少子・高齢化時代を迎え、独居高齢者の増加をはじめ、人々が生活していく上で様々な問題が生じてきています。
とりわけ、地域コミュニティのサステナビリティが低下し、高齢者が自立して日常生活を行うことが難しくなってきていることがあげられます。また、地域社会とのコミュニケーション不足も問題となっています。
その一方で団塊の世代の大量退職時代を迎え、これまでに蓄積した知識や技能を使って社会的な貢献をしたいと考える、健康で自立した人が増えてきています。
しかし、この様な人材を活用するための様々な情報の発信が少なく、こうした情報を交換しあえるための推進役がいま求められています。
また、近年『協働のまちづくり』の視点から、行政と市民とのパートナーシップが必要であると考えられ、市民の目線からのまちづくりに対する提案も行われ始めています。市民が提案型協働事業の主体者になってまちづくりに対する手法を考えることは、これからの少子高齢社会を考えたまちづくりにとっては地域力を高めることにもつながる重要なことであると考えています。
この様な観点から、私たちは、みなさんに、団塊の世代をはじめとする地域資源の活用やその方法の提示、情報提供などの事業を行い、高齢者が自立した社会生活を持続できるような地域コミュニティの実現に寄与したいと考えています。この目的を実現していくためには、社会的信頼を得て事業を継続していくことが大切であると考え、ＮＰＯ法人『コミュニティ・ルネッサンス研究所』を設立しました。 |
|
