心霊スポット訪問の手引き


このHPを見てる人で、心霊スポットに行ってみたい、

または行ってきたという人が結構いるかな、なんて思うのですが、どう?

 

心霊スポット訪問の第一は、昼にせよ夜にせよ、

その場所をしっかり把握することが基本です。

そんなのは当たり前?でも基本は重要です。

自分も、かつて八王子城址へ行こうとして陣場高原まで行っちゃった事があるし。

 

道がどうのという話だけじゃなく、実際に現地について

「この辺なんだけどなあ」

なんて事はよくあります。場所がどこぞの十字路だったり、何かの碑だったりすると、

実際現地にいくと分かりづらかったり、

対象が予想外に小さかったりなんて事もよくあるし。

 

それだけじゃなく、参考にしている本が実は間違ってたりとか。

小坪トンネルってご存知ですか。知ってる?あ、そうですか。

トンネルの上に火葬場.があるトコ?

ほら、そこが間違い。

正確には、問題のトンネルの名前は「名越トンネル」と言います。

「小坪トンネル群の名越トンネル」です。

「小坪トンネル群の小坪トンネル」というのもあるので注意。

たいてい(オカルト特番でも)間違ってこっちに来てたりします。

しかも自称霊能者が「見えます」だって。なんだかなぁ。

ちなみに、個人的にはこのトンネルには幽霊は出ないとおもってます。

だって墓地って祖霊の冥福を祈る為にある場所でしょ?

どうしてその場所に霊が出るのか。

墓地→死者=霊ってのは、安易じゃないの?

ま、その辺の話はいずれ。

 

あと、夜行くなら懐中電灯ぐらいは持つように。

現地にいる別の人に「貸して」とか「一緒に行きましょう」なんてのはやめてくれ。

 

さらに、夏場なんかは夜に心霊スポットに行くと、

予想外な人の多さにびっくりしたりすることがあります。

また八王子城址の話で恐縮なんですけど、

昔、夏場に八王子城址へ行ったら、夜なのに

20人ばかし人がいて(最終的にもっと増えた)相当あせった事があります。

なりゆきで、「懐中電灯忘れたんで・・・。」というグループと一緒に行動する事になったし。

10人近い人数でぞろぞろ歩いて、笑いあり感動ありの

(みんなで相模原の夜景をみて「きれいだねェ」なんて言ってた)

いい旅夢気分だよ、ほんと。何しに行ったんだっけ?

あれはあれで、楽しかったけどねぇ。

 

あと夜に行く場合、一番注意してほしいのは自身の安全ですね。

事故とかだけじゃなく、治安の事とか。

心霊スポットの中には、起因として事件や事故が関っているパターンが多いです。

他人事じゃない、って事です。

特に変な事件にまきこまれないようにね。

げに恐ろしきは人間なり、ってね。安全第一。

 

とりあえず、こんなトコかなぁ。

あと、余談だけど冬場の夜間に心霊スポットに行く場合は、

道すがら自販機やコンビニの場所とか把握しといた方がいいかも。

だって、寒いでしょ。

 

あと、夜行く場合はなるべく複数人でね。

 

WARNING!!

上記で夜間、夜間と連呼していますが、別に

「夜に行け!!」

と言っている訳ではなく、可能なら、いや、むしろ昼間に言ってください。

安全面での問題もさることながら、迷惑に感じている方も

大勢いらっしゃいます。

夜中に表で誰かが騒いでて、

「何だよ、うるさいな」

と思った事、ありません?

さらに補足するなら、かつて川崎のある霊園の慰霊碑に子供の幽霊が出ると

評判になったスポットが、かつて存在していました。

渋谷のタケシ君の元ネタになっている話ですが、多くは触れません。

この慰霊碑自体は、両親と墓参りに来ていた子供が霊園の池に落ちて

溺死してしまったことに由来して立てられた物なのですが、

なぜ「かつて存在していました」なのか。

これに関しては僕が説明するよりもある本から引用したいと思います。

 

「東京怪談ディテクション」広阪朋信/希林館 より抜粋

・・・・・・これらのことから察するに、肝試しにきて、バカ騒ぎをする阿呆どもが

いたに違いない。あげくのはては墓石への乱暴狼藉、許すまじき所業である。

そんなことが続くうちに「あんな目立つ像があるから変な噂が出る」

という声があがり、やがてはご両親も我が子の大事な思い出を

傷つけられるよりは・・・、と泣く泣く像を撤去したのだろう。

どんなに無念だったか。

サトシ君は2度、殺されたのだ。1度目は霊園を管理する当局のずさんな

安全管理によって、2度目は人の死を悲しむ心を踏みにじる

クズどもによって。

 

「心霊スポットに言って見たい」という方。

行くな、とは言いません。

けど、そこは観光地ではないという事をよく考えて下さい。

 

 

ま、こんな感じで、どう?

何か気づけば、また次回にでも。


BACK  HOME