。道端に一瞬四国カルストと出た。どうや
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四国カルスト!のっぺらぼうではありません!
いつものモザイクです。
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向かってはいるようだ。R48というルートを探しな
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がら走る。やっとカルストの入り口を発見。立ち止
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まって何気に上を見上げると遥か天空に山頂が見
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える。山頂は木々は無く白いものが点々と見える。
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R48はヘアピンの連続で一気に高度を上げて行く。
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山頂は近づいてこない。振りかえればとんでもない
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高さだ。やっと着いたPAから見たカルストの入口は
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立ちゴケと引き換えに撮った写真。
天空の別世界。
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まさに天空の別世界。人知れずこんな光景があるな
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んて。この光景を撮ろうとバイクを駐輪して降りた。
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カメラを用意しているとなんと、バイクが動き出した!
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前に急傾斜している場所だった。慌てて飛びつくが
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ミラーにかけたメットのせいでハンドルを握れずに
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立ちゴケ!運悪くバイクと有刺鉄線に挟まれた!!
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カウル破損しつつ、なんとか復活。それにしても壮大
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な光景だった。ハプニングを乗り越えカルストを去
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る。四国の目標を達成し、後は帰りに徹する。R440からR33へ。今までの悪路を払拭するような
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良好なロードだ。路面温度も上がりグリップ感も申し分無い。昼飯時だがコーナーに誘われ松山まで
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一気に走ってしまう。市街で何気に地図を見て唖然。「松山って広島じゃない・・・。」これは予定より
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遠すぎる。朝からの悪路連続走行で疲労が溜まっていた。高速の誘惑に誘われ徳島自動車道へ。
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この高速は基本的に1車線だ。徳島に近づくにしたがって空模様が怪しい。明らかに進行方向が黒い。
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雨のカーテンが見える。徳島の寸前で雨に捕まった。どうも最近のテントで熟睡できていないので
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疲れがピークに。鳴門まで進み。駅の隣のビジネスホテルに。鳴門駅は路線の初めらしい。レールの
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最果て(スタートだけど)を初めて見た。明日はGW本番。登り方面だから渋滞はそうでもないか?
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後半の紀伊半島ツーリングのため明日には名古屋に戻らなくては。
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